-今後の難治てんかんの病態解明・治療薬開発に期待-
研究医療 福岡大学
慶應義塾大学医学部
このたび、福岡大学小児科、てんかん分子病態研究所の研究グループ(廣瀬伸一 教授、日暮憲道(研究員))と慶應義塾大学医学部生理学教室の研究グループ(岡野栄之教授)は共同で、難治てんかん患者からiPS細胞を作成し、病態を反映した機能異常を再現することに成功しました。
てんかんは、有病率が全人口の1%に及ぶ非常に高頻度な脳の疾患で、繰り返すてんかん発作を特徴とします。一般的には抗てんかん薬といわれる飲み薬による治療が行われますが、約3割の患者は飲み薬では治らない難治てんかんを持っています。より有効性の高い、新たな治療薬の開発が望まれています。慶応義塾大学プレスリリース 2013/05/02