パソコンを整理していたら、何かの勉強の折にノートした断片が出てきた。
捨ててしまうのももったいないので、ここに再録しておく。
なお*以下は、ここに再録するにあたって私が追記した部分。
ドイツ青年運動
ワンダーフォーゲル(渡り鳥)運動 左右民族進歩反動が混合
遠足によるコミュニケーション
第一次大戦後、ややこしいことに、左派も右派もキリスト教徒もユダヤ人もこぞって
ドイツ精神を熱烈に復興しようとした
やがてナチズムへと吸収 失われたゲマインシャフトへの郷愁か
*私の学生の頃、ワンダーフォーゲル部というサークルが各大学にあって、第二山岳部
(現在のトレッキングスタイル)などと揶揄されながらも結構盛んであったが(現在の
合コン風?の人気)、今でも存在するのだろうか。
もともと日本への導入は1933年、当時のドイツとの友好国関係の中で、文部省主導
で始まった運動のようだ。
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「わが闘争」でヒトラー自身が「私はボルシェヴィズムから最も多く学んだ。」と言っ
ている その点の明確化
ドイツの窮状、国際資本からの抑圧 それらをユダヤのせいにする
今日もある論理 確かにユダヤ資本は民族そのものが国境を持たなかったその歴史的
特質として国際的だった
しかし、それらの抑圧性は、民族としてのユダヤ性の内にあるのではなく、その段階
での国際金融資本のありようにこそあった
生物学的優生学という疑似科学による「ユダヤ人種」としての対象化と差別の形成
そして、全面的抹殺へ
それ以前から、人間の金銭欲に関する部分をユダヤ人へと対象化して憎悪するという
風習はヨーロッパに遍在していた 「ヴェニスの商人」 (vsキリスト教)
(マルクスやサルトルのユダヤ人問題の解明)
*この差別の構造は対ユダヤ人に限らず、例えば日本での嫌中嫌韓の言説の下敷きとし
てほの見えるものである。
ようするに歴史的に形成されたきたもの、彼我の諸関係で生み出されてきた状況を相
対化して見ることが出来ず、すべてを相手の内面的本質としてしまう見方。
こうした見方は相互の憎悪のスパイラルに発展しやすく危険である。