ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





上:中島洋服店。台東区下谷2-14。1989(平成1)年3月19日
左:民家。下谷2-15。1991(平成3)年9月23日

上の写真は金美観通りの小野照崎神社のすぐ東で右へ行くと昭和通り。その手前に左写真の家が今も健在だ。上の写真は四軒長屋のようで、下見板の長屋というのはあまり見ない。スレート屋根でもあり、戦後すぐに建った長屋かもしれない。
横丁との角の家を中島洋服店としたが、1階は車庫にしているから洋服店は廃業したようだ。横町を入った裏は看板建築の長屋で、1986年の地図では「テーラーニヘイ」。現在は四軒長屋の左3軒が「澤村ビル」という6階建てのビルになっている。
出桁造りの家は健在だが瓦屋根が失われ、1階の木の枠の引戸はアルミサッシのものに替わっている。二階の戸袋は板を貼ったものらしいが、それは変わっていない。最小限の補修で済ませようとしているように感じられる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )