人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

みちのく潮風トレイルラン(八戸市~階上町区間)

2016年03月12日 | みちのく潮風トレイルラン
最後の区間である陸前高田市区間を走る前に、前から気になっていた青森県の八戸市~階上町区間に行ってきました。
というのも、この区間も普代村~野田村区間と同様に踏破認定制度があって、参加賞ではピンバッジがもらえるらしい。
しかもすでに走った洋野町~久慈市区間でも同様のイベントが実施されていた。

せっかくならこのイベントに便乗しつつ、みちのく潮風トレイルのスタート地点も踏んでおこうと思い立ち、八戸まで行ってきました。

まずはゴール地点の角の浜駅に車を置いて八戸線に乗車。


スタート地点の最寄駅、鮫駅で下車。


みちのく潮風トレイルのスタート地点は蕪島で鮫駅からは1kmほど。
しばらく走ると蕪島が見えてきた。


この蕪島、ウミネコの繁殖地ということで、遠目からでもものすごい数のウミネコ。

蕪島神社の仮設社務所に到着。


ここは昨年火事で全焼してしまい、現在は仮設社務所で事務などを行っている。
みちのく潮風トレイルのスタンプシートをゲットしいよいよ北のスタート地点からスタートです。

その前に蕪島を見学。


す、すごすぎる。

ウミネコのう○こに当たらないか心配。

だけどう○こに当たれば運もつくかも!?なんてしょうもないことを考えつつ蕪島神社に行こうと思ったら、まだ開店していないということで外から撮影。


すぐ目の前の海辺からは八戸市街や遠く八甲田連峰も見渡せる。


素晴らしいスタート地点だ。

スタート地点には、トレイルヘッド&エンドの標識が設置されており、まさにここからスタート。


まずは葦毛崎展望台を目指す。
海沿いのルートは爽快。


葦毛崎展望台到着。


絶景。


これから向かう大須賀海岸も見渡せる。


葦毛崎展望台の駐車場にあるホロンバイルで休憩。


ここはスタンプ設置ポイントになっているのでスタンプゲット。

せっかくなので名物?と言われているバナナソフトを購入。


すっごくおいしいんだけど、この寒い中ソフトクリームを食べるのはなかなか辛い。

ここからは遊歩道を走り、大須賀海岸へ。


ここは1km以上も海岸が続くステキな海岸トレイル。
砂浜を踏みしめながら長い海岸を走る。


誰もいない海岸を走るのは気持ちいい。


走ってきた海岸を振り返ると遠くに葦毛崎展望台。


この先白浜漁港を通過し、


ボルダーのできそうな巨大な岩を見つつ、


淀の松原へと入っていく。


松林のトレイルを抜けると種差天然芝生地。


ここはキャンプ場になっていて、今日の宿泊予定地でもある。


キャンプ場の高台からは遮るものがなく太平洋を見下ろすことができる素晴らしい眺望。
今日の夜が楽しみだ。

キャンプ場の目の前が種差海岸インフォメーションセンター。


最近建てられたばかりで、ものすごくきれい。


中のBGMも良くてゆったり過ごせる。


そして目の前は種差海岸という絶好のロケーション。


中でスタンプを済ませ、受付のお姉さんに見せると、ピンバッチと踏破証明書を発行してくれた。
これとは別に、みちのく潮風トレイルオリジナルバンダナまでもらうことができた。
参加費無料なのになかなか気前のいいイベントだ。

再び種差海岸の中を通り抜けて高岩展望台へ向かう。


今日の行程ではいたるところで設置途中の看板を見かけた。


これから先福島までこんな感じで看板を設置できるといいね。

高岩展望台手前のボルダー。


チョークが付いているから登っている人がいるらしい。
うすかぶりのルートはV7くらいのグレードか!?

このボルダーのすぐ先が高岩展望台。


ここから先は県道1号線を南下し階上町へ。
大久喜駅を過ぎ


大久喜漁港を通過して


階上町へと入る。


階上町区間の最初のスタンプポイント、坂下商店に到着。


ここは釣り具などを売っている小さな商店。
この時期に歩いている人は珍しいべな~、といった世間話をしながら少し休憩。
目の前の海岸では地元の人たちがたくさん海藻を取っている最中だった。


三陸津波記念碑、


階上町のメインストリートを通過し、


階上駅到着。


ここから階上岳まで約14.1km、長い登りが始まります。


といっても標高740mなので富士登山競争に比べたら1/5、がんばっていきましょう!

まずは登山口にあるフォレストピア階上を目指す。
国道45号線を横断しロードを走る。
階上岳まであと11km。


これはたぶん道路で行く場合なのでもう少し短いはず。

階上駅からロードを走ること9km、次のスタンプポイント、フォレストピア階上に到着。


あまりにお腹が空いてしまったのでここで昼食。

階上町は、階上早生(わせ)そばが有名ということなのざるそば大盛りを注文。


う、うまい。確かにこれはうまいぞ。
久しぶりにうまいそばを食べた気がする。

お腹一杯になって階上岳へ向かって出発。

登山口はフォレストピア階上からすぐ。


ここには三陸復興国立公園指定記念俳句大会の入選俳句が掲載されていた。


「燃えいずる炎のごとし躑躅かな」

あまりのレベルの高さに絶句。
というより下の二文字、なんて読むの??
(あとで検索したらつつじだった。)
この中学生は間違いなく将来を背負って立つ人間になるでしょう。

登り始めるとすぐに分岐が出てくる。

緑ルート、赤ルート、その他とそれぞれあるんだけど、トレイルマップにはそこまで案内が出ていないので、一番道幅が広い赤ルートを選択。

途中から雪道となるが、程良く雪がしまっていて苦労することなく登っていける。


下を向いて歩いていたら突然巨大な物体が目の前に高速で現れ仰天。
何かと思ったらカモシカだった。


本気で腰が抜けるかと思った。

ようやく傾斜が緩やかになってきたと思ったらひょっこり山頂に到着した。


誰もいない山頂は八戸市街から太平洋まで見渡せる大展望。




むむむ、これは素晴らしい景色。

おそらく階上岳にはもう来る機会はないので、この景色を目に焼き付けておこう。

とはいえ、標高740mでも北東北の山はかなり寒い。
5分ほど景色を堪能しすぐに下山開始。

開けた駐車場のある大開平を過ぎると、牧場となる。


階上岳放牧場の中を突っ切り、海に向かって一気に駆け下りる。




看板が設置されている分岐からトレイルに入り、灯明堂跡を通過。


ここからすぐに寺下観音に着いた。


寺下観音の目の前がスタンプポイントの観音茶屋東門。


ここは閉店時間が16時ということで着いたのもちょうど16時。
のれんを外している最中でぎりぎり間に合ってよかった。

ここから最後のスタンプポイント野村商店まではロードを残すのみ。

日本昔ばなしに出てくるようなかやぶき屋根の家を通過。


ちなみに、この家は現在も住人がいるみたい。
目の前の田んぼも牧歌的。


国道45号線を再び横断して、


小舟渡漁港へ。


この漁港の目の前に野村商店がある。


最後のスタンプをゲットして、参加賞のピンバッジと踏破認定証を受け取る。

店主かなぁ?恐らく90歳近い方でとても愛嬌のある方だった。

野村商店を後にして最後の絶景ポイント小舟渡海岸へ。


この海岸のすぐ裏手には小舟渡小学校があってものすごい解放感。
こんな小学校で幼少期を過ごしたい。

ちなみにここは青森県の最東南端の地なんだとか。


しばし絶景を堪能しつつ、ゴールの角の浜駅へ。


ようやくゴールの角の浜駅到着。


約48kmの道のりでした。

青森県の区間は海岸あり階上岳の登頂ありとなかなかハードなコースだけど、その代わり素晴らしい絶景を堪能できる絶景ルートです。

そしてこの後はいよいよ種差海岸キャンプ場へ。
ここは事前に予約すれば冬期間も宿泊することができる。
受付は種差海岸にある柳澤商店。

写真では撮れないけど、満点の星空と眼前の太平洋から登る朝陽を満喫できるこれまでのキャンプ場の中でもファーストクラスのキャンプ場でした。


そんなこんなで、帰りは11月に走った洋野町区間と久慈市区間のスタンプももらって、スタンプラリーはコンプリート。

4つのピンバッチと、八戸市から久慈市までの区間踏破でワッペンもいただき大満足のみちのく潮風トレイルでした。