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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

朗読会と日本語と私の予定

2012-03-29 00:10:04 | よしなしごと
 高校時代の後輩が二人出るという朗読の発表会に行ってきた。
 一時間半ぐらいの間に20人近くが登場ということで、一人ひとりをじっくり聞くというのは無理だが、この種の発表会では致し方あるまい。
 ただし、プログラムは古典あり、現代物あり、あるいはしんみりしたものやコミックなものがあってけっこう面白かった。

          
       会場への途次 白布に包まれた階段は芸術作品、それとも修理中?

 枕草子の冒頭部分はあらためて朗読で聞くとやはり美しく快いものがある。
 与謝野晶子の「君死にたもうことなかれ」も若い頃はその意味内容にのみ即して読んでいたが、耳で味わってもとてもいい詩だ。
 私の好きな茨木のり子の「わたしが一番きれいだったとき」が聴けたのも嬉しかった。ついでに「根府川の海」も聴きたかったがそれは叶わなかった。

 各出演者の力量はともかく、こうして声に出された表現を聴くと、日本語に内在するリズム感、母音・子音の組み合わせの明瞭さ、イントネーションなどなどはやはり美しいと思う。
 もっとも日本語しかわからない私だからそんなふうに感じるのであって、世界中の各言語がそれぞれにそれ固有の美しさを持ってることを否定するものではない。
 ただし、それがわかるためには、それを受容しうるネイティヴな耳が要るのではとも思う。

        
          わが家の桜 もう目一杯で明日ぐらいから散り始めるだろう

 その後、一緒に聴いた知り合いとお茶をし、買い物をして帰る。
 帰宅してからは明日29日の会合に準備するものの点検と、既に書いた文章の自己校正などをした。
 一息ついたところでこれを書いているが、ここまでは昨日設定した予定通りだ。

 このあともう一度、資料などに漏れがないか確認するつもりだ。
 そして29日の予定は次の通り。


          
コメント
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