ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




コジマ土産物店。静岡県熱海市田原本町6。2015(平成27)年11月21日

仲見世商店街の中ほどに平和通りと通じている路地がある。その角にあるのが「コジマ」。庇のカーブがレトロだ。
浦野商店はコジマの、路地の向かいのバッグと帽子の店。こちらもモルタル壁のレトロな外観だ。下右写真は路地の奥から浦野商店の方を見たもの。奥の白いモルタル壁の2階屋が浦野商店。


浦野商店。市田原本町5。左:2011(平成23)年5月20日、右:2004(平成16)年12月5日



丹那屋、中村屋。市田原本町5。左:2011(平成23)年5月20日、右:2004(平成16)年12月5日

浦野商店の左隣が和菓子と甘味処の中村屋。くずきりが人気という。女性は観光地でくずきりを食べるのが好きである。どいうわけだろう? 中村屋の左が丹那屋という温泉まんじゅうが自慢の土産店。同じ建物のかしわぎ薬局(現在はパスコ不動産)のところに、県道103号側の仲見世商店街のゲートがある。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





高橋名産百貨店。静岡県熱海市田原本町6。2004(平成16)年12月5日

熱海駅前の商店街は、駅の西側にJRの線路にほぼ平行した「平和通り名店街」と、そのすぐ南に平和通りとは少し南に角度をとって同じバス通りに出る「仲見世通り」の2本がある。ともに土産物屋が並ぶ商店街で、歩行者専用の道路を覆うアーケードを付けている。熱海の観光客の数は最近は持ち直していると聞くが、土産物を隣近所に買って帰るという人は減っていると思う。近年は商店街の土産物店が飲食店に転向する店が増えているようだ。
写真は駅前広場の西側で、右奥が平和通りの入り口になる。写真の土産屋は住友不動産のビルの1階に店を開いているが、現在は「角屋」という土産屋だ。角屋のHPに「平成18年4月にリニューアルオープン」とあるので、その時に現在の形になったのだろう。



丸福高橋名産店。海市田原本町6。2004(平成16)年12月5日

仲見世通りの駅側の入り口辺り。高橋名産店の建物は木造2階建てと思われる。商店街には同じ仕様の建物が何軒か見受けられる。1950(昭和25)年4月3日、仲見世通りから出火した火事は94棟7,081㎡が焼失する大火事になった。その火事とは別に熱海の中心街を焼き尽くした熱海大火の10日前のことである。駅前商店街のレトロな感じがする店舗は仲見世通りの火事の後、1951年頃に建てられたものだろう。それ以来、まだ建て替えられていない店舗が多い。



戸隠そば成木屋。田原本町7。左:2004(平成16)年12月5日、右:2015(平成27)年11月21日

高橋名産店の向かいにある日本そば屋。並びの店が変わっていないので今も景観も変わっていないような感じだが、舗装が改装され、路地にゲートが設置された。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





熱海駅デパート。静岡県熱海市田原本町11。2004(平成16)年12月5日

熱海駅の駅ビル「熱海ラスカ」が建て直されて2016年11月にオープンした。なかなかの人気らしい。写真は建て直される前の熱海ラスカで、『ウェキペディア>ラスカ熱海』によると、1951(昭和26)年12月の開業である。開業当初は「熱海駅デパート」を名乗り、のちに「熱海アボンデ」と改称した。2005年4月にJR東日本の子会社、湘南ステーションビル株式会社に統合されて「熱海ラスカ」に再度改称されている。上の写真は「熱海アボンデ」ということになるが、聞いたこともない名前で、どうも使う気になれない。写真でも「旅の思い出を売る熱海駅デパート」と書かれている。
耐震性能やバリアフリー性能に欠けることから、2010年3月31日に営業を終了し、12月までに取り壊された。



熱海駅。熱海市田原本町11。2015(平成27)年11月21日

熱海ラスカの建て替えは熱海駅を建て替えるのに伴うものだったらしい。熱海ラスカを一部取り壊した後もしばらくは写真の駅舎が残っていた。熱海駅の開業は1925(大正14)年3月で、そのとき建てた駅舎をずっと使ってきた。かなり増改築はしているのだろうが外観は開業時の面影を残している。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





金子商店。品川区南大井1-9。2015(平成27)年5月30日

旧東海道の、立会川に架かる浜川橋を南に渡って130mほどのところに残っている古い商店建築。銅板葺きの洋風看板建築だ。1981(昭和56)年の住宅地図に「金子商店」とあるが、残念ながらなんの商売をしていたのかは不明。
大井町昭和今から>昭和写真館』の「大井の風景」に「大井どんたく」の「昭和38年ミスどんたく」のパレードが写真の家の前を進む写真が載っている。道路はまだ未舗装だ。金子商店の右(北)は「浜川荘」で、タイル張りの洋風に見える2階建てアパート。その右は出桁造りの商店だが看板の文字が読めない。写真はその家の前から撮っていて、吉田商店はやはり細かくは分からない。
「大井どんたく夏祭り」は1954(昭和29)年に阪急百貨店の主催で開催された。今年で63回になる。大井町駅前の阪急百貨店の開業は1953年11月で、社長の清水雅が1年前に見た博多どんたくの印象が強かったからという。昭和38年のミスどんたくも、今では当時のことを孫に自慢していたりすると楽しい。


金子商店。南大井1-9。2015(平成27)年5月30日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



   次ページ »