ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




吉田屋。文京区西片2-25。1988(昭和63)年1月30日

中山道(国道17号)の本郷弥生交差点の北西角である。写真では古い商店が3棟並んでいる。戦前からの建物には見えないが、戦後の改修によるものかもしれない。店は左から、「豊田書店」、かばん修理の「吉田屋」、「石井寝具店」。
弥生散策』によると、吉田屋は昭和22年に本郷3丁目で開業、昭和56年に現在地に移ったという。本郷に店を持つ以前から軍隊に図嚢(ずのう。地図などを入れるはこ型の皮のかばん)などを納めていたらしい。吉田屋が西片に移ってくる前の昭和49年の地図では「小林洋服店」だ。
現在は豊田書店の建物が3階建てのビルに、石井寝具店が住宅に建て替わった。しかし吉田屋の特徴的な建物が変わらないので、全体の景観もあまり変わったように思えない。

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