テキサス大学のMD アンダーソン癌センター(ヒューストン)の科学者等は、金のナノ粒子と特定のウイルスを混合し、体内で疾患を見つけ治療する新技法を開発。同研究チームは「遺伝子を用いてプログラム可能な」ナノ粒子と、生体と相性のよい金属との混合方法を開発した上で、狙った細胞組織の蛋白質受容体に対応するペプチドを発現するよう特殊処理したファージ・ウイルスと金のナノシャトルとを自然結合させることにより、特定の患部をターゲットに移動するキャリアの開発に成功。このキャリア(ナノシャトル)は、動脈損傷の治療や腫瘍治療、癌破壊薬の運搬等への貢献が期待。ただし、生体内でのテストは実施実績も実施予定も未だない。同論文は、2006 年1 月23~27 日号のオンライン版『全米科学アカデミー議事録』で発表。(Newswise)NEDO海外レポートNo.927(2006)
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