ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





銭形の三軒長屋。中央区日本橋小網町13
上:1986(昭和61)年4月6日
左:2006(平成18)年9月30日

兜町から鎧橋を渡ってすぐ北へ曲がったところにある洋風看板建築の三軒長屋。外観から戦前築の建物に違いない。左の2軒はモルタル仕上げなのに、右の1軒が銅板張りなのが変わっている。元は銅板張りだったのを左の2軒は改修して簡単なモルタル仕上げに替わってしまったのかと考えてみたが、窓の上のアーチの飾りの中にあるレリーフを見ると、元からのもののように思える。
屋根を見ると右の1軒だけが少し高くなっている。この1軒が左の2軒とは造りが異なるのかも知れない。ファサードの違いも最初からのものなのだろうか。
左の「小料理 銭形」が長くやっている店だ。食べログなどの記事を見ると、「銭形平次捕物控の原作者・野村胡堂に屋号として使用許可をとり昭和26年に創業した「銀座・銭形」から暖簾わけした店」「昭和54(1979)年創業」「紫蘇巻焼鳥の特許は昭和47年に取得」などとある。

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