バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

上皮成長因子受容体キナーゼ阻害剤に対する抗がん反応を予測するための生物学的マーカー

2013年05月30日 | 癌 ガン がん 腫瘍

出願番号 : 特許出願2012-506196 出願日 : 2010年4月15日
公表番号 : 特許公表2012-524280 公表日 : 2012年10月11日
出願人 : オーエスアイ・ファーマシューティカルズ,エルエルシー 発明者 : リチャードソン,フランク・シー 外3名

本発明は、EGFRキナーゼ阻害剤を用いてがん患者の治療の有効性を予測するための診断方法を提供する。これらの方法は、EGFRキナーゼ阻害剤を用いた治療の有効性が、患者の腫瘍細胞が生物マーカーであるビメンチンおよびEカドヘリンを高レベルで発現するか、または低レベルで発現するかにより予測されるという驚くべき発見に基づいており、これにより、腫瘍が生物マーカーであるビメンチンおよびEカドヘリンの少なくとも1つを高レベルで発現する患者は、腫瘍がビメンチンおよびEカドヘリンの両方を低レベルで発現する患者よりも長期にわたる生存率および進行のない生存を有する。本発明は、患者において腫瘍または腫瘍転移を治療するための方法であって:腫瘍細胞が生物マーカーであるビメンチンおよびEカドヘリンの少なくとも1つを高レベルで発現するか否かを判断することによって、EGFRキナーゼ阻害剤に対する患者の反応性が有望であることを診断する工程、および特に阻害剤の有効性が予測される場合に、前記患者に治療上有効な量のEGFRキナーゼ阻害剤(例えば、エルロチニブ)を投与する工程を含む方法をさらに提供する。明細書 pdf >> かんたん特許検索


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