バイオの故里から

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藻類モノラフィディウム属によるアスタキサンチンの製造方法

2007年01月15日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
出願番号 特願2006-140511 出願日 2006年5月19日 特許出願中:未公開
発明の名称 アスタキサンチンの製造方法
出願人/権利者 国立大学法人山口大学
技術概要 【目的】アスタキサンチンは赤色を呈するカロチノイドの色素の一種である。例えば、マダイやサケ・マスなどの魚類、あるいは甲殻類などは、その表皮、筋肉又は外殻等にアスタキサンチンを蓄積し、そのために表皮あるいは肉が美しい赤色もしくは桃色を呈する。このアスタキサンチンは食品(抗酸化作用)、医薬(抗炎症、抗がん作用)、水産分野(肉質改善、魚健康維持)での利用が期待されているが、現在流通しているアスタキサンチンは非常に高価で石油成分からの合成品であり、天然物の安価生産が求められている。そこで本発明は、天然物由来であり消費者に不安を与えることの無いアスタキサンチンの製造方法を提供すると共に、従来法よりも安価でかつ手間のかからない方法でアスタキサンチン生産微細藻類を培養する技術を提供する。
【効果】本発明により、藻類モノラフィディウム属(Monoraphidium属)を簡単な方法で培養することが出来、その藻類からアスタキサンチンを抽出することにより、アスタキサンチンを安価に提供することが出来る。また、アスタキサンチンを含有する安価な魚介類、家禽類用飼料を提供することが出来る。
【技術概要】藻類モノラフィディウム属(Monoraphidium属)の微細藻類はアスタキサンチン生産能が高く、生物内に多量のアスタキサンチンを蓄積することを見出した。しかも、その藻類の培養条件をいろいろと検討すると、従来から知られているアスタキサンチン生産微細生物の培養条件よりもはるかに簡単であり、手間とコストのかかる培養条件を要求しないという知見を得た。 
【利用分野】香粧品や医薬品、健康食品、家禽用飼料、魚類用飼料等。
J-Stage >> http://jstore.jst.go.jp/prompt/detail/5325.html

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