ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




東京電力浅草サービスセンター。台東区西浅草2-27。1992(平成4)年6月7日

国際通りの公園六区入口交差点からかっぱ橋本通りに入ってすぐのところにあった東電の営業所。写真のビルとその後ろの浅草変電所を建て替えたのが現在の、1階にミニストップが入ったビルだ。いつ建て直されたのか分からないが、旧ビルの撮影後まもなくではないかと思う。その新しいビルには「テプコ浅草館」という施設があり、東京電力の文字と大きなマークがついていた。2011年3月の東日本大震災で福島第一原発の事故を起こして以来、東電はPR活動を自粛してしまったらしく、テプコ浅草館も5月には閉館した。今はビルに東電の文字が見当たらないが、Googleマップは「東京電力㈱浅草変電所」としてある。
写真のビルは昭和初期の震災復興期のものと推定がつくが、『日本近代建築総覧』では「東京電力浅草サービスセンター」という建築名と所在地しか記載がない。上の写真で、サービスセンター(SS)の後ろにあるコンクリート壁のビルは「東京電力浅草変電所」で、やはりSSと同じ頃に建てられた建物かもしれない。写真を撮っておかなかったのが残念だ。



東京電力浅草サービスセンター。西浅草2-27。1992(平成4)年6月7日

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