ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



高岡酒店。台東区鳥越1-1
2011平成23年12月18日

おかず横丁(鳥越本通り商盛会)の東側入口角の高岡酒店。横の大通りは左衛門橋通りで、写真左へ行けばすぐ蔵前橋通りとの鳥越二丁目交差点。高岡酒店は創業100年以上というが、建物が関東大震災後に建てられたものと見ての推測のような気もする。
銅板張りの看板建築で、後から見ると3階建て。3階の赤い外壁はトタンの錆だろうか。3階には窓がない。トタン板で塞いだのかもしれない。2階の窓は戸袋があるのが普通だがアルミサッシの窓にしたときにでも取り払ったのだろうか。
見所は菊正宗の看板。「醸造元株式會社本嘉納商店」は、1965(昭和40)年に「菊正宗酒造株式会社」に社名変更する前の会社名。「嘉納財閥」というものがあって、ウィキペディアによると、「「灘の生一本」で知られる、灘五郷の本家・本嘉納家(菊正宗)と分家・白嘉納家(白鶴)の酒造業を母体とする阪神財閥の1つ」。

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