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山登りと旅行の雑記帳です。

五葉山登山(大沢登山口コース)

2016年03月21日 | 岩手県の山
岩手にいる間に一度は登っておくべき山!と職場の方にお勧めされた山。

五葉山は大船渡市と釜石市にまたがってそびえる、標高1,351mの三陸沿岸最高峰の山。
山頂からは絶景が広がり三陸海岸が広く見渡せるらしい。

ちょうど陸前高田に来たし、このまま帰るのはもったいないと思い五葉山にも登ってきました。

前日は大船渡市赤崎にあるフレアイランド尾崎岬のキャンプ場泊。
このキャンプ場は、目の前に大船渡湾が広がるなかなかのロケーション。




木が生えているため絶景とまではいかないけど芝生のサイトは快適だった。

五葉山はシーズンであれば赤坂峠という標高700mまで車で入ることができるが、この時期は冬季通行止めにより途中までしか入れない。

そのため、今回は大沢登山口から入山。


登山口6時到着。
準備をして出発。
天気はこれでもかというくらいの快晴。

登り始めは巨大な太陽光パネルが設置されている脇を登っていく。


やがて樹林帯に入り


大沢小屋。


こんなところに小屋が!?と思ってしまうけど、中にはストーブも設置されていて快適。
ここに泊まる人っているのかなぁ。

大沢小屋を過ぎてまずは畳石まで1.7km。


この鳥居から登りが始まる。


ぐんぐん登っていくと、段々と雪が出てきた。


朝早いことと昨日の冷え込みから雪は締まってて快適。
この前の虎毛山の方がぐずぐずだったくらいだ。

あと200m。


登山口から休むことなく1時間ほどで畳石到着。


ベンチなどが設置されていて休憩できる。
なんだかんだ結構寒いのでそのまま進む。

ここから先は緩やかな雪上の登りとなるが、ここも雪が締まっていて登りやすい。

6合目付近だったかな?


あと1.4km。

9合目通過。


ようやく小屋が見えてきた。


しゃくなげ荘に到着。


眼下に三陸の海を望めるしゃくなげ荘はまさに絶景!




これほどの絶景がこの歩行時間2時間程度で得られるとはえらくコストパフォーマンスの高い山だ。

小屋の鐘を鳴らして一人この景色に乾杯。
この上ない贅沢を満喫だ。

しかし、五葉山の絶景はこんなものでは終わらなかった…

小屋を後にして五葉神社へ向かって登る。
五葉神社到着。


こんな天気にしていただきありがとうございます。

ここから山頂までは10分ほど。


そしてそして…

山頂到着!


驚愕の絶景!!




なんと遠く早池峰山から岩手山、それに焼石連峰までが望めるという絶景中の絶景。

もう言うことない、間違いない絶景。天気も快晴で空気も澄み渡っているものだからどこまでも見える。

東には三陸の海。

西には早池峰山から焼石連峰。

そして山頂には自分一人。

至福の瞬間。

かつてこれほどの絶景があっただろうか。

先日登った神室山からの景色も絶景だった。
ただ、この五葉山から見る景色は何か解放感のレベルが違う気がする。
海が見えるからかなぁ。
とにかく心が解放される感じ。
いや~、すばらしい!!

岩手山と焼石連峰をズーム。




すごい。。

せっかくなので少し先にある日ノ出岩まで足を伸ばす。


日ノ出岩まで来ると釜石方面の海も見渡すことができる。


これは山頂。


本当にすごい景色だ。

これで200名山にすら入っていないとは摩訶不思議。
北上山地と言えば百名山ハンターからすれば早池峰山くらいしか登らないだろうけど、ぜひこの五葉山にも足を運んでほしい。
夏にかけては高山植物も咲き乱れるみたいなので、関東から来るだけの価値がある山だと思う。

山頂からの景色を大満喫しルンルン気分で下山。

小屋に向かう道も絶景を見下ろしながらの下山。


この小屋、泊まったらすごい星空が見えるだろうな。
一泊したかった。

樹林帯に入った後は下山パワー全開で一気に登山口へ。


しゃくなげ荘から登山口まで1時間で下山してしまった。

このあとは登山口近くにある五葉温泉で汗を流して帰りました。


五葉山恐るべし。