バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

GanodermaLucidumの抽出物の投与に関連した方法及び組成物

2012年12月21日 | 医療 医薬 健康
出願人: アカデミア シニカ
出願 2007-536927 (2005/10/14) 公開 2008-517100 (2008/05/22)

【要約】Ganoderma Lucidum(レイシ)の抽出物から得られるフコース含有糖タンパク質画分、フコース含有糖タンパク質画分を含む組成物、IL=1の遺伝子発現に伴う免疫調整現象を仲介する方法、炎症性サイトカインの発現を刺激する方法、炎症性サイトカインであるインターロイキン1と関連したプロテインキナーゼ経路を調整する方法、TLRによって仲介される現象を誘導する方法、単核細胞の分化を調整する方法、NK感受性腫瘍細胞に対するNK細胞の細胞障害を増大させる方法、サイトカインの発現を活性化する方法、マウス脾臓B細胞又はヒトB細胞、ヒト成熟脾臓細胞又は樹状細胞でのBlimp 1の発現を誘導する方法、マクロファージ内においてLPSによって誘導される一酸化窒素の生産を阻害する方法、脾臓細胞の増殖を活性化する方法及び脾臓細胞のプロテオームを改変する方法。明細書 pdf >> かんたん特許検索



米誌サイエンス:今年の10大成果に「iPS細胞」

2012年12月21日 | NEWSクリッピング
 米科学誌サイエンスは、ことし達成された科学分野の十大成果の一つに、マウスのiPS細胞から卵子をつくった京都大の研究を選んだ。21日付の同誌で発表した。

 斎藤通紀京大教授は「われわれの研究が選ばれたのには驚いた。今後、生殖細胞の発生機構をより詳細に解明したい」と話した。

 斎藤教授らは10月、マウスのiPS細胞を使って卵子を作製し、通常の精子と体外受精させて子どもを誕生させたと発表。サイエンスは「倫理問題もあり人間の細胞でまだ同じことはできないが、不妊の原因解明に役立つ」と評価した。(共同)毎日新聞 2012年12月21日

図解なるほど:iPS細胞とは?
毎日小学生新聞 2012年11月29日


生物由来の化合物、疼痛鎮める作用-お茶の水女子大が発見

2012年12月21日 | 医療 医薬 健康

 お茶の水女子大学の室伏きみ子教授は、生物由来の化合物「環状ホスファチジン酸(cPA)」に、神経障害性疼痛(とうつう)の鎮痛作用があることをラットやマウスの実験で明らかにした。神経線維の損傷部位に作用し、痛みの原因物質の産生を抑える。麻薬系鎮痛剤や非ステロイド系抗炎症薬などの既存の鎮痛剤に比べ、副作用が少ないと考えられる。がんや糖尿病に伴って生じる疼痛の鎮痛剤への応用を目指す。日刊工業新聞(online) 2012年12月21日

ノロウイルス大流行、変異ウイルスも検出

2012年12月21日 | 医療 医薬 健康

 ノロウイルスが主な原因で下痢や嘔吐(おうと)を起こす感染性胃腸炎が、山陰両県でも猛威を振るっている。全国の患者数は過去10年間で最も流行した2006年に次ぐペースで増えており、島根県では12月10日から1週間の患者数が、06年のピーク時を突破した。同県では遺伝子型が変異したウイルスも検出され、関係機関は「例年に増して注意が必要」と呼び掛けている。山陰中央日報 2012-12-20

ES細胞の臨床研究を解禁へ 厚労省、指針見直し案提示

2012年12月21日 | NEWSクリッピング
 様々な種類の細胞になれるES細胞(胚〈はい〉性幹細胞)を治療に使うため、人で効果や安全性を確認する臨床研究が認められる見通しになった。厚生労働省が19日、関連する指針の見直し案を専門委員会に示した。国内では数株のES細胞が作製されているが、基礎研究用で、治療への応用は想定されていなかった。 朝日新聞(Web版)2012-12-19 ただ、ES細胞の元になった受精卵の提供者は匿名のため、治療に応用するための再同意を取るのが難しいなどの課題があり、今後さらに議論するという。




視床下部ニューロンの前駆細胞の製造方法

2012年12月21日 | 細胞と再生医療

国際出願番号 : PCT/JP2009/060396 国際出願日 : 2009年6月5日
国際公開番号 : WO2009/148170 国際公開日 : 2009年12月10日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 笹井 芳樹 外2名
発明の名称 : 幹細胞の培養方法

本発明は、均一な幹細胞の凝集体を迅速に形成させる工程を含むことで、幹細胞の無血清培地中での効率的な浮遊培養を可能にし、幹細胞の選択的神経分化誘導法、大脳皮質神経ネットワークを試験管内で形成する方法、および脳組織の立体構造を試験管内で産生する方法を提供し、また、Nodalシグナル促進剤、Wntシグナル促進剤、FGFシグナル促進剤、BMPシグナル促進剤、レチノイン酸及びインシュリン類を実質的に含有しない無血清培地において多能性幹細胞を浮遊凝集体として培養すること、及び培養物から視床下部ニューロンの前駆細胞を単離することを含む、視床下部ニューロンの前駆細胞の製造方法を提供する。

幹細胞の培養方法

2012年12月21日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2007-118183 出願日 : 2007年4月27日
公開番号 : 特許公開2008-99662 公開日 : 2008年5月1日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 笹井 芳樹 外1名

【課題】胚性幹細胞(ES細胞)等の幹細胞の培養に有用な新規方法を提供する。
【解決手段】培地中で幹細胞をROCK阻害剤で処理することを含む、幹細胞の培養方法;分散した幹細胞及びROCK阻害剤を含む、細胞調製物;ROCK阻害剤を含む、幹細胞の培養剤;ROCK阻害剤及びその他の構成要素を含む、組合せ物(例、組成物、キット);ROCK阻害剤を含む無血清培地;幹細胞及びROCK阻害剤を培地中に含む、培養系。幹細胞としては、例えばヒト由来細胞(例、ヒトES細胞)が好適に用いられ得る。ekouhou 特許公開・明細書(全文)


無血清浮遊培養による胚性幹細胞の神経分化誘導法

2012年12月21日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2012-183508 出願日 : 2012年8月22日
公開番号 : 特許公開2012-245007 公開日 : 2012年12月13日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 笹井 芳樹 外1名

【課題】臨床応用可能な胚性幹細胞の分化誘導法、特に胚性幹細胞からの前脳神経細胞の分化誘導法を提供する。
【解決手段】無血清培地において胚性幹細胞を浮遊凝集体として培養することを特徴とする、胚性幹細胞の分化誘導方法、特に、胚性幹細胞からの、前脳神経細胞、小脳神経細胞等の神経系細胞、感覚器系細胞の分化誘導法;無血清培地において胚性幹細胞を浮遊凝集体として培養することにより得られる、胚性幹細胞の浮遊凝集体;並びに、胚性幹細胞の浮遊凝集体に由来する細胞、特に前脳神経細胞、小脳神経細胞等の神経系細胞、網膜前駆細胞等の感覚器系細胞。明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB

試験管で網膜をつくる

2012年12月21日 | 医療 医薬 健康
笹井芳樹(理化学研究所)
 培養皿の中でES細胞の塊を試験管の中で培養するだけで、その細胞から神経上皮の層ができ、中空の球になる。さらに培養を続けると、そこからプクリと風船のような構造が飛び出し、先端が凹んで「眼杯」と呼ばれる形になる。やがてその内側には、新生児が持つ6種類の細胞すべてを備えた網膜ができあがる──。日経サイエンス  2013年2月号