六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

シンガラモチキャッキャ キャベツデホイ

2009-01-15 01:05:49 | ポエムのようなもの
 


    女のひとの横顔が見える
    頬だけが白く光っていてあとは陰影のなか
    でも なんだか懐かしいひと

    高校時代に読んだ小説に出てきたひとか
    ぽつねんと夜汽車に揺られていたひとか
    それとも 生き別れになった姉だろうか

    陰影のなかから唄声が広がる
    あ これはむかし聴いた童唄 
    たしか鞠つき唄だったような
    しかも尻取りになっている唄

    イチリキライライ ラッキョクッテシッシ 
    シンガラモチキャッキャ キャベツデホイ
    ホイで鞠は少女のスカートのなかに消えて
    少女はキッと私を見据えるのだった



 

 上の鞠つき唄は、以下のものの別バージョンのようだ。

    いちりきらいらい らかさですいすい
    かっぱくってきゃっきゃっ きゃべつでほうらい

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする