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ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




キムラヤパン店。墨田区京島1-6。2010(平成22)年5月6日

曳舟たから通りの京成押上線の踏切から分れて南に向かう昔からある道路がある。川の跡を道路にしたと判る形で、ゆるいカーブを描いてS字状にくねりながら十間橋通りの手前で再び曳舟たから通りと合流する。その先は直線に改修されているが、東武亀戸線を越えて、文化2丁目で、川は仲井掘と合流していた。
今回の写真はその道路沿いの京島1丁目の範囲にある3点。上の写真の家は京成押上線の踏切がすぐ右手にあるところで、家並みの裏側は再開発のため、かつてあった住宅などはきれいになくなっている。写真の家もまもなく取り壊されるもの思う。現在は写真右端の平石薬局を除いて住人は退去したようだ。
写真左端はしもた屋だが、建物左2階に「小料理「芳」」の看板が残っていた。キムラヤパン店はおにぎりやシベリヤも置いている。その隣、2階正面を縦縞の板で塞いでいるのは「テーラースミダ」だった家。



曳舟湯。京島1-6。2008(平成20)年12月3日

曳舟湯は昭和7年の創業で、建物もそのときのもの。再開発のため2012年6月17日に閉店、最近、取り壊された。
階段を3段あがって入るようになっている。回りを見回しても、ここだけ地形的に高くなっているはずはなく、土盛りしたのだろうと思う。前の道路はかつての川の跡である。曳舟湯が建ったころはその川が下水溝のようになって残っていたかもしれない。この辺りは、昔は大雨があれば簡単に出水したと思われるから、少しでも地面を高くしたかったのだろう。



矢島たばこ店。京島1-10。2013(平成25)年2月10日

区立京島西公園の向かい側。この公園は丸登化成工業と旭運送店があった跡に、昭和52年2月に開園している。写真中央の矢島たばこ店の建物は、昔の航空写真を見ると、4軒長屋の一戸が残っているものだ。

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コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
必要ない? (定マニア)
2013-04-15 15:45:47
昨年の7月頃でしたか、京島3丁目から1丁目の間にある民間のそばに、裸電球の街頭を見つけました。夜になったら点灯するのか不明ですが、えらく感動してしまいました。キラキラ橘商店街も、昼間はシャッターが降りている店が多いし、あの街頭もいずれ忘れ去られる運命でしょうか?
 
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