バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

抗酸化、抗炎症及び細胞保護作用を有するチオレドキシン産生促進剤

2010年12月04日 | 細胞と再生医療
国際出願番号 : PCT/JP2007/056827 国際出願日 : 2007年3月29日
国際公開番号 : WO2007/114230 国際公開日 : 2007年10月11日
出願人 : 国立大学法人京都大学 外1名 発明者 : 中村 肇 外2名
発明の名称 : チオレドキシン産生促進剤

【課題】本発明の目的は、抗酸化、抗炎症及び細胞保護作用を有し、細胞内の酸化還元制御因子として重要な役割を果たすチオレドキシンの産生を促進する物質を提供することにある。さらには、該物質を有効成分として含有し、慢性閉塞肺疾患の予防又は治療において有効で且つ安全性が高い医薬を提供することにある。
【解決手段】本発明は、ワクシニアウイルス接種炎症組織抽出物の新規な医薬用途に関するものであり、該抽出物を有効成分として含有するチオレドキシン産生促進剤に関する。該抽出物は、喫煙抽出物質、過酸化水素等の刺激による酸化ストレスに対して、優れたチオレドキシン産生促進作用を有し、顕著な肺細胞保護効果を示した。従って、該抽出物を有効成分とする本発明医薬は、慢性喫煙等の持続的な酸化ストレスが主原因とされる慢性閉塞性肺疾患の予防又は治療剤として、副作用の少ない安全性の高い医薬として有用性の高いものである。明細書PDF >>WIPOPatentScorp

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