岐阜市のシンボル的な山に金華山というのがあります。
知名度としては宮城県の同名の山のほうがよく知られてでしょうね
こちらの方は岐阜の街中に独立峰としてそびえ、結構絵になります。
そしてこの山、実は野鳥の宝庫でもあります。
春夏秋冬、様々な野鳥の姿を見ることが出来ます。
立春の日の金華山 手前は長良川
全国的に有名なのは、秋、ここが渡りの鷹の中継点なることです。
様々な鷹が飛来し、しばし山頂付近を舞います。
その様子を見、撮影するために鳥好きの人が全国から集まります。
鷹たちは次第に数を増し、一定程度揃うと次の中継点、伊良湖岬へ向かいます。
そこでさらに各地から来た鷹と合流し、さらに南を目指すのです。
金華山に棲む野鳥を図示した看板
金華山にいるのは、もちろん、そんな大きな鳥ばかりではありません。
可愛い小鳥たちもたくさん棲んでいます。
しかし、最近悲しいニュースが伝えられました。
それはこれらの小鳥たちが金華山で密猟されているというのです。
狙われるのはカラの仲間たちです。
ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラなどどれも可愛い鳥です。
なぜカラの仲間が狙われるかというと写真のようにとても可愛いからです。
そして、同時に彼らがひとなっつこくて捕らえやすいのです。
山中で休憩して弁当など食べているとよく集まってきたりします。
密猟者はピーナッツなどを用意し近づいてくるものを鳥もちや手網で獲るのだそうです。
人なつっこさにつけ込むなんて良くないですね。
シジュウカラ ネットの「野鳥図鑑」から拝借
これらカラの仲間は捕獲も飼育も法で禁じられています。
各地で個体数が減っているのだそうです。
ですから獲ったりしないで、いくら可愛くとも自然の中でさえずりを聴くようにして欲しいものです。
ヤマガラの捕獲や飼育が禁止されたおかげで、なくなった伝統的な見世物があります。
それはかつて、縁日やお祭りなどでよく見られたのですが、ヤマガラを仕込んでお神籤を引かせるという芸です。
ヤマガラ ネットの「野鳥図鑑」から拝借
私の子どもの頃ですから、せいぜい5円か10円なのですが、お客がそれを小振りの賽銭箱に入れると、やはり小振りのお社の扉が開いて、ヤマガラがお神籤をくわえてでてきて、所定の三宝などの上に置くとまたもとのお社へと帰って行くのです。
大人たちもおもしろがってそこでお神籤を引きます(本殿の営業妨害?)。子どもたちは親にせがんでお神籤を引いてもらったりします。
私のようなはな垂れは、回りにしゃがみ込んで次の客を待ちます。
やっていたのは香具師のひとたちでしょうが、私たちを追い払うことはしませんでした。やはり人だかりがあったほうが商売になったからでしょう。
あ、また脱線ですね。
小鳥の密猟は許せませんが、ヤマガラのお神籤をもう一度見てみたいと思うのは正直な気持ちです。
*調べていたらヤマガラは他にも、「つるべ上げ、鐘つき、梯子のぼり、乳母車押し、輪抜け、かるた取り、那須の与一」などの芸をするとありましたが、それらにつき、だいたいのものは想像がつきましたが最後のものがよく分かりませんでした。
よくよく考えたら、たぶん、源平合戦のうち、屋島の戦いで那須与一が扇の的を射たという故事から、ヤマガラが扇をつついて落とす芸だろうと見当をつけました。
ヤマガラの芸については、それを専門にした学術的な本もあるということで、驚いています。
知名度としては宮城県の同名の山のほうがよく知られてでしょうね
こちらの方は岐阜の街中に独立峰としてそびえ、結構絵になります。
そしてこの山、実は野鳥の宝庫でもあります。
春夏秋冬、様々な野鳥の姿を見ることが出来ます。
立春の日の金華山 手前は長良川
全国的に有名なのは、秋、ここが渡りの鷹の中継点なることです。
様々な鷹が飛来し、しばし山頂付近を舞います。
その様子を見、撮影するために鳥好きの人が全国から集まります。
鷹たちは次第に数を増し、一定程度揃うと次の中継点、伊良湖岬へ向かいます。
そこでさらに各地から来た鷹と合流し、さらに南を目指すのです。
金華山に棲む野鳥を図示した看板
金華山にいるのは、もちろん、そんな大きな鳥ばかりではありません。
可愛い小鳥たちもたくさん棲んでいます。
しかし、最近悲しいニュースが伝えられました。
それはこれらの小鳥たちが金華山で密猟されているというのです。
狙われるのはカラの仲間たちです。
ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラなどどれも可愛い鳥です。
なぜカラの仲間が狙われるかというと写真のようにとても可愛いからです。
そして、同時に彼らがひとなっつこくて捕らえやすいのです。
山中で休憩して弁当など食べているとよく集まってきたりします。
密猟者はピーナッツなどを用意し近づいてくるものを鳥もちや手網で獲るのだそうです。
人なつっこさにつけ込むなんて良くないですね。
シジュウカラ ネットの「野鳥図鑑」から拝借
これらカラの仲間は捕獲も飼育も法で禁じられています。
各地で個体数が減っているのだそうです。
ですから獲ったりしないで、いくら可愛くとも自然の中でさえずりを聴くようにして欲しいものです。
ヤマガラの捕獲や飼育が禁止されたおかげで、なくなった伝統的な見世物があります。
それはかつて、縁日やお祭りなどでよく見られたのですが、ヤマガラを仕込んでお神籤を引かせるという芸です。
ヤマガラ ネットの「野鳥図鑑」から拝借
私の子どもの頃ですから、せいぜい5円か10円なのですが、お客がそれを小振りの賽銭箱に入れると、やはり小振りのお社の扉が開いて、ヤマガラがお神籤をくわえてでてきて、所定の三宝などの上に置くとまたもとのお社へと帰って行くのです。
大人たちもおもしろがってそこでお神籤を引きます(本殿の営業妨害?)。子どもたちは親にせがんでお神籤を引いてもらったりします。
私のようなはな垂れは、回りにしゃがみ込んで次の客を待ちます。
やっていたのは香具師のひとたちでしょうが、私たちを追い払うことはしませんでした。やはり人だかりがあったほうが商売になったからでしょう。
あ、また脱線ですね。
小鳥の密猟は許せませんが、ヤマガラのお神籤をもう一度見てみたいと思うのは正直な気持ちです。
*調べていたらヤマガラは他にも、「つるべ上げ、鐘つき、梯子のぼり、乳母車押し、輪抜け、かるた取り、那須の与一」などの芸をするとありましたが、それらにつき、だいたいのものは想像がつきましたが最後のものがよく分かりませんでした。
よくよく考えたら、たぶん、源平合戦のうち、屋島の戦いで那須与一が扇の的を射たという故事から、ヤマガラが扇をつついて落とす芸だろうと見当をつけました。
ヤマガラの芸については、それを専門にした学術的な本もあるということで、驚いています。