ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



朝日街通り(南の入り口)
千代田区有楽町2-8。1985(昭和60)年

有楽町イトシアが建っているところには、かつて南北に通った「朝日街商店会」の狭い通りで2区画に分けられた街区があって、飲食店やパチンコ屋などが立ち並んでいた。朝日街の名前は南の通りの向かいにあった朝日新聞社に由来するのだろう。木造家屋が主だったと思うが、東の街区にはレバンテ可口飯店があった。2004、5年頃から取り壊しが始まったかと思う。イトシアの開業は2007年10月12日。
左の写真は有楽町マリオンの裏から撮った写真。写真右から奥へ、1986年の住宅地図では「ルミエール、陣屋そば、プリンス」で、1969年の地図でも同じ(「陣屋食堂」の記載)。写真左は「初藤食堂」。ルミエールは昭和22年の創業で近年「ゴッサム・カフェ」と改名したが平成15年9月に閉店した(有楽町・ギャラリー - 結之介の居所)。





上:大黒天、東武トラベル、立喰そば店
(朝日街と中央街に挟まれる北側)
下:アマンド(朝日街中ほど)
有楽町2-8。2002(平成14)年5月4日

上の写真は交通会館の南の通り。写真左が朝日街通りの北の入り口、天丼の看板の店が有楽町中央通りとの角にある。1986年の住宅地図では「後楽」なのでその店かもしれない。
この家並みの裏、あるいは2階かもしれないが、「シネ・ラ・セット」という映画館があった。『港町キネマ通り>シネ・ラ・セット』によると、1957年に東宝系のロードショウ館「有楽シネマ」として開館、1995年にピンク映画専門の「シネマ有楽町」としなり、そして翌1996年にミニシアター「シネ・ラ・セット」として2004年2月まで続いた、ということだ。
アマンド有楽町店は『アマンド>ブランドヒストリー』によると、1949年の開店。

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