ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




丸の内松竹、ピカデリー。千代田区有楽町2-5。1984昭和59年9月

写真の建物は1957(昭和32)年7月に完成したビルで、1986年の住宅地図に「有楽町センタービル」としている。1987年完成のマリオン別館がその名前でも呼ばれるらしいのだが、写真の旧ビルの名称を引き継いだのかもしれない。「邦楽座」(1925年)を建て替えたものと思える。ビルには「丸の内松竹」(地下)と「丸の内ピカデリー」(2、3階)の2館が開館した。築後27年しか経っていなかったが、建て替えのために1984(昭和59)年10月2日に丸の内松竹はいったん閉館し、丸の内ピカデリーはマリオンに移った。
写真はその直前で、ピカデリーでは『フットルース』、丸の内松竹では「グレート・メモリーズ」と題した名作上映会をしている。『エデンの東』『ジョーズ』『クレイマー、クレイマー』『暗くなるまで待って』『お熱いのがお好き』などが読める。
丸の内ピカデリーは10月6日にマリオン内に「丸の内ピカデリー1、2」として開館する。写真中央の看板はその上映予定の広告である。
1987年10月3日にマリオン別館が完成して、丸の内松竹が移ってきて、「丸の内ルーブル」が開館した。
参照:『東京都内映画館の年表

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 新聞輸送株式... 寿湯/金町6 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。