私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

キタマゴタケ Amanita kitamagotake :ハギルリオトシブミを撮り損ね

2023-07-24 08:30:07 | 菌類
2023年7月24日(月)

キタマゴタケ Amanita kitamagotake



20230715   カサ径10cmほど

山道散歩中、ヤマハギの若葉に3mmほどの未記録の
ハギルリオトシブミが食らいついていて
1度見つけて撮りそこねてるのに、今回は食事中だからとそっと近づき慎重に撮影をしたつもりが・・・
オートフラッシュがきらめいてオトシブミは落ち葉に落下!

ちくしょ~っ!
それなら捕まえればよかったと悔やんだ腹いせに
すぐ横にひらいていた黄色いキノコを撮った!

となりのカサひらきかけにはアシダカグモの仲間が乗ってたりもする。

何であれ地元の知らない生き物を調べるのは楽しみだ。
帰宅後、たぶんテングダケ科のキタマゴタケだとわかる。
長い間、タマゴタケと同一種とされていたが、近年DNA解析で別種とわかったそうだ。
美味であるという。
ただ、よく似た有毒キノコに「タマゴタケモドキ」があるそうで
カサ裏のヒダの色が白くタマゴタケの仲間に見られる条線はないことで区別できるらしい。

ヒダの色は黄色だよねえ?

ただ、万が一同定を間違えると「タマゴタケモドキ」は猛毒らしいし、絶対にキノコに手を出さない。
そもそも誰が所有してるのか知らない山で、勝手にキノコ狩りは違反(占有離脱物横領罪?)だしね。

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ザラエノヒトヨタケ Coprinopsis lagopus :ガレも描いた茸

2022-12-08 09:52:36 | 菌類
2022年12月8日(木)

ザラエノヒトヨタケ Coprinopsis lagopus

20221010 傘径2cmほど

山道散歩中にみつけたキノコ。
小さく華奢で半透明の姿は美しい。
気付いて観察し、接写してみて、初めてそう感じた。

ヒトヨタケは「一夜茸」と書き、一晩で朽ちてしまう様子を表しているそうだ。
ザラエノは「ざらざらした柄の」という意味で、確かに柄につぶつぶが見える。


茸というと「食える」か「食えない」かという観点がよく世間をにぎわせる。
けれど、スーパーマリオのキノコたちのように「かわいい」とか
このキノコのように「儚い美しさ」とかいった見方があってもいい。

有名なフランスのガラス工芸家であるエミール・ガレも、このキノコの美しさに魅了され、作品に仕上げたという。

さて、一度みつけると、公園にもため池周りにも・・・あちこちで出会うようになった。
人って動物の目に映る映らないは、そのまま自分自身の生活観・価値観なのかもしれない。
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コアカミゴケ Cladonia floerkeana :地衣類

2022-10-05 09:56:45 | 菌類
2022年10月5日(水)

コアカミゴケ Cladonia floerkeana

20220923  丈10mmほど

湿地帯を散策中、木の柵に赤トンボが止まっていて


赤トンボの仲間は、撮影してから後に胸部や尾部・顔面など確かめないと
私のような虫素人にはその場ではわからないから
とりあえず撮影して・・・何度も撮影していた「ナツアカネ」とわかったのだけれど

そのとき、知人が「おもしろいものがあるよ」と呼んでくれたのが、このコアカミゴケ。


~ゴケ」という名がついているけれど、コケ植物の仲間ではなくて
「地衣類」という菌類の体内に藻類が共生している複合体らしい。
だから分類学上は「菌類」のグループということになる。

名の由来となってるてっぺんの赤い部分は「子器」と呼ばれる生殖器官。

この中で菌類の胞子がつくられているそうだ。

疑問は、どの段階で藻類を体内に取り入れるのか?ということ。
胞子の段階ですでに内部に藻類を含んでいるとは何となく思えないから。
菌糸を伸ばす過程のどこかで、シアノバクテリアみたいな藻類と仲良くなるんだろうか?

北半球の温暖帯に広く生息しているらしいけれど
菌類と藻類というジャンルの違う小さな生き物たちでさえ「共に生きる道」を選んでいるというのに
人類という生き物は、まったくもって何やってんだか・・・
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シロソウメンタケかな?

2021-10-13 16:19:45 | 菌類
2021年10月13日(水)

シロソウメンタケかな?

20210918

夜、公園を散歩してて、敷きつめられた砂利のすき間に・・・
「冬虫夏草の仲間やろか?」
「そんなわきゃないよ! 試してみたら?」

1本引き抜いてみた。


確かに!
「つぼ」と呼ばれてる外被膜の部分がちゃんとあるじゃん。
虫から出てる訳じゃないじゃん。

しかも、よく見ればそっちにも


苔の上にも生えている。


夜、ひと気のない静まり返った公園に白く浮き上がる姿は少々不気味でもある。


ただ、それは私がキノコたちのことを全くといっていいほど知らないから。

大手キノコ販売会社の「キノコのホームページ」には
・無毒であるが、普通食用とされない
みたいなことが書いてある。

ただし、このキノコがシロソウメンタケである確証もない。
例えば、シロソウメンタケモドキなんて名のそっくりなキノコもあるらしいし。

残暑が続いてた頃のこと、もっとワサワサ生えてて私に深い知識があったなら
「素麺」みたいにさっと湯がいて、味の報告もできただろうけど
知らない生き物に迂闊に手を出す訳にはいかんからなあ。

そういえば、コイツによく似てる「ムーミン谷のニョロニョロ」なんてのは『触ると放電する』とのこと
つくづく「ニョロニョロでなくてよかった!」と胸をなで下ろしているのであった。
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ツチグリ:暖冬の12月末に

2020-01-05 12:39:29 | 菌類
2020年1月5日(日)

ツチグリ


昨年の年の暮れ(12月26日)
森林公園の芝生をイノシシが掘り返しまくった足跡に
そっと傘を開いてた。

林の道ばたなんかで普通に見られる数cmのキノコなのだが
夏から秋に生えるという。

クリスマスを過ぎた後、一面芝生の中の足跡にポツンと1個あったのに驚いた。
傘のデザインの艶やかさにも驚いた。

「星の湿度計」なんて、かわいいニックネームもあるらしい。
晴れて乾燥した日は、傘を閉じ
曇りや小雨の日には、星形の傘を開くからだそうだ。
ステキやねえ。
傘の色もいろいろあるみたいたし。

東北地方では若い頃あいをみて食用にするという。
食べたことないからねえ。
機会があれば食べてみたいなあ。

よく自分の知らない生き物に対し
「気持ち悪~!」とか
「あんなん食べるんか!」とか
自分の範疇でしか物事を言えない人がいたりする。

ま、そういう人がいてもいいケド
なるべくお近づきにはなりたくないもんだ。
コメント (4)
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