バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

田中耕一先生(ノーベル賞受賞者)の研究開発グループからの特許出願

2006年11月04日 | NEWSクリッピング


出願番号 : 特許出願2005-115345 出願日 : 2005年4月13日
公開番号 : 特許公開2006-292603 公開日 : 2006年10月26日
出願人 : 株式会社島津製作所 発明者 : 福山 裕子 外2名

発明の名称 : 還元性物質を用いるタンパク質又はペプチドのジスルフィドマッピング法

【課題】 質量分析において、タンパク質又はペプチドのジスルフィド結合の数及び位置の決定を迅速且つ容易に行うことができる方法を提供する。
【解決手段】 MSの2乗以上が可能なLI質量分析装置により、ジスルフィド結合に対して還元性を示す物質を用いてタンパク質又はペプチドのMSを行い、ジスルフィド結合が還元された分子量関連イオンAとジスルフィド結合が還元されていない分子量関連イオンBとを得て;イオンAとイオンBとの質量差を算出し、算出された質量差からジスルフィド結合の数を推定し;イオンAとイオンBとをそれぞれプリカーサーイオンとして選択してMSnを行い、イオンAからプロダクトイオンaを、イオンBからプロダクトイオンbを得て;プロダクトイオンaからアミノ酸配列情報を得て;プロダクトイオンaとプロダクトイオンbとの質量数差を求めることによって、ジスルフィド結合の位置を推定する、タンパク質又はペプチドのジスルフィドマッピング法。

出願番号 : 特許出願2005-115344 出願日 : 2005年4月13日
公開番号 : 特許公開2006-292602 公開日 : 2006年10月26日
出願人 : 株式会社島津製作所 発明者 : 福山 裕子 外2名

発明の名称 : 還元性物質を用いるタンパク質又はペプチドの構造解析手法

【課題】質量分析測定試料となるタンパク質又はペプチドがジスルフィド結合を有するものであっても、その一次構造解析を迅速且つ容易に行うことができる方法を提供する。
【解決手段】MSの2乗以上の分析が可能なMALDI(マトリックス支援レーザー脱離イオン化)質量分析装置により、マトリックスとしてジスルフィド結合に対して還元性を示す物質を用いて、タンパク質又はペプチドのMS分析を行い、前記MS分析で得られた分子量関連イオンをプリカーサイオンとしてMSn分析を行い、タンパク質又はペプチドのアミノ酸配列情報を得る、タンパク質又はペプチドの構造解析手法。

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