ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




協立製本第二工場。文京区白山1-10。2007(平成19)年2月24日

綿貫理髪店の前から南へ行くとすぐ看板建築の四軒長屋が残り、その先の路地の角のビルの隣が、写真の洋風看板建築の二軒長屋。前の通りはかつての本郷区と小石川区との境だった道で、写真の方は旧町名で丸山福山町、向かい側(西側)は指ヶ谷町。これらを同じ白山1丁目でくくってしまうのはどうかと思うが今更どうしようもない。
二軒長屋の中央の柱に「協立製本㈱第二工場/岡村紙工」の看板がかかっている。この辺りは中小の製本所が多い。
下の写真の四軒長屋は協立製本の並びで、南へ数軒行ったところにあったが今は建て替わって「シュライン」(2013年7月築)という2階建てのアパートになっている。写真の長屋をほぼそのままの形で建て直したようにも見えて、ビルにするより管理や維持も楽で、いいやりかたかもしれない。
四軒長屋のうち奥の2軒は、撮影時はどうか分からないが、1986年の地図で「東洋刃物ソーコ」。


四軒長屋。白山1-9。2007(平成19)年2月24日

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