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ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




書道博物館。台東区根岸2-10。2006(平成18)年4月19日

JR鶯谷駅北口から北へ、言問通りを超えると根岸2丁目(旧町名は上根岸町)で、JRの線路と尾久橋通りに挟まれた地域だ。北の境を超えるとすぐ日暮里駅で荒川区に入る。鶯谷駅の周辺(根岸1丁目)はラブホテル街として有名だが、2丁目にもけっこうあるようだ。根岸2丁目には書道博物館のほかに、ねぎし三平堂、子規庵、豆腐料理の笹の雪などがあって、観光資源がそこそこあるわけだが、観光客はあまり目につかない。
書道博物館はそのHPには「洋画家であり書家でもあった中村不折(1866-1943)が、その半生40年あまりにわたり独力で蒐集した、中国及び日本の書道史研究上重要なコレクションを有する専門博物館」で、1936(昭和11)年11月の開館。1995(平成7)年12月、台東区に寄贈され、中村不折記念館(不折の作品と関係資料を展示)を建造して、平成12年4月に「台東区立書道博物館」として再開館した。
中村不折は1899(明治32)年12月、34歳で下谷区中根岸町31番地(現・台東区根岸3丁目12番地)に住むようになり、1915(大正4)年に現在地に移転した。
建物は『日本近代建築総覧』に「書道博物館、根岸2-10-4、建築年=昭和11年、構造=RC2階建、設計=荒谷儀八、施工=四ノ宮工務店/高瀬工務店、備考=書庫大正15年。陳列館昭和8年」となっている。写真の2階建てとそれをつなぐような1階建ての建物が書道博物館でいう「本館」、右後ろが「新館」である。『総覧』でいう「陳列館」は本館を二つに分けていったものだろうか? 

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