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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

梅雨の日の閑話休題

2009-07-04 01:40:15 | よしなしごと
 写真は梅雨の晴れ間に撮っておいたものです。 

  今年の梅雨は割合真面目によく雨を降らせるようだ。
 おかげで植木に水をやる手間がはぶけおおいに助かっている。

 

  明日は雨降りという日に水をやっていると家人が言う。
 「明日は雨だから何も今日やらなくても・・」
 「いいや、草木は明日ではなく今日水を欲しがっているのだ」と私。
 それでも納得しない表情を見せているのでさらに追い打ち。
 「どうせ明日飯を食うのだから今日はやめておくというわけにはゆかんだろう」
 口の減らないジジイである。

 

  電話がかかかってきて、家のリフォームを半額でするから見積もりを取らせてくれという。
 「見積もりそのものがもう半額なのか、それとも見積もったものを半額にするのか」
 と尋ねたら、なんかもぐもぐして歯切れが悪い。
 「あんたが見積もりに来るのか、それとも電話だけの係か」
 と尋ねると、
 「別途、担当のものを伺わせます」
 という。ようするに電話でアポを取るだけのバイトかなんかだ。
 「あんたんとこの電話用のマニュアルはあまりよくできていないようだね」
 といって電話を切った。

 

 
  昔から取引がある銀行から、古~い通帳があり、今様の物に変えるからもってこいという。
 探したけどない。もう何十年も前のものだからよく分からない。残高も分からない。
 そこで銀行へ出かけた。
 どうしたらいいかと聞いたら、紛失届けを出したら新しいものを発行するという。
 ただしそれには、1,050円の手数料がいるという。
 それを書きかけて、念のため、「それって残高はいくらありますか?」と尋ねた。
 「ハイ、358円です」
 私の手ははたと止まった。

 

  358円のために1,050円、銀行の建物全体が笑っているように思えた。
 「それなら、前の分を放棄しますから結構です」
 と帰ろうとした。
 「あ、でも、それってもったいないですよ」と窓口の彼女。
 ではどうしろと?という私の表情を見ていう。
 「再発行ではなく、前の口座を解約し、新しい口座を開設されたらそちらへ古い通帳の残高を移せます」とのこと。それには経費は要らないらしい。
 オイオイ、もっと早く言ってくれよ。
 もう少しで1,050円をむざむざ盗られるところだった。
 残高358円の新しい通帳を作った。誰かどばっと振り込んでくれないかなぁ。



  どこかの中年のご婦人が丁重に頭を下げている。
 若い娘にはもう相手にはされないが,中年のご婦人にはまだまだと思い,丁重に挨拶を返した。
 後ろで声がした。
 どうやら私にではなく,後ろの人への挨拶だったようだ。

  早く梅雨が明けないかなぁ。
 でも明けたら明けたで暑くなるんだろうな。
 
 ついでにするような話ではないかも知れないが、都議会議員の選挙が始まったようだ。
 都民はどんな判断を下すのか、ちょっとスリリングではある。
  

コメント (2)
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