人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

馬場島~剱岳~五色ケ原~黒部ダム(3日目)

2015年07月27日 | 北アルプス
今日は下山日。
朝起きると快晴。
朝焼けの山々が美しい。




朝ごはんを食べて6時出発。
さらば五色ケ原。


キャンプ場を出てすぐの光景。




チングルマの群落と薬師岳。


高山植物と山のコントラストが素晴らしい!

振り返ると五色ケ原山荘。


いや~いいところだったな。

このキャンプ場はまた来てもいいな。

五色ケ原の草原を過ぎるとあとはひたすら下り。

眼下に黒部湖が見えるけど、まだまだ先は長い。


ひたすら下りようやく平の小屋に到着。


ここから黒部ダムまでが長い。
残っていたビールを飲んでエネルギー補給。
ラストスパートをかけるぞ。

平の小屋のすぐ下には平ノ渡という向かいの登山道へピストン輸送する船がある。


これは関電がダムを作ったために登山道が水没して渡れなくなったことからその代償に用意したもの。
もちろん無料で乗れる。

5年前に上ノ廊下に沢登りに来た時に使ったけど、懐かしいなぁ。

黒部ダムまで湖沿いの道をひたすら歩く。
こんなのハシゴもあった。


ようやくロッジくろよんが見えてきた。


ロッジくろよん到着。


あと少し。


15分ほどで黒部ダム到着。




ゴ~ル。


長かったぁ。

お腹が空いたのでレストハウスにてさっそく名物の黒部ダムカレーを食べる。


カレーもこだわりの味でうまい!
やっぱり下界の飯は最高だな。

トロリーバスの時間までまだあったので黒部ダム観光。






黒部ダムは3回目だけどこんなにゆっくり見たのは初めて。

久しぶりに黒部の太陽を見たくなってきた。

帰りは大町温泉郷で温泉に入って信濃大町駅→新宿→盛岡と高速バスを乗り継いで帰った。


天気も良くてなかなか良い山行だった。

馬場島~剱岳~五色ケ原~黒部ダム(2日目)

2015年07月26日 | 北アルプス
朝起きるとすばらしい天気!


キャンプ場にも陽が昇る。


剱岳に登る人たちは3時くらいから動き出していたが、こちらは五色ケ原までの行程なので7時出発。

大谷さんは室堂に下山予定なので、雄山を越えて一の越山荘まで付き合っていただけることになった。

キャンプ場の管理所前で待ち合わせ。

ここは富山県警山岳警備隊の派出所になっていて、6時半からの屈強な男たちのラジオ体操を見ることができた。


我々もお世話にならないように気をつけて山に登ります。

剱沢キャンプ場からまずは別山へ。
振り返って剱沢キャンプ場。


別山到着。


別山からの景色はまさに絶景!


360度の大展望。

剱岳


室堂方面


そして鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳


こちらはこれから向かうルート。


う~ん、素晴らしい天気。

別山を過ぎてまずは富士ノ折立。


ここは名前が気になって前から登りたかったところ。
まさに名前の通り富士山を見ることができた。


続いて大汝山。


ここが立山の最高峰。
眼下には黒部ダムが見える。


なかなかいいね。



ここまで来ると人の数がものすごい。
さすが立山。
しかし、本当の人混みはこの先だった。

雄山が近づいてきた。


雄山到着。


ここは人、人、人。

雄山神社とかあって富士山の山頂みたい。
なんか安っぽいなぁ。

雄山の山頂に登るには500円の拝観料を払わないといけないらしい。


拝観料を払えば山頂でお祓いをしてもらえるので興味のある方はどうぞ。


雄山から一ノ越山荘までの下りも人、人、人。




とにかく数珠繋ぎのように人が登ってくる。

子供連れもたくさんいるので気をつけて下りる。

一ノ越山荘到着。


大谷さんとはここでお別れ。


ここまでの道中楽しかったです。
ありがとうございました!

一ノ越山荘から五色ケ原までのコースに入ると一気に人が少なくなる。

ここからは高山植物も撮りながら進む。

クルマユリ


ハクサンフウロ


ミヤマキンバイの群落と雄山


こういう山と高山植物のコントラストの写真が好き。

チングルマ


タカネツメクサ


最後はセイヨウタンポポ


あとで調べて分かったんだけど、このセイヨウタンポポは日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている環境省指定要注意外来生物らしい。

きれいだな~と思って写真を撮ったけど、駆除しておけばよかった。
最近は駆除の効果もあって数は少なくなってきたようだけど、まだこんなところに咲いていたのか。

富山大学の研究所があるピークでひと休み。


ここから仰ぎ見る雄山は雄大。


そしてこれから向かうルートもかなりステキ!


研究所の目の前にある龍王岳に登る。


名前がかなりかっこいい。
そして名前負けしてないこの山容。


この先かなりアップダウンがあってけっこうきつい。
景色もいいけど直射日光がきつい。

鬼岳から獅子岳にかけては雪渓のトラバース。




東北だと登山道にはほとんど雪が残ってないけど、北アルプスは標高が高いのもあってか雪の量がすごい。

獅子岳の頂上で休憩。


越えてきたピーク。


五色ケ原まであと少し。


獅子岳からは400mを一気に下る。


ザラ峠から振り返るとすごい急斜面。


この下り、登るのは絶対嫌だわ。。

ザラ峠に到着。


ここは歴史とロマンの峠と呼ばれていて、戦国武将の佐々成政が家臣を連れて厳冬期の北アルプスをこのザラ峠を越えて横断したそうな。
本当だったら凄すぎだろ!!

ザラ峠からの緩やかな登りを越えると目の前に突然草原が。


ここが五色ケ原で山荘まで木道が続いてる。


木道フェチにはたまらない光景。

コバイケイソウの群落。


まさに天国の道。

五色ケ原山荘到着。




山荘前からの景色も絶景。


受付を済ませてキャンプ場に向かう。
本当にいいところだなぁ。

山荘から10分ほど歩いたところにキャンプ場があった。


このキャンプ場からの景色も絶景かな。
遠く水晶岳、鷲羽岳、薬師岳、そして槍ヶ岳まで丸見え。


素晴らしいキャンプサイト!
ここでオートキャンプしたい。

ツェルトを張って酒を冷やして宴会準備完了。




今日はとっておきのソーセージを残しておいたので、ビールと一緒にカリカリに焼いて食べてやる。

くぅ~、うまい、うますぎる。


ビールは冷たいしソーセージもうますぎる。

まさに1人オクトーバーフェストin五色ケ原。
BGMにはジャズを選んでまさに雲上の楽園。

ワインも飲んじゃう。


周りの楽しそうなパーティーを見ているとなかなか寂しいものがあるが、酒がうまけりゃなんでもいいのだ。

さすがにワインと梅酒を空けたらかなり酔ってしまって、気づかないうちにツェルトに入って寝ていた。

結局ご飯を食べた記憶がないのだが、朝起きたらちゃんとご飯を炊いて食べていたみたい笑

馬場島~剱岳~五色ケ原~黒部ダム(1日目)

2015年07月25日 | 北アルプス
昨年に続いて今年も北アルプスへ。

昨年槍穂連峰を縦走したおっくんと行く予定が体調を崩して欠場。
先週黒戸尾根を3時間で走破したクライマーの大谷さんが急遽来てくれることとなり一緒に行ってきた。

盛岡から新幹線で都内まで出て、新宿から高速バスで富山駅へ。


電鉄富山駅から上市駅まで電車で移動。




上市駅から馬場島まではタクシーで。
上市駅から7800円だった。

ここから剱岳登山が始まります。


剱岳は7年前のGWに八ツ峰に行って以来。
あの時は室堂から入ったので早月尾根から登るのは初めて。

早月尾根は北アルプス三大急登の1つ。
ブナ立尾根、合戦尾根、そして早月尾根。

ちなみに日本三大急登は谷川の西黒尾根、ブナ立尾根、そして黒戸尾根。

なんと大谷さんは4日のインターバルをおいて2つの尾根を制覇するというんだから超人ですな。

登り始めの標高は740m、ここから2999mまで一気に登るぞー!


"試練と憧れ"の文字が心に響く。


最初からいきなりの急登の連続。
さすが北アルプス三大急登。
汗が滝のように流れてパンツもズボンもびしょ濡れ。

途中樹林の間から見える馬場島。


富山平野も見えてきた。


かなり登ってきたがまだ先は長い。

ようやく早月小屋に到着。




あ~しんど。

大谷さんが来るまでしばし休憩。
今日の平地は猛暑ということで、標高2200mの早月小屋もかなりの暑さ。

早月小屋前からの景色。


下界は暑いんだろうな~。

大谷さんと合流し、山頂を目指す。


早月小屋を過ぎると森林限界を越えて景色が開ける。




ただ登っていくにつれて段々とガスが上がってきて、山頂直下では完全にガスの中に入ってしまった。

あと700m!


ちょっとした岩場を越えて


標識が見えてきた。


ようやく山頂到着!


馬場島から約5時間でした。

土曜日だからもっと人でごった返しているのかと思いきや4~5人しかいなくて拍子抜け。
みんな午前中に登っちゃうのかな。

ガスが抜けるかなと思って10分ほど待ってみたけど抜けそうにないので下山することに。
青空はちょっと見えたんだけどなぁ。


今日は剱沢キャンプ場に泊まる予定なので先を急ぐ。

室堂方面からのルートはあの有名なカニのタテバイ(登りルート)とヨコバイ(下りルート)がある。
前に来た時は全部雪に埋まっていたのでどこにあるのかわからなかった。
今回は初めて通過できるのでちょっと楽しみ。

そしてここがカニのヨコバイ。


確かに高度感があって緊張する。


ガスってて下が見えなかったけど晴れてたらけっこう怖いかも。

この後もちょこちょこ鎖場が出てくるけどあとは問題なし。
それよりも前剱、一服剱とアップダウンがあって体力消耗。

これは前剣からの下りだったかな?


けっこう急。
こんなの登りたくない。

途中雷鳥にも遭遇!


全然逃げる様子もなくすごい接写できた。
雷鳥かわいい。

段々とガスも晴れてきて剱沢の全貌が。




いいね~。

そしてようやく剣山荘到着。




剱沢まで行くのが面倒になり山荘に泊まろうかとも一瞬思ったが、素泊まり6500円と聞いて剱沢まで行くことにする。

雪渓の上をトラバースしたりして、




やっとこさ剱沢小屋に到着。
剱沢小屋前からの景色。


絶景のビューポイント。

キャンプ場は小屋から100mほど上がったところなので、ツェルトを張りに小屋泊まりの大谷さんと一旦お別れ。

設営完了。


テン場前からの景色もなかなか良し。

剱沢小屋に戻って大谷さんと合流。
今回の食料。


そして今回の酒。


山ではとにかく酒だろ!
ということでたくさん準備してきた。

この写真、サントリーに送りたい。


最近1人で山に行くことが多かったので、久しぶりに山の話ができて楽しかった。

陽が沈んで寒くなってきたのでキャンプ場に戻って寝てしまった。

槍ヶ岳~奥穂高岳縦走(3日目)

2014年09月08日 | 北アルプス
おはようございます。
今日は最終日、奥穂高岳に登って上高地に下山します。

天気は薄曇りだけど視界良好。
朝焼けがめちゃくちゃキレイ。


準備を整え5時半出発。
奥穂高岳は穂高岳山荘から40分ほど。

山荘裏手のハシゴを登って行くと、


山頂が見えてきた。


ついに奥穂高岳に登頂!


360度の大パノラマ。

剱岳、白馬岳などなど主要な名峰が丸見え。

昨日歩いた槍ヶ岳からの稜線。


ジャンダルムと焼岳。


最後に無事に下山できることを祈って、


吊尾根に沿って前穂高岳へ。


吊尾根からは上高地が丸見え。


紀美子平着。


空身で前穂高岳を往復する。


前穂高岳着。


ここからの景色も大絶景。

12年前に来た時は必死だったので山頂からの景色をほとんど覚えていなかったけど今回はゆっくり堪能できた。

紀美子平からは重太郎新道をひたすら下る。
岳沢パノラマから見える岳沢ヒュッテ。


重太郎新道はかなりの急坂で膝にくる。

2時間ほどで岳沢小屋に到着。


上高地まであと4km!


岳沢小屋からは緩やかな下りを1時間半ほどで登山口着。


最後は遊歩道を歩いて上高地へゴール!
お土産屋さんの前で記念撮影。


最後は上高地温泉ホテルで汗を流してチーズハンバーグカレーを食ってバスで帰った。

今回は事前の天気予報は悪かったものの、結果的には天気に恵まれて素晴らしい山行でした。

次は劒岳かな、また行こう!!

槍ヶ岳~奥穂高岳縦走(2日目)

2014年09月07日 | 北アルプス
夜中雨の音で目が覚める。
昨日テン場に戻ってすぐに雨が降り出し夜半から本格的な雨に。
雨音がうるさくて起きてしまった。
今回テントのフライを忘れるという大失態を犯しそのおかげで寒くて寝れなかった。

朝4時になって飯の準備をする頃には雨も止み、出発の時はガスの中。
雨だったら大キレットは止めようと思ってたけど何とかなりそうなので通常通り出発。


まずは大喰岳。


中岳


そして南岳


まだまだガスの中。
南岳小屋が見えてきた。


南岳小屋で大休止。
ここで休んでいる間に天気が急速に回復してきた。

南岳小屋から北穂高岳までが大キレットと呼ばれる難所。
目指せ北穂高岳!


ますは鞍部に向けて下っていく。


ハシゴとクサリ場の連続、


振り返ると大岩壁。


かっこいい!

北穂高岳に続く稜線がこれまたかっこいい!


細い尾根を歩いて行くと


長谷川ピークに到着。


ここは両方切れ落ちていて高度感満点。


写真だとうまく撮れなかったけどスリリングで楽しかった。

長谷川ピークからの急な下りを通過して


A沢のコルに到着。


ちょっと休憩して急登を登る。


登っていくと通称飛騨泣きと呼ばれる箇所に到着。


ちょっとした垂壁になっているけどクサリとボルトが連打されているので安心して登れる。


この後もたくさんクサリ場が出てくるものの快適に登っていける。


かなりかっこいい!


北穂高小屋までの最後の登り。




ここを登り切ればテラスが待っている。

北穂高小屋到着。


ここのテラスからの景色が絶景!

下には涸沢ヒュッテ、正面には奥穂高岳と前穂高岳が望める最後のロケーション。
よくぞこんなところに小屋を作りました!

とりあえずオレンジーナで一服。


次は涸沢岳目指して出発。

まずは北穂高岳。


目指す穂高岳山荘はガスの中。


大キレットよりも険しくないけどそれなりにクサリ場やアップダウンがある。




最後の急なルンゼの鎖場を越えると


前方に涸沢岳が見えてきた。


涸沢岳到着。


ここまで来ると人がたくさん。

すぐ下には穂高岳山荘。


疲れたので写真を撮ってすぐに下山。

涸沢岳から穂高岳山荘まではほんの一瞬。

穂高岳山荘到着。


念願の穂高岳山荘で記念撮影。


ここはもう山荘というよりホテルですな。
素晴らしいホスピタリティ。

山荘前のテラスから。


絶景です。

受付を済ませテント設営。


テン場からの景色も絶景過ぎて贅沢。

夕陽に照らされる前穂高岳。


素晴らしいの一言。

この後疲労のため飯食って就寝…
お疲れさまでした。

槍ヶ岳~奥穂高岳縦走(1日目)

2014年09月06日 | 北アルプス
夏休み第二弾!
今回は念願の槍穂縦走にかねてから一緒に計画を立ててきたおっくんとともに行ってきました。

コースは上高地から槍ヶ岳山荘で1泊。翌日は大キレットを通過して穂高岳山荘で2泊目。最終日は奥穂高岳から吊尾根→重太郎新道を経由して上高地に下山するというゴールデンコース。

ちなみに槍ヶ岳は学生の時に3回登った。
これはフジテレビのSM○P×SM○Pという某番組で槍ヶ岳の山頂でアルプス一万尺を踊るというしょうもない企画のお手伝いに駆り出されて行ったもの。

あと前穂高岳は大学一年生の時の新歓合宿でケツをピッケルで叩かれながら苦労して登ったという懐かしい山。

ということでこの山域に来たのは10年以上振りなのです。


新宿の京王バスターミナルから上高地への直通バスに乗車、さすがに金曜日夜発のバスターミナルは激混み。

上高地バスターミナルに5時着。


準備を整えいざ出発!


まずは横尾山荘までの長い平坦なトレイル。
横尾山荘に到着。


涸沢に行く人たちとはここでお別れ。

ここからは槍沢沿いに少しずつ高度を上げていく。

途中槍見平から見えた槍の穂先。


写真だとちょっと分かりにくいけどまだまだ遠い。

槍沢ロッジに到着。


槍沢ロッジから少し登ると森林限界を越える。


ここからのダラダラ登りが辛い。

猿とか現れて癒される。


人馴れしてるのかな、近づいても逃げない。

急な登りを超えるとようやく槍ヶ岳の全貌が見えた。


見えてからが長い。。

殺生ヒュッテを通過し、


つづら折りの道をひたすら登って行くと…


槍ヶ岳山荘にようやく到着した。


あ~疲れた。。

とりあえずテン場を確保しちょっと休憩。


バックには槍の穂先が見える最高のロケーション。

今日は天気が良いので、山頂を往復することにした。

空身になってメットをかぶって出発!


ちなみに昔はメットをかぶって登っている人なんて皆無だったのに、ここ最近はメットの装着を推奨している。
事故が多発しているからだろうけど、個人的には良い傾向だと思います。

で、登り始めてちょっと行くと渋滞発生。


順番を待ちつつ少しずつ登って行く。


それにしても単独初心者の多いこと。
槍ヶ岳山荘から山頂まではほんの20分くらいなんだけどやたら時間をかけて登ってる。
足がすくんでて下から見ててもちょっと怖い。
山荘があるから簡単に来れてしまうけどそれだけに事故が多いのも納得。

ということで山頂着!


薄曇りだけど大展望。


槍ヶ岳はやっぱり良き山ですな。

この後はテントに戻って飯を食う。
今日のラインナップ。


山はやっぱり肉ですな。

たくさん食べて眠くなって寝てしまった。

北アルプス縦走(雲ノ平キャンプ場~野口五郎岳~高瀬ダム)

2013年09月23日 | 北アルプス
早いものでもう最終日。
今日はゴール地点の高瀬ダムまでコースタイム11時間の長丁場、気合入れていきます!

行動時間が長いので朝3時半起床5時半出発。
大谷さんは一足早く出発。

キャンプ場を出て最初に出てくるのがスイス庭園。
ここからは見る岩苔小谷の景色が最高!


つい先日見たヨセミテ渓谷を思い出させるなかなかのスケール。

この後は祖父岳に向かって登る。




すぐ下には泊まったキャンプ場が見える。
それにしてもいい天気、こんなに晴れたのは久しぶりだなぁ。

祖父岳に着くとそこにはまさに絶景が待っていた。
どうぞ!


槍ヶ岳から笠ヶ岳etc...
とにかく絶景。遮るものが何もないので全て見渡せた。

名残惜しいけど時間がないので先に進む。
水晶小屋まで稜線を進む。


ふむ、何も言うことなし。

さすが槍ヶ岳、さっきまで見えてたのにもうチラ見えの状態。


自己主張の強い山だ。

岩海乗越からは急な登り。
二人でせっせと登って行く。


水晶小屋に8時到着。
水晶小屋では天空の理容室が絶賛営業中だった。


ここから真砂岳分岐まではけっこう険しい登山道。
4年前の沢登りの時は登山靴を忘れてサンダルで縦走したんだけど、よくこんなところ歩いたなぁと自分なりに回想する。
この縦走路からの景色もなかなかのスケール。




おっくんかっこいい!




真砂岳分岐着。


ここからは野口五郎岳まで緩やかな登り。


左奥の白い山の頂が野口五郎岳。
野口五郎もびっくりの山容だ。

あとちょっと。


山頂到着!


山頂には中高年の三人パーティーがいて歓談。
雲ノ平山荘は小屋はキレイだけど飯がやたらまずいと強調していた。後でレポートお願いします。

野口五郎とお別れして烏帽子小屋を目指す。
ここからはガスってきてちょっと残念な感じ。
野口五郎岳から1時間半ほどでようやく下山口の高瀬ダムが姿を現す。


あちゃー、まだまだ先だなこりゃ…

烏帽子小屋では最後の休息。


おっくんがこの下山のためにとっておいた湖池屋スコーンを食べて体力充電!
一気に高瀬ダムを目指す。

ここからはひたっすら下り。
2,500mから1,300mまでを一気に駆け下りる。
途中単独行の女性1人とすれ違う。
よくこの登りを1人で登るわ、この先下ることはあっても登ることはないだろうな…

下山パワー全開で2時間ちょっとで高瀬ダム到着。


最後は長い吊り橋とこれまた長いトンネルをくぐってゴール。




お疲れさまでした~。

そしてゴールでは先に出発していた大谷さんと合流。
ゴール後の記念撮影ではタクシーの運ちゃんの指が入ってたけどこれが長野式。


この後は大町温泉郷で風呂に入り松本で飯を食って特急あずさで帰りました。

~総括~
それにしてもすばらしい天気に恵まれた3日間だった。
日中は絶景、夜は満点の星空と言うことなし!
おっくんありがとう、またぜひゆる山に行こう!

北アルプス縦走(薬師峠キャンプ場~雲ノ平キャンプ場)

2013年09月22日 | 北アルプス
さすがに昼寝と合わせて11時間も寝てしまったので自然と4時に目覚める。

朝飯に照り玉チーズバーガーを作ろうとしたけど写真写りが悪くて微妙な感じ。


でもけっこううまかった。

この後片付けをして7時に出発。
今日も朝から清々しい天気。


黒部五郎岳との分岐を左に進む。




眼下には黒部峡谷とその先に目指す雲ノ平が見える。


薬師沢小屋までは登山道とステキな木道が交互に出てくる。


それにしても昨日とは打って変わってほとんど人に出会わない。
後ろから人が来る気配もない。
キャンプ場にあれだけ人が居たのにどこに消えたのか??

途中薬師沢の左俣出合いでは大休止。


うきょ~、冷たすぎでしょ!


30秒も足を入れていられないほどの冷たさ。
アイシングにもならんわ!

ここから30分ほどで薬師沢小屋到着。


実はここに来たのは2度目。
前回は4年ほど前のシルバーウィークの時に上ノ廊下を遡行して来たのだった(その時の記録)。
その時は5連休ということもあってか人がわんさか居たのに今日は閑散とした感じ。
人がいないので得した気分🎶

お昼休憩で鳥南蛮そばを食う。


これはたまらん!
今度から長期山行の定番にしよう。
そのあとなぜかおっくんが大量に持ってきたアルファー米も食べる。
昼からフルコースでちょっと休憩しすぎる。

1時間ほど休憩してようやく出発。
小屋前の吊り橋がスリル満点!


小屋前の沢はとてもきれい。


薬師沢小屋からは800mの急登。
急登が始まる前の看板が可愛くて思わず写真を撮る。


急登をひたすら登る。


1時間ほどパワーウォークで飛ばして木道に到達。


そしてついに最後の秘境、雲ノ平に到着しました!
もうここからは言葉は入りません。






2人で景色を堪能しつつゆっくり歩くと雲ノ平山荘が見えてきた。


雲ノ平山荘到着。
そしてこの小屋がまたステキ!
最近改装したばかりらしくてキレイすぎる。


ジャズが流れてて山奥にいることを忘れてしまいそう。
しばし大人の時間。


キャンプ場はここからは歩いて30分ほどのところにあるので受付を済ませて再度出発。


振り返ると小屋が小さく見える。


大草原の小さな家みたい。

キャンプ場の近くまでくると向こうからなんか見たことある人が歩いて来る。
おぉ、なんと大谷さんではないですか!
雲ノ平に来るとは聞いていたけど、まさかこのタイミングで会うとは偶然にも程があるでしょ。

一緒にキャンプ場に行ってテントを張る。


テントを張って休憩しているとまたしても訪問客が。
なんとおっくんの会社の後輩が登場!


なんだなんだ、ここは最後の秘境だぞ!?
こんなに知り合いだらけだと秘境でもなんでもない。。

まぁ、それは置いておいて大谷さんも揃ったことだし宴会開始。
先月の沢登りで知識を得て、今回厚切りベーコンをつまみで用意した。
これがフライパンで軽く焼くと絶妙!


梅酒を飲みつつつまみが進む。
雲ノ平山荘に負けじとこちらもジャズをかけて雰囲気は最高潮。
黒部五郎岳に沈む夕陽がまたステキ。


この後夕飯のカレーを食べて寝る準備。

しかし、今日の最後に最高のご褒美が待っていた。

なんと夜になると雲がなくなり満点の星空。
月が出る前の1時間、天の川が見えるほどの星の輝きに感動!
山の神様ありがとう!

北アルプス縦走(折立~薬師峠キャンプ場)

2013年09月21日 | 北アルプス
アメリカの次は日本の自然を満喫しよう!
ということで、日本最後の秘境と呼ばれているらしい雲ノ平に2泊3日で行ってきました。

初縦走の同級生おっくんとともにゆる山行程で雲ノ平を目指す。

今回の行程は富山県側の折立→太郎平小屋→薬師沢小屋→雲ノ平→水晶小屋→烏帽子小屋→高瀬ダムのルート。

久しぶりに新宿駅から夜行バスに乗車。さすが三連休、満員御礼の乗車率。


狭くて2時間しか眠れないまま富山駅到着。


ここからはタクシーで折立まで移動、16,500円。
本当はバスで行きたかったんだけど、この時期のバスが予約制と知らず気づいた時にはソールドアウト。
でもバスより1時間以上早く着いたのでよしっ、時は金なりなのだ。

折立に着くと三連休ということもありこの混み様。


準備をしていざ出発!


登山口から1時間ほどは緩やかな樹林帯の登り。暑くもなく、寒くもない気候で気持ちいい。


木々の間からは富山平野も見えて気分が高まる。


しばらく行くと樹林帯を抜けて最初の休憩ポイント。


最初からこの景色は贅沢すぎる!
遠くには剣岳の勇姿も。


ここから少し登って振り返ると有峰湖もよく見える。


小さな登山客をペースメーカーに頑張る。




さらに行くと急登が終わり緩やかな木道が続く素敵な登山道に突入。


む~、天国!

緩やかな木道を辿って行くと太郎平小屋に到着。


ここもまた絶景が待っていた。
まさに天空のレストラン。


北は薬師岳、南は黒部五郎岳、東は水晶岳から鷲羽岳と名だたる名峰が丸見え!
記念撮影。


景色を堪能した後は薬師峠キャンプ場へ移動。


太郎平小屋からは20分程度。
テントが見えてきた。


到着するとすでに平らな三ツ星サイトは埋まっている。


少し外れたところに割と平らな場所があったので今日の寝場所に決定。
昨日ほとんど寝られなかったのでさっそく昼寝。
おっくん、ダルビッシュも顔負けのセクシーポーズを披露。


3時頃まで昼寝して夕飯の準備。
そして準備の前にまずは酒を飲む。
今日のラインナップはこれ。


そして夕飯は炊き込みご飯と豚肉の塩麹漬け焼。
いぇい!


夕飯を食べ終えたところで日の入。
夕陽に照らされた鷲羽岳が美しい。


昨日眠れなかったこともあり、ご飯を食べてすぐに寝てしまった。

蝶ヶ岳(慰霊山行)

2010年07月25日 | 北アルプス
昨年親戚の叔父さんが常念岳で亡くなった。
その当時のことを忘れないためにも日記として記録に残しておきたい。

亡くなったのは昨年の8月。
今月でちょうど一周忌を迎えるため、その奥さんと次男坊とで慰霊山行に行ってきた。

昨年も亡くなった直後に奥さんとその友人と3人で常念岳に登った。
その時はまだ亡くなったばかりで正直心の動揺があった。
叔父さんは燕岳から蝶ヶ岳まで縦走する予定であったが、常念岳で滑落して亡くなった(正確にはヘリで搬送された後である)。

奥さんの希望で、叔父さんが行けなかった蝶ヶ岳に登ろうということになり行ってきたのである。

当日は天気もよく頂上からは360度の大パノラマが待っていた。




叔父さんは最後まで登れなかったが、家族が後を引き継いで登ってくれたので満足してくれていることだろう。