私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

ホシミドリヒメグモ Chrysso foliata :クヌギの若葉に

2023-04-30 09:40:27 | 昆虫以外の節足動物
2023年4月30日(日)

ホシミドリヒメグモ Chrysso foliata

20230429 5mmほど

昨日は小雨模様、近場の山道をちょい散歩。
カシ・ナラの若葉の裏をのぞき込みながら・・・
クモ類もそこそこため込んできてるけど、コイツはまだ記録してないとパチリ!


そこそこ美しいではないかっ!
偏見さえもたなければ、胴部の模様など、ラテアートみたいでうっとり見つめてしまうのではないか?
そもそも昆虫と脚の数とか頭胸などのつくりは多少違うかもしれないが
「きゃ~っ! クモっ!クモっ!」と嫌われるほどの大差はない。(と思う) 

調べてみたら、ヒメグモ科。
で、とても同じ種類とは思えないほど多彩な色彩変異が記されていた。
ナミテントウの色彩変異も記録してきたけど、そんなの足元にも及ばない。
また、一つ近場散歩の楽しみが増えた。

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アシナガオトシブミ Phialodes rufipennis :初めてオスを

2023-04-28 08:37:49 | オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間
2023年4月28日(金)

アシナガオトシブミ Phialodes rufipennis オス

20230426 10mmほど

一昨日、山道散歩中にかみさんが見つけた。

クヌギの若葉にとまってて、撮影しようとしたらポトン!

あきらめきれないかみさんが草むらで再び見つけ


「うわぁっ! オスじゃんっ!」


オスは初めて!
オスは吻と触角がメスより長くて、今までメスしか見つけてきてなかったのだ。


その数日前、家の周りを一人で散歩中
メスを見つけていて

20230422 8mmほど

やはりクヌギの若葉にいて


思い起こせば、一昨年、友人の夫人が地元山間部の草むらに落ちてるのを見つけ
こんなオトシブミが市内にいるとは知らなくて・・・
何度となく足を運んで、探すも見つからず

昨年、再度挑んで、やっぱりかみさんが草むらに落ちてるのを見つけ
遅ればせながら私も見つけ、ひと段落ついて

それが今年、自宅から徒歩1000歩圏内にいることを味わい・・・


やっぱり地元・足元から知っていくことの大切さを噛みしめていたのだった。


ただし、メスしか会ってなかったから
「オスは見つからないねえ。見つけたらお互い知らせようね」と、知人と話してたばかり。

かみさん、もってるねえ。
で、向きは少しずれてるけど、違いがわかるようオスメス並べてみたからね。


5/23追記:赤みの強い上翅のアシナガオトシブミのオスを見つけた。

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バイカイカリソウ Epimedium diphyllum :1株ぽつんと

2023-04-26 08:33:54 | 植物
2023年4月26日(水)

バイカイカリソウ Epimedium diphyllum

20230424 丈30cm 花径10mmほど

友と2つ用件を済ませ、地元の湿地帯の遊歩道をぐるぐる散歩していて見つけた。
草刈りを終えた畔の斜面にたった1本、ぽつんと小さな白い花の野草。


見過ごしていもおかしくないほどの小ささ。

しゃがんで覗き込み、美しい可憐な花だと気づき、記録を残すことにした。

何せ、アケビの花でさえ何の花かわからなかったくらい植物はド素人だから。

帰宅後、調べてみて驚いた!
バイカイカリソウという和名をもつメギ科イカリソウ属の花。
イカリソウ属の仲間なのに、花弁に距(錨のような突起)がなくて、梅花のような形をしているからバイカイカリソウということのようだ。
中国地方・四国・九州に生息する多年草で、日本固有種らしくて・・・
ああ、やっぱりだ!
ネット上でいくつか販売もされてる。

販売か(バイカ)やはり野におけ怒りそう(イカリソウ)
という駄句にて終了!

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激安食堂の日替わり定食

2023-04-24 08:24:25 | B級C級グルメ
2023年4月24日(月)

2週間ほど前のこと
「市内に美味しくて激安な食堂がある。
だから一度どうしても連れていきたい」との友の誘いに・・・のった!

繁忙時を避けて13時過ぎ、店に着く。
人気の「揚げ物てんこ盛り」おかずは残り2皿。

20230415
私は、左の「から揚げ2個・ミートボール3個・れんこん天ぷら2個・ポテトフライ・スパゲッテイ・キャベツなど」を
友は、右の「よく似ているが玉子焼きもあるぞ」を手にして・・・

おばちゃんに「めし・汁2つずつ、あ、めしは小にして!」と友が注文。

かくして、私の前に日替わり定食が鎮座。

これで330円なのである。
申し訳なくなるほど安い。

おかずも一つ一つ手作りで、十分美味い。
近くのスーパーの総菜よりも美味くて安い。
味噌汁もカツオ出汁が効いて、豆腐とワカメもたっぷり。
ご飯を小にしても腹いっぱい、苦しくなるほどだった。

繁忙時を過ぎても店内はそこそこ食べてる方々がいて・・・
「昼間の3時間しかやってない店で、開店時には労働者や年寄りが行列を作る」
「こんな店が好きなんよ。潰れてほしくない」と友。
私もそう思う。

2日後、時間を遅らせ、腹を空かせて再び行ってみた。

20230417

人気の揚げ物おかず皿は完売、この日はさやいんげんと絹ごし厚揚げの煮物と玉子焼き。
ご飯も並みにして、350円。
やはり美味い。
丁度いい塩梅で調理されてる。

「安すぎて気持ち悪い」などの不快感を、見も食べもせず簡単に口にする人もいる。
そういう方は、申し訳ない。
少々高めの金を払いつつ美味しい物を食べていてくれればいい。
自分が食べている物のことだけを自慢してくれればありがたい。
食ってもいない食べ物への批判的見解は述べないでいただければありがたい。

だって「激安な店や食品に並ぶ」方々もたくさんそこにおられるのだから。
きっと住んでいる世界が違っていて、そこに初めから寄り添う気はないのだから。

その翌日、かみさんを誘って閉店1時間前に

20230418
この日は、めし小の330円。
残っていたおかず皿は、れんこんと肉の煮物がメインの皿だけ。
これまた美味かった。
かみさんも完食した。

他にもいろんな格安メニューはあるけれど、おばちゃんの手を煩わすようで注文しない。
3回ともきれいに片付け運んでから帰った。

以前、たまたま食べ歩き系のブログに
「激安で人気のから揚げ定食を食べに行く」というのがあって、好奇心で見た。
『塩辛くてとても不味い!食えない!』というのが、その人の感想だった。
私は、少し悲しくなった。
自分で金を払ったのだから、口に合わないと書いてもそれはそれで間違いではないけれど・・・
その店、たくさん汗をかく仕事をされてる方々向けの味付けだったんじゃないかなあ。
ごった返すほどの人気店なのは低所得者向けの価格と料理だったんじゃないかなあ。
場違いな店へ出かけただけじゃないのかなあ。

私は、絶滅の危機に追いやられている生き物たちへのアプローチの在り方と
激安な食事を用意してくれる店・格安地元スーパーへの在り方は
よく似ていると思ってる。

だから、この店の定食(絶滅危惧種)は紹介しつつ、店名や場所などの具体(生息地など)は紹介しない。
私の地元に、こういう店(絶滅危惧生物たち)があることは知ってほしいけど
他方から、たくさんの人が押し寄せ、好きかって言ってもらう(採集する)とか
口に合わず残すとか片付けもしない(採集地点を荒らした)まま帰るようになると
ここの常連客(地域の保護グループ)としては迷惑でしかないのだから。

友も私もこんな店が料理が大好きだ!
また、ときどき閉店時間前に顔をだして
みよう。

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キジ Phasianus versicolor :3年目の遭遇で

2023-04-22 08:02:03 | 鳥類
2023年4月22日(土)

トウカイキジ Phasianus colchicus tohkaidi

20230421 60cmほど

昨日、地元いきつけの川沿いの山道を散歩。
目的は、3年かかってまだ撮れていないツマキチョウのオスの撮影。
この日もメスしか出会えないまま河原沿いの菜の花や耕したばかりの畑を眺めていたら・・・
そこにいたっ!

3年前から「クェーン」とか「クォー」とか(私にはそう聞こえる)鳴き声や
数回ほどすばやく立ち去っていく姿をお見かけしたが、撮影の間などないままだった。

友人にお願いして、キジの画像をもらっていたりもした。

20230402

安物の低倍率デジカメでも友人の手にかかれば美しく撮れるもんだと感心していたばかりなのだ。

そのキジが畑に現れ、しかもつがいだっ!

草むらにいたメスを誘い

羽毛をふくらまし


メスを追いながら


求愛ディスプレイまでお見せいただいた。


友人にもこのキジ夫婦にも感謝なのである。

なお、大陸に生息するコウライキジとは体色や首の白線で判別できる。
日本固有種で国鳥であり、かつ狩猟対象の鳥の一つという何ともいえない立場にいる。
また、ここでは 広島大学デジタルミュージアム内の☟
広島県の鳥類 > トウカイキジにしたがい、亜種トウカイキジとしておいた。
日本には他に、東北地方のキタキジ、紀伊半島などに局地的なシマキジ、九州のキュウシュウキジの3亜種が自然分布するという。

なるほどね、この種分化の様子でいえば『キジはかなり飛べない鳥』ということなんだなあ!

5/23追記:別個体のオスと近距離で遭遇

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