私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

【鶏頭・けいとう】俳句生活『よ句もわる句も』:11月の俳句結果③

2021-11-30 16:52:01 | 俳句
2021年11月30日(火)

カタログハウス「通販生活」に月1回の『よ句もわる句も』という無料の俳句投稿コーナーがある。
月1回、俳人夏井いつきさんが『天』『地』『人』『佳作』と選外(未掲載)に選句してくれる。

今回の兼題は【鶏頭(けいとう)】
もちろん三歩で忘れる鳥頭ではなく花の方のケイトウ

私、お気に入りの句が2句できちゃって
「最大3句まで投句可」に甘えて、どっちも投句した。

鶏頭や夫はコンロを消し忘る
けいとうやつまはこんろをけしわする


物忘れは昔からひどくて
メガネをかけたまま「メガネはどこだ?」と探したり
「まさかこんなところにね」と開けた冷蔵庫からカメラが出てきたり
最近は、それがますます進んでるからね。

ま、コンロは自動的に消火してくれるから助かってるけど。
で、この句がかろうじて「佳作」に救ってもらえた。

鶏頭は自制回路の切れた脳


これ、鶏頭の花が「大脳の模様」に見えてきて・・・
年とってくと、ダジャレとか、つい浮かんだ要らんこととか、喜怒哀楽とか
だんだん抑制できなくなっちゃうんだよなあ、と思って・・・

この句は、もともと鶏頭を比喩としてに使ってるからね。
当然ながら「没句」
ブログに2系統の鶏頭を紹介したかったから、ついつい・・・
(夏井さん、要らぬ手間をおかけしてごめんなさい)

散歩を日常的にするようになって、はたと気付いたのは
「子どもの頃よく見かけてた『鶏冠鶏頭(トサカケイトウ)』
がないっ!」ということ。

近隣の庭先や畑にみられるのは、大半が『羽毛鶏頭』

これ、読み方はどうなの?
ウモウケイトウでいいんだよね?
もしやハゲケイトウとかじゃないよね?

んでもって、市内アチコチ散歩して、やっと1軒で『久留米鶏頭』発見!


とうとう『鶏冠鶏頭』は見つけられないまま・・・
鶏頭の品種改良も進んでくと、流行り廃りもあるんだなあと気付いて、2句つくっちゃったってこと。

ま、ことわざにも
「継投となるも牛耳られることなかれ!」
とあるではないかっ!(あるかいっ!)

来年の広島カープには、ぜひこのことを肝に銘じてもらいたいっ!
(おっさん話が変わっちょるぞ?)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『蓑虫 』俳句ポスト365:11月の俳句結果②

2021-11-29 17:20:32 | 俳句
2021年11月29日(月)

今年4月から松山市主催・夏井いつき選の俳句ポスト365はリニューアル。
初心者コースは、家藤正人さんが担当、俳句の基本的なルールを含めて解説してる。
中級者コースは、夏井いつきさんが担当、曜日ごとに『没(未掲載の選外)・類想(掲載された選外)・並選・佳作・秀作・特選』に選句される。

さて、今月の兼題は『蓑虫(みのむし)』

選外3回、入選3回のど素人俳人「あたなごっち」が投句したのは
蓑虫やルネ・ラリックの小瓶開け

「なんのこっちゃ?」と思われたり
「頭の中に浮かんだ絵空事じゃないの?」と訝しく受け止められたりするかもしれんね。

でも、この句、実体験に基づくマニアックな一句のつもり。

ミノムシとなると、「極端な性的二型と性フェロモン」のことを俳句にしてみたかったから。

ミノムシの中で、最も知られてるオオミノガ

(コイツはミッキーちゃんみたいな穴を器用に開けとった!)

やがて、オスは幼虫→蛹→成虫と変態して、飛翔力の高い蛾
一方、メスはネオテニー(幼形成熟)なのか、蓑の中で幼虫のまんま成体となる。

となると、「この雌雄がいつどのように出会い、子孫を残すのか?」でしょ?

わりと知られてることだから、はしょるけど
メスは、オスを誘引する性フェロモンを分泌してて
オスは、遠く離れた位置からでもその微かなフェロモンを感知して駆けつける、というわけ。

だから、ミノムシたちのオスの触角は関知しやすいよう複雑な櫛状をしてるんだな。

※ 画像はオオミズアオという別の蛾で、あくまで櫛状の触角の例として掲載。

しかも、この性フェロモンは蛾の種類によって違うから、オスは間違えることはないらしい。

人間でいえば、まるで好みが多種多様な香水みたいなもんじゃないかっ!
と思ったんである。

んで、かみさんの希望で出かけた美術館の催し物に
「アールデコのガラス工芸展」なんてのがあって
私、いつも生き物関連でつきあってもらうから嫌とも言えず、興味なくウロウロしてたら・・・
唯一、ルネ・ラリックという作家がつくったこの香水瓶だけが気に入って・・・


かみさんが絵はがき買ってたんで、それを撮影して・・・


ほらっ! 実体験でしょ?

で、結果は『並選』

ま、並選入選で十分なんだよね。

ただ、最近、俳句ポスト365の入選率が緩くなりつつあると感じて調べてみたら


やっぱりそうだった!
最近まで50%だったのに、今回60%に上がってる!

2人に1人以上が入選してるってことだから、落ちたり並選だったりくり返す私は極めて平均的凡人だな。

ちなみに、前にも書いたけど、いくら優れた句を複数投句しても「一人一句しか選句されない」
だから、入選句÷投句数=入選率 はトンチンカンな計算。
正規は、入選句÷投句人数=入選率 だからね。

このロジック、「お~い!お茶」でも似たようなことが言えるんだけど
その話はまた別の機会に、覚えてたら書こうかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【秋遍路】『ギュッと!四国』俳句道場 :11月の俳句結果①

2021-11-28 17:01:24 | 俳句
2021年11月28日(日)

NHK松山放送局のローカル番組『ギュッと!四国』
その中に「夏井いつきの俳句道場」というコーナーが月にほぼ1回。
夏井さんが、落選・佳作・秀作・特選に選句してくれる。

もちろん無料、全国津々浦々から誰でもPCやスマホから投句は簡単。
結果もその日にネット上でみれる。

今回の兼題は【秋遍路】

投句したのは下の句
秋遍路石手寺へ石握りしめ

お遍路といえば四国八十八カ所
四国には結構縁があるものの、ばちあたりな私は松山市にある石手寺くらいしか記憶にないのだ。
重信川や石手川での生き物採集の集合や休憩場所として何度か訪ねたお寺さん。

境内には大きな岩があって、弘法大師と村の男と岩にまつわる話が『石手寺』という名の謂れとなってるんだよね。

愛媛と高知にしか生息していないヒナイシドジョウの観察調査なんかもね・・・👇
ヒナイシドジョウに会いにいったお話
ヒナイシドジョウ メス

若魚

※現在、高知県では採捕禁止、愛媛県レッドデータ1B類

そうした昔の体験や記憶をもとに、ご利益あればと、近くの小さな神社へ「石を握りしめ」出かけたんである。

なので、写真は神社! 石手寺じゃないぞっ!

どうしても頭の中で絵空事浮かべて俳句つくるのが苦手だし
そんなことしてても長続きせんと思うし
近場で疑似体験しつつ、「いい結果が出んかなあ~」と姑息な行動に走った・・・

結果は『佳作』

さすがに近くの神社じゃいけんかったわ~!(冗談)
いわゆる「凡句」ということだね。
でも、一応入選して、思い出も含め、こうしてブログに書けるから。
それでもう十分だわ~!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒロヘリアオイラガ幼虫:かわいいのに・・・

2021-11-27 16:57:25 | チョウ・ガの仲間
2021年11月27日(土)

ヒロヘリアオイラガ幼虫 20mmほど

20211124

散歩中に桜の幹で見つけて


鮮やかな黄緑色がよく目立ってて美しい。
こういう場合、大体毒蛾だと、幼い頃から何度も痛い眼にあってるから触らない。

どっちが頭かも、黒い点々が目なのかもわからなくて
いろんな向きから撮影だけはしておいて・・・


帰宅後、調べてみたら『ヒロヘリアオイラガ』という外来種の毒蛾。
半世紀以上も前にアジア大陸から渡来してるらしい。

目に見えた黒い点々は胸部の模様にすぎず

頭部は、胸部のでっぱりにすっかりかくれてるみたい。

このトゲトゲに毒さえなければ、ホント『ゆるキャラ』や『ぬいぐるみ』にしても十分だと思うけどなあ・・・
何度も何度もやられてる身としては、正直言って苦手かなあ。

ちなみに、在来のイラガの仲間には
よく似てるアオイラガとか、アカイラガなんてのもいて・・・

「どうせ会うなら『アカイラガ』がいいよね!」っと
カープファンである私としては強く強く願うのであった!

アカイラガ → 赤いラガー → やっぱビールは本麒麟 だもんっ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イダテンチャタテの逃げ足

2021-11-26 16:59:07 | セミ・ヨコバイ・ウンカなどの仲間
2021年11月26日(金)

イダテンチャタテ 4mmほど

20211124

一昨日の散歩中、杉の木の幹にいて・・・
気温も下がり、虫たちの動きもにぶくなったというのに
コイツはさっさと逃げてって、撮れたのはこの1枚。

帰宅後、いつものように名前調べ。
似てる気がして、カメムシの仲間のカスミカメたちにあたりをつけてもヒットせず。

しらみつぶしに調べる覚悟で進めてると、トビケラ類に近いチャタテムシの仲間とわかった。
「お~っ! コイツがチャタテムシなのか~!」とあらためて感動したわ!
一度見てみたかった虫だったからね。

そもそもチャタテムシという名がおもしろい。
「茶をたてるシャカシャカという音」を出すのか? 本当に?

しかも、イダテン~と名付けられた以上『韋駄天』の速さのハズ・・・
たぶん他のチャタテムシよりは速く移動できるんだろうね。

ただなあ、魚でいえば
イダテンギンポもあんまり速いとはいえない。


イダテンカジカもとても速いとは思えない。
イダテンヤドカリなんてのは、どう考えても遅いじゃろ?
唯一イダテントビウオが速く泳ぐのかもしれんけど・・・

さらに、分類上で、チャタテムシたちは齧虫(カジリムシ)類にまとめられてる。

カジリムシぞ! カジリムシ!
いっときブームになった「おしりかじりむし~🎶」もチャタテムシの仲間だったんだ~っ!

体験して調べて、いろいろ妄想が広がってく時間は楽しいね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする