今日は日帰りで宮崎へ行ってきました。
朝桜島が久しぶりに噴火したというニュースをみて、何かの前兆だったらと不安になりましたが、何とか無事に帰宅できました。
さて、今月聴く予定のコンサートは次の4つです。
6月 7日(水)ロータス弦楽四重奏団
6月 8日(木)ヒラリー・ハーン
6月10日(土)読売日響マチネーコンサート
6月14日(水)メトロポリタンオペラ 「椿姫」
簡単にご紹介しますと、
☆ロータス弦楽四重奏団は、知る人ぞ知る日本の実力派カルテット。新譜もリリースされているシューマンの弦楽四重奏曲の全曲演奏です。半額チケットが幸運にもゲットできました。
☆ヒラリー・ハーンは何としても実演を聴いておきたかったヴァイオリニスト。
私が最も期待を寄せている若手奏者です。イザイの無伴奏第1番、ベートーベンのヴァイオリン・ソナタ第3番他のプロ。
☆今月の読響マチネは、金聖響さん読響に初見参!関西で絶大な人気を誇っているマエストロだけにとても楽しみです。R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」他のプロ。
☆メトは当初行く予定ではなかったのですが、主催者のモニターチケットに当選してしまい、C席ですがほぼ半額でゲットできました。ルネ・フレミングがヴィオレッタを歌います。
というわけで、今日は予習をかねてイザイの無伴奏を聴きました。
イザイの名前を初めて知ったのは、中学生の時に観た教育テレビのヴァイオリン教室です。
先生の石井志都子さんが、レッスンの中で「イザイは、私の心の中の神様です」と言った言葉が今でも忘れられません。
もともと、イザイの無伴奏では2番と3番が好きなのですが、今日聴いたのは第1番。
この曲はヨーゼフ・シゲティに捧げられていますが、様式はバッハの無伴奏ソナタ(とくに第1番)によく似ていますね。
グラーヴェ~フガート~アレグレット・ポコ・スケルツォーソ~フィナーレという4楽章構成ですが、とくに第2楽章のフガートが印象的です。またフィナーレの冒頭は、私にはバッハの無伴奏パルティタ第1番のブーレのリズムをひっくり返したような感じに聴こえます。その後ドゥーブルのような展開を見せてあっという間にエンディング。
お薦めCDはクレーメル盤。
この独特の緊張感と凄みは、クレーメルだけのものでしょう。
フガートの表現力は、ヴァイオリン1丁とはとても信じられない。
また、この曲は多くの日本人ヴァイオリニストにも愛奏されていますが、中でも私は加藤知子さんの録音が気に入っています。
鬼気迫るクレーメルとは対照的に、集中力を切らさずしかもゆとりと気品を感じさせてくれます。
さて、8日のヒラリー・ハーンはどんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか。
大いに期待しています。
■イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調
■ギドン・クレーメル(1976年)
朝桜島が久しぶりに噴火したというニュースをみて、何かの前兆だったらと不安になりましたが、何とか無事に帰宅できました。
さて、今月聴く予定のコンサートは次の4つです。
6月 7日(水)ロータス弦楽四重奏団
6月 8日(木)ヒラリー・ハーン
6月10日(土)読売日響マチネーコンサート
6月14日(水)メトロポリタンオペラ 「椿姫」
簡単にご紹介しますと、
☆ロータス弦楽四重奏団は、知る人ぞ知る日本の実力派カルテット。新譜もリリースされているシューマンの弦楽四重奏曲の全曲演奏です。半額チケットが幸運にもゲットできました。
☆ヒラリー・ハーンは何としても実演を聴いておきたかったヴァイオリニスト。
私が最も期待を寄せている若手奏者です。イザイの無伴奏第1番、ベートーベンのヴァイオリン・ソナタ第3番他のプロ。
☆今月の読響マチネは、金聖響さん読響に初見参!関西で絶大な人気を誇っているマエストロだけにとても楽しみです。R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」他のプロ。
☆メトは当初行く予定ではなかったのですが、主催者のモニターチケットに当選してしまい、C席ですがほぼ半額でゲットできました。ルネ・フレミングがヴィオレッタを歌います。
というわけで、今日は予習をかねてイザイの無伴奏を聴きました。
イザイの名前を初めて知ったのは、中学生の時に観た教育テレビのヴァイオリン教室です。
先生の石井志都子さんが、レッスンの中で「イザイは、私の心の中の神様です」と言った言葉が今でも忘れられません。
もともと、イザイの無伴奏では2番と3番が好きなのですが、今日聴いたのは第1番。
この曲はヨーゼフ・シゲティに捧げられていますが、様式はバッハの無伴奏ソナタ(とくに第1番)によく似ていますね。
グラーヴェ~フガート~アレグレット・ポコ・スケルツォーソ~フィナーレという4楽章構成ですが、とくに第2楽章のフガートが印象的です。またフィナーレの冒頭は、私にはバッハの無伴奏パルティタ第1番のブーレのリズムをひっくり返したような感じに聴こえます。その後ドゥーブルのような展開を見せてあっという間にエンディング。
お薦めCDはクレーメル盤。
この独特の緊張感と凄みは、クレーメルだけのものでしょう。
フガートの表現力は、ヴァイオリン1丁とはとても信じられない。
また、この曲は多くの日本人ヴァイオリニストにも愛奏されていますが、中でも私は加藤知子さんの録音が気に入っています。
鬼気迫るクレーメルとは対照的に、集中力を切らさずしかもゆとりと気品を感じさせてくれます。
さて、8日のヒラリー・ハーンはどんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか。
大いに期待しています。
■イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調
■ギドン・クレーメル(1976年)
よく正反対と言われますが、そういうのは特におかしいことでないと個人的には思っています。。。
いつもありがとうございます。
リベラさんはクレーメルファンでしたよね。
シゲティとクレーメル、確かに正反対のような気もしますが、共通項はバッハとストイックさじゃないでしょうか。
2人ともカリスマ性を持っていたことも共通しますよね。
ただ、技術的には圧倒的にクレーメルかと思いますが、目指すところは意外に同じだったかもしれません。
何故ならば、今夜のヒラリー・ハーンの最初のこの曲の演奏があまりにも素晴らしかったから。
そうですっ。
私もオペラシティに行ってたのです。
関東圏ですから、いつかは同じ演奏会に行ってた、な~んてこともあるかと思っておりましたが。
romaniさまの批評を楽しみにしております。
素顔のヒラリー・ハーンもチャーミングでしたね。^^
追伸:全く正反対のタイプの音楽家を好きになることはありますよね。作曲家でもあります。
なんと樹衣子さまも行かれていたのですね。
ヒラリー・ハーン、想像以上のヴァイオリンでした。
天才といっても良いかもしれませんね。
>素顔のヒラリー・ハーンもチャーミングでしたね。
同感です。あの終演後のサイン会に殺到した聴衆の数が物語っているように思います。
もちろん、私もその中のひとりだったのですが・・・(笑)
またがんばって感想を書きますね。
ありがとうございました。