バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

HLAクラスIを認識する抗体

2017年05月29日 | 癌 ガン がん 腫瘍

出願人: 中外製薬株式会社
発明者: 木村 直紀, 羽生 清

出願 JP2010066494 (2010/09/24) 公開 WO2011037160 (2011/03/31)

【要約】本発明はHLAクラスIを認識し、有意な細胞死誘導活性を有する抗体を提供することを課題とする。本発明者らは、上記課題を解決するために、まず、FLAGタグを付加した可溶型HLA=Aをマウスに免疫し、最終免疫の4日後、マウスの脾臓細胞とマウスミエローマ細胞を細胞融合した。次に、ハイブリドーマ細胞のスクリーニングを、細胞凝集誘導活性及び細胞死誘導活性を指標に行い、細胞死誘導活性の強かったモノクローナル抗体F17B1を選抜した。マウスモノクローナル抗体F17B1のH鎖可変領域及びL鎖可変領域の配列を決定し、抗体のヒト化を行なった。さらに、ヒト化抗HLAクラスI抗体H2=G1d_L1=k0による細胞死誘導を行なったところ、H2=G1d_L1=k0はIM9細胞株において、濃度依存的に細胞増殖を抑制することが明らかとなった。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2011037160/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。