バイオの故里から

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液体麹の製造方法

2005年12月13日 | 菌類 細菌
 伝統的な麹は、酒造り、醤油・味噌の醸造、発酵原料の酵素素材など幅広く活用される。米コメをベースにした基材にコウジカビを播いての温度調節をきめ細かに管理して培養が進められる。液体栄養培地に無菌的にコウジカビを植菌、培養する「液体麹」を組み込む方法で、原料基材の酵素分解を管理しやすくする。素材成分のバラツキをなくす。ハイブリッド酵素源を製造することも粕など副生物の少ない効率化にもつながっている。
                            
出願番号 : 特許出願2004-115901 出願日 : 2004年4月9日
公開番号 : 特許公開2005-295872 公開日 : 2005年10月27日
出願人 : アサヒビール株式会社 発明者 : 杉本 利和 外1名

発明の名称 : 液体麹の製造方法

【課題】発酵飲食品の製造に用いられる液体麹、特に焼酎醸造に使用できるグルコアミラーゼ及び耐酸性α-アミラーゼの活性が高い液体麹を提供する。
【解決手段】発酵飲食品製造に用いられる液体麹の製造方法であって、麹菌を液体培地で培養するに当たって、酵素活性の異なる2種類以上の麹菌培養物をそれぞれ別個に製造し、それぞれ別個に製造することにより得られたこれらの麹菌培養物をそれぞれ所定量混合することにより目的とする発酵飲食品用の液体麹を得る。これによって、グルコアミラーゼや耐酸性α-アミラーゼの活性が高い麹菌培養物が別個に製造でき、更に、これら麹菌培養物を混合して焼酎等の発酵飲食品の製造に用いることのできる液体麹を製造することができる。

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