ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




丁子屋。文京区根津2-32。1990(平成2)年5月6日

丁子屋はかつて藍染川が流れていた区境の通りに面している染物・洗い張りの店。藍染川という名前は染物屋が川で染めた布を洗っていたからそう呼ばれるようになったのだろうから、丁子屋を出すと藍染川に言及しないわけにはいかない。関東大震災後に蓋をして暗渠にしてしまう前は、幅が1~2間の溝で、店のすぐ前にあって、橋を渡して出入りしていた。
写真左の2階というか屋上が物干し場。写真右の白い家はみどり薬局。丁字屋の裏にある村田荘というアパートは丁字屋が建てたものかもしれない。
丁子屋は現在では手ぬぐいや和装小物類を扱っていて、根津や谷中を散策に来る人の足を止めさせている。



近影。2007(平成19)年12月15日

2軒並んだ古い家が健在なので、今も景観はあまり変わったとは思えない。物干し場は建て直したのだろうか。写真左のビル(マンション)は1枚目写真の撮影時では駐車場で、駐車場になる前は松下電器産業の上野寮だったはずだ。写真右には鷹匠という手打ちそばの店がいつのまにか出店している。

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コメント
 
 
 
癒される雰囲気ですね。 (太郎。)
2011-12-16 15:36:21
よくちびまるこちゃんになかに出てきそうなお家ですね~私も田舎生まれなんですが、こういう家もどんどん少なくなっていってアパートが増えてきちゃいました。
 
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