六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

シンガラモチキャッキャ キャベツデホイ

2009-01-15 01:05:49 | ポエムのようなもの
 


    女のひとの横顔が見える
    頬だけが白く光っていてあとは陰影のなか
    でも なんだか懐かしいひと

    高校時代に読んだ小説に出てきたひとか
    ぽつねんと夜汽車に揺られていたひとか
    それとも 生き別れになった姉だろうか

    陰影のなかから唄声が広がる
    あ これはむかし聴いた童唄 
    たしか鞠つき唄だったような
    しかも尻取りになっている唄

    イチリキライライ ラッキョクッテシッシ 
    シンガラモチキャッキャ キャベツデホイ
    ホイで鞠は少女のスカートのなかに消えて
    少女はキッと私を見据えるのだった



 

 上の鞠つき唄は、以下のものの別バージョンのようだ。

    いちりきらいらい らかさですいすい
    かっぱくってきゃっきゃっ きゃべつでほうらい

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2 コメント

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Unknown (さんこ)
2009-01-15 16:09:16
遠い昔、確かにこんな歌ともなんともつかぬものを口にして、毬をついていた記憶があります。でも、最初のところが、私は馴染みがなく、別の言葉だったように思います。愛知県三重県、岐阜県と変ったので、どこでどういう風に歌って毬つきしたのだろう。  ”イチジク ニンジン ゴボウにしいたけーーー”と言っていたようでもあるし。記憶茫々。

 最後にお尻の所で受け止めるのが、なかなか難しいのですよ、不器用者には。
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Unknown (六文錢)
2009-01-15 17:25:20
>さんこさん
 童歌はその意味と関係なく子供たちの歌いやすさや憶えやすさの基準でどんどん変わりますから、けっこう局所的に変化が見られるようですね。
 とくに昔の電波などの媒体がない口承の時代にはそうだったと思います。

 イチジク ニンジン・・・・については、逆に子供たちから教えられたものを憶えています。

  イチジク ニンジン サンマのシッポ ゴリラのろっ骨
  ナッパ ハッパ 腐ったとうふ

 おばママの手鞠つき、さぞかし可愛かったでしょうね。
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