ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




田森文具店。荒川区南千住1-32。2005(平成17)年7月23日

日光街道(国道4号)の、常磐線のガードの少し北にあった看板建築の家並み。左から「青木薬局、田森文具店、松島商店、明治洋行(電器店?)、しもた屋」。看板建築の長屋に見えるが、昔の航空写真からは右の2軒は二軒長屋だが左の3軒は独立した建物のように見える。現在は「ライオンズ東京三ノ輪レジデンス」(2015年2月築、15階建56戸)というマンションに替わった。



看板建築の三軒長屋。南千住1-32。2005(平成17)年7月23日

1枚目写真の街道の裏通りにあった銅板張り看板建築の三軒長屋。長屋の裏(1枚目写真の裏でもある)は「公春院」という寺で、長屋は公春院の家作だったのかもしれない。現在は跡地にスチールの倉庫が置かれている。
長屋から右へ行くとすぐジョイフル三ノ輪商店街の入り口になる。この裏通りはその辺りでゆるくS字状にくねっていて、川の跡か思える感じだ。そのまま南へ延長すると常磐線のガードをくぐって荒川区と台東区の境の通りに続く。その通りは音無川(石神井用水)の跡で、その川は山谷堀へ落ちていた。山谷堀は江戸時代初期の開削のようで、それ以前は90度曲がらずに、そのまま北へ向かっていたとすれば、写真の裏通りがその流域かと思えるのだが。

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