私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ウキゴリ幼魚を釣る : 死滅への遡上の途上?

2018-06-06 17:32:24 | 淡水釣り
2018年6月6日(水)

昨日から梅雨入りだというのに・・・釣りへ。

遡上中のウキゴリ幼魚を釣るのが目的だ。

6月3日(日)午後から友と出かけ
最下流域に流れ込む三面コンクリート護岸の細い水路が
遡上中のウキゴリ幼魚だらけになっていた。

何匹か釣った。


けど、撮影用の水の用意もしておらず、濁った川の水で撮影した。


何か心にひっかかったままだった。

釣ったウキゴリをきれいに撮ってやれなかったこともだが・・・
本流をそのまま遡上すればよかろうもんを
わき道である三面護岸の細い水路へと上ろうとしてるもんなあ・・・その先に水も未来もないぞ?


ということで、水を用意して1尾だけ釣りに行ったのである。
幸いなことに本流の土手の下をくぐる水路だから、傘は要らない。

当たり前だが、雨で水量が増えていて、なかなかアタリも渋い中、釣った1尾。


先日、日本海側で採ったスミウキゴリ幼魚はこんな感じ。




スミウキゴリの尾ビレの黒い斑紋が大きく目立つ。
第1背ビレ後端の黒点の有無もこれくらいの大きさ(約4cm)になると判別できる。

ついでに、遠い親戚のドロメ幼魚はこんな感じ。


似ているよねえ。

きっと共通の祖先からの種分化なんだろうなあ。

ウキゴリ一族は、塩分濃度の低い淡水へ淡水へと生活範囲を広げようとしたのに対し
ドロメ・アゴハゼたちは、塩分濃度の高い潮だまりで耐えていく能力を身につけていった。

淡水魚の世界はつくづくおもしろいなあ。

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川の健康診断に参加してみた

2018-06-06 16:21:36 | 自然
2018年6月6日(水)

6月3日(日)午前中、「芦田川川の健康診断」に参加した。

パックテストを用いた簡易水質検査を流域の約20ポイントで同時に行うのである。
私はD班に加わることに。


各班、測定道具を手にポイントへとちらばる。


Dポイントは川岸へ降りられない。
そういうときは、流心へとバケツを落として水を汲む。

それにしても日本の川は、簡単に河原へ近づけない工夫がいっぱいあるなあ。

水温・pH・COD・亜硝酸体窒素・燐酸なんかを測定する。
D班には、低学年児童や園児もいる。
1つ1つパックテストを手渡して、測り方を説明。
そして、何より何を測ってるのかを説明していくのだが・・・

これが意外と難しい。

例えば、COD(化学的酸素要求量)
「川の中の汚れを燃やすのに必要な酸素の量だよ。
 だから必要な酸素が多いほど汚れてることになるよね」
「え~っ! 水の中で燃えるの?」
「いや、だからね・・・水を全部乾かして・・・汚れやゴミが残るでしょ?
 それを燃やすときに必要な酸素の量のことなんだよ。」
「ふ~ん・・・乾かしてないけど・・・大丈夫なの?」

ベテランスタッフの方を振り向いても知らんぷり・・・
しどろもどろになりながら、なんとか測定終了。

本部へ集合。
各班から、測定結果と気付きの発表。
D班は低学年さんが発表してくれたぞっ!

パックテストは誤差も大きく、個々の測定判断もまちまちなため、正確ではない。
天候や温度・水量にも大きく影響されるから、データは極めて怪しい。


怪しいけれど20年以上も続ければ、傾向が見えてきて、自然科学らしくなってくる。

釣りだって1回1回は遊びで、たまたまの釣果だけど
記録をとりつつ続けていれば、自然科学に近づいていくのかなあ・・・

と思いながら、午後からは友と川へ行くぞおっ!



コメント (2)
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