goo blog サービス終了のお知らせ 
ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



東京大学工学部6号館。文京区本郷7-3
1988(昭和63)年1月30日

『日本近代建築総覧』では「東京大学工学部6号館(旧総合試験所)、建築年=昭和15(1940)年、構造=RC3~4階建、設計=内田祥三」。昭和15年だから内田ゴシックの建物のなかでも遅い竣工だ。その後に農学部3号館が昭和16年で、内田ゴシックの最後の建物になるのかもしれない。
4階の増築が屋上に施工されている。『東京大学本郷キャンパス』(東京大学出版会、2018年、2800円+税)によると、香山壽夫助教授(当時)の設計による。法文1・2号館の屋上増築が1976年、工学部6号館の屋上増築と室内改修が1981年の完成となるようだ。屋上増築部のかまぼこ型にしたデザインは見事に本体と調和していて、外見上は気にならない。
1985年にはいよいよ工学部の拡充も追いつかなくなり、香山助教授による工学部再開発計画案が1986年に出来上がる。予算などの関係で実際に動き出すのは1990年からだ。
6号館は保存されたが、窓枠が新しくなっている。工学部1号館の改修は1996年だが、6号館の改修も同時期だろうか?



東京大学工学部6号館。2007(平成19)年12月15日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 東京大学工学... 東京大学工学... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。