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ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




清水橋。文京区西片2-2。1988(昭和63)年10月10日

清水橋は言問通り(の延長部)に架かっている陸橋。空橋(からばし)ともいう。本郷台に割って入っている谷を言問通りが通り、谷で分かれた本郷6丁目と西片1・2丁目を渡している。
西片町会』は充実した町会のHPで、町の歴史が詳しく述べられている。清水橋については、以下のことが判る。
最初に架けられたのは明治13年(1880)。明治39年(1906)頃に架け替えられる。これも木の橋だったが設計は福島出身の建築家武田五一だという。『ウィキペディア』の武田五一の項では、1914年の架橋としている。武田五一は同時期に清水橋からはごく近いところに、求道会館(1915年)を建てているから、そのついでに橋も設計したということだろうか。
写真の橋は3代目の橋で、『西片町会』には記載がないが、大正15年(1925)架橋としているサイトがあった。両端のハンチが印象的だ。ハンチhaunchとは「おもに鉄筋コンクリート造の梁の両端部付近で、梁の下面が一定の勾配をもって傾斜し、梁のつけ根にいくに従って梁断面が大きくなる部分をいう。……梁の下面を斜面にせずになだらかな曲面にする場合や、梁の側面を広げた水平ハンチも使われることがある。」(ブリタニカ国際大百科事典)。
清水橋は2018年2月から2019年4月完成予定で架け替え工事に入っている。

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