ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




同潤会清砂通りアパートメント5号館。江東区白河4-2。1991(平成3)年6月16日

5号館の清州橋通り側。中庭を持つロの字型の平面をしている。構造上は複数の棟なのかもしれない。
現在、5号館の跡地は「イーストコモンズ清澄白河セントラルタワー」(2006年6月築、33階地下2階建て、483戸)という高層マンションの北に隣接するスーパーマーケット、マルエツになっている。
『同潤会のアパーメントとその時代』(鹿島出版会、1998年、3,300円)によると、清砂通りアパート全16棟の建設を5期に分けていて、5・7(5号館東の並び)・8(7号館の裏)号館は第3期である。工期は昭和2年4月20日から翌年10月。昭和3年9月20日竣工としている。



5号館。白河4-2。2003(平成15)年1月5日

清州橋通りから5号館の横を南へ入って、裏通りとの角になる。3棟のビルが並んで建っているようにも見えるが、5号館の1棟。屋上角に柱と梁だけのパーゴラと呼ばれる棚が造られている。建物南西の角にもあり、これが他の棟にはない5号館の特徴だ。
再開発によって写真の横丁と裏通りは消滅してしまった。




5号館。白河4-2。2003(平成15)年1月5日

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