ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




現徳湯。足立区本木東町(もときひがしまち)15。2005(平成17)年1月17日

現徳湯は本木新道沿いの、本木小学校の少し北の向かい側にあった銭湯。撮影後1・2年で廃業したと思われる。現在は住宅3棟に変わっている。
千鳥破風の典型的意匠の銭湯。このスタイルの銭湯は戦後もけっこう建てられていて、現徳湯がいつ頃の建物なのか分からない。「現徳」とは経営者の名前なのだろうか?
現徳湯』の探訪レポートに「浴室は東京では珍しいぐらい小さくて、地方の銭湯の規模だろうか」とある。現徳湯が建った頃はまだ農村に近かったのだろう。2か所の破風の懸魚は木彫の凝ったもので、玄関横のタイル絵もあって、正当と思われていた様式に忠実な建物だったようだ。

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