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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「ゾッとした」けど六の時事川柳

2007-07-22 16:27:47 | 川柳日記
 今朝の「朝日新聞」一面の、地震被災後の柏崎原発の構内写真を見て、改めてゾッとしました。
 なんと一号炉と二号炉の間には、1.6メートルの段差が出来ているのです。
 あんな段差を見たのは、濃尾大震災の際に出来た根尾の断層を見て以来です。

 こんなところに原発があるなんて信じられません。
 今回は幸い大惨事一歩手前でしたが、これを見て、チェルノブイリは過去の事態でも、外国の事態でもないと改めて感じました。

 結論としては、地震列島の上に原発を作ること自体に無理があろうかと思います。
 今回の地震が、「想定外」であったように、自然は常に私達の想定外を秘めています

 
        三重県・青山高原の風力発電
          あいにくの曇り空


 直ちにすべての原発の稼働停止をといいたいところですが、エネルギー需要の点からそれは困難かもしれません。
 しかし、直ちに全原発の点検作業を、行政や電力会社のみではなく、民間の専門家を交えて行うべきでしょう(お役所や電力会社は事態を隠蔽するからです)。

 そして同時に、すべての原発を廃棄する方向で、オルタナティヴなエネルギーの開発に着手すべきでしょう。
 これは不可能ではありません。既にドイツは、2002年以来、原発の段階的廃棄を決定し、それに向かって前進しつつあります。

 
          少し晴れてきました。

 それにしても、日本政府や電力会社は、こうした大事態をなぜひたすら隠すのでしょうか。多くの人命が失われ、しかも日本海沿岸全体を巻き込んだ被害が想定される事態なのに、内部告発などによって渋々、小出しにしか事実をだしてこないなんて・・。
 
 北朝鮮すら認めた、国際原子力機関IAEAの調査をもかたくなに拒否しています。
 まだまだ、隠していることがたくさんあるからでしょう。

補足】新潟県知事など、地方自治体の強い要請があって、政府も遂に、国際原子力機関IAEAの調査を認めたようです。
 しかし、当初、「受け入れ態勢がない」という理由にならない理由でこれを拒否していたのは事実ですから、敢えてそれについての記事を訂正しませんでした。


<今週の川柳もどき> 07.7.22
 
 北でさえ認めた調査袖にする
 かたくなに隠し北にも笑われる
 (政府、国際原子力機関IAEAの
  柏崎原発調査を拒否)

 核廃しロマンを残せ佐渡情話
 (佐渡と柏崎、お光・吾作の忍び逢い)

 まだまだとガーゼ王子のぬかるみぞ
 (赤城大臣またもや事務所費の不正発覚)

 事務所費が白粉ではべる永田町
 大臣の花代嘆く縄のれん
 (故松岡氏、事務所費のうち芸者買いに500万とか)

 サッカーに勝ち祝砲で天国へ
 (バクダットで3人死亡)

 そのまんま続くだろうかこの人気
 (東国原知事、支持率92%。)
 半分でいいから欲しい人もいる
 (誰でしょう?)



コメント
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