私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

2019年 MY流行魚大賞!:今年もお世話になりました!

2019-12-31 17:48:00 | 魚全般
2019年12月31日(火)

あと数時間で2019年も終わり。
読んでくださる皆さん、いろいろお世話になりました。
みなさんも私たちも来年また良い年でありますように!

さて、タナゴ竿・仕掛けで釣った魚たちの中から毎年『MY流行魚大賞!』を決定してる。

今年は、7種の魚が決勝進出。
選考基準は次のように厳しい。
① 一魚一会の出会いだったか?
② 私が知らない未知の魚、または雑魚扱いされてる魚だったか?
③ 絶滅の危機にあり、なかなか会えない魚だったか?
④ 環境変化などに影響されてるか?
⑤ 写真がきれいに撮れたか?

ひとまず、決勝で残念ながら敗退した4種を紹介。

ホシノハゼ


最初釣れたときは、未知のハゼだから驚いたケド
その後、何匹も釣れたからなあ。
ま、海水温上昇にともなって瀬戸内中央部まで分布を拡大中らしいので、その記録として。

チョウチョウウオ


ともに出かけた和歌山で兄貴が釣った魚。
まさに一魚一会の出会いだったケド
あまりに有名な魚だし、撮影ケースに入らんまま写真がうまく撮れず、決勝で敗退。

ギンユゴイ


これまた和歌山で私が釣った一魚一会の魚。
写真もきれいなのだケド、このときの私、単独行で証人(現認者)がいない。
しかも、割とアチコチで不要な魚として釣られてるもんなあ。

マトウトラギス


地元で釣ったし、未知の魚だったし、かみさんもいたし
写真もそこそこいいし、割とマイナーな魚なのだケド
2匹釣って1匹殺しちゃったからなあ、申し訳なくて。


ここからは入賞した3種の魚。

まず、審査員特別賞!

タナバタウオ


最優秀賞でもおかしくないのである。
マイナーな魚だし、和歌山で姉貴が辛抱して釣った魚だしね。
ただただ、私が悪い。
まず、なぜか写真がきれいに撮れず
そして、台湾で数年前に私がすでに釣ってたために最優秀を逃してしまった。

続いて、審査員ゴリ押し賞!

ショウキハゼ


チチブ属で絶滅危惧Ⅱ類。
何年もコイツを一度釣りたくて通い続けた生息域。
そこと全く違う水系で、名も知らぬままポンとかみさんが釣った。
口惜しいので、絶対入賞させんぞと思っちょったケド
『最優秀は私の釣ったショウキハゼよね!!』とうるさい審査員の圧力に負けた。

さあ、最後に2019年最優秀賞!

タテガミギンポ


和歌山で強風大雨を迎える最後の最後に釣った魚。
撮影ケースに入れるまで、いつものイソギンポだと思い込んでた。
未知の魚だと気付くまで時間もかかり、調べると割とマイナーだし
コイツを釣って喜んでる人もそうそうおらんやろうし
一魚一会の出会いで、写真もまあまあきれいやからね。

優勝おめでとう! 
タテガミギンポくん!




コメント (2)
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トロピカル・パラダイス!

2019-12-30 15:49:05 | チョウ・ガの仲間
2019年12月30日(火)

たまにはお魚をはなれ、小旅行。

この季節なのに汗ばむほど蒸し暑い。

オオゴマダラがベンチへとまった!


近くの木にカバタテハ(裏面)かな?


そっと反対側にまわってパチリ!


リュウキュウアサギマダラが花の蜜を求めて


スジグロカバマダラ(?)と争ってる。


スジグロカバマダラ(?)は実にせわしない。


ツマベニチョウが葉陰に


これまた、そっと回り込んで


パチリ!


ナガサキアゲハも


ツマムラサキマダラ(?)のオスや


メスも飛び交ってる。


いやあ楽しいぞっ!

リュウキュウミスジ(?)もやってきて


翅を広げてとまった!


モンシロチョウより少し小ぶりのクロテンシロチョウ(?)や


ミナミキチョウ(?)の姿も見える。


寒さに震えつつ釣竿を出すのもいいケド
たまにはあったかい所で蝶たちをのんびり眺めてるのもいいもんだ。

ハイビスカス属の花や


南国っぽい花たちに囲まれ


ひねもすのたりのたり。

さて、そろそろ帰ろっかね。

お休み中の館長さんを起こさぬよう


静かに『広島市立森林公園こんちゅう館』を後にしたのであった。


こんないい施設が、この日ほぼ貸し切り状態。
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魚へんにネズミで・・・

2019-12-28 22:58:34 | アート・カルチャー
2019年12月28日(土)

恒例となった「魚へんに干支」の漢字調べ。

なんせ最初の年のこと
魚へんに酉をふざけてつけてみたら、実際にあって「よみがえる」という意味だという。
しかも、さかなととりだから「さかなとり」だあっ! 
と、一人もりあがっちゃったもんで・・・

今年もチャレンジ。

干支のネズミを表す漢字は「子」と「鼠」と「鼡」の3つ。

それらに魚へんをつけて


はいっ!
3つそろいましたね。

まず①
中国漢字の簡体や繁体までも含め調べるつもりが、いきなりあった!


ボラの幼魚を表す漢字だそうだ。
確かに、ボラは成魚と幼魚ではかなり形も違うからわかる気がせんでもない。

よく似た漢字に「」もあって、これはカマス


続いて②
これが怪しい。
という漢字があって、カラスミを表してる。
下の写真は「台湾でカラスミを干してるところ」なのだが


中国・台湾では、このカラスミの色や形から「魚へんのネズミ」と書き表してるみたいなのだ。
当然ながら、日本でもカラスミの漢字のつくりはネズミを示すし
中国漢字の繁体には調べきれないほどの同義語がある。

ということで少し違うつくりだが、カラスミということで。

最後に③
これは、繁体とも簡体とも言えぬ半端なつくりで、要は見つからなかった。


ま、通して「魚へんにネズミ」はボラ関連一族としてまとめればよさそうだ。
ただし、何かいまいちパッとせんな。

ところがである。
①の漢字をバラバラに、つまり魚子にすると
俄然、著名な漢字に変化するのである。



読みが「ななこ」とカワイイ!

「え? 著名だって? わし知らんぞ?」というそこのお方
そんなことでは2020年、無事に東京オリンピックを迎えられんぞ。

ま、「ななこ」といえば
私も ♬ たぶん カナブン いい気分 🎶 関連の大手コンビニチェーンくらいしか浮かばなかったので調べた。

何と魚子紋は、「江戸切子」の基本の1つとなる紋様だったのだ。


正方形の1つ1つがピラミッドのような四角すいになるから
まるで魚のウロコのように見えるってことだろね。

これは、2020東京オリンピックのロゴマークである市松模様にも匹敵する誇るべき日本伝統の紋様なのである。

ビックリしたなあ、も~っ!

「おっ! 我が家にも江戸切子あったハズ・・・」
台所を探り出てきた、出てきた!


ありゃりゃっ! 魚子紋ないぞ!
彫りも浅いから安物やな?


ちなみに、「江戸切子の日がいつか? 君は知ってるか?」
7月5日だそうである。
7と5でななこ。
如何に魚子紋様が大切だったかもわかるじゃろ?

というわけで、来年の年賀状のデザインとして使わん手はないな!

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糸の匠:唯一無二の刺繍士

2019-12-27 11:41:38 | アート・カルチャー
2019年12月27日(金)

昨日、所用で広島西部へ。

身も身辺もきれいに整えさせてもらって

広島で二番目に安くておいしいと思ってる店で

お好み焼き(豚玉そば)を食べ


腹いっぱい。
幸せ気分で『糸の匠』の作品たちを見せてもらった!

額入りのチョウチョウウオ


なんと20色もの刺繍糸でチマチマ作られているという。

額から出していただくと


クロスステッチ・チェーンステッチやら
本返しやら半返しやら・・・多彩な縫い方は実にすごい!
さすがに倍返しやら半沢直樹やらは使うとらなんだ。(当たり前や!)

一枚の写真を


1mmくらいの方眼紙上にデッサンし、色を置いていき


完成させていくという。

多彩に糸を操る魔術師のようだ。
糸は全部で100種類持ってるという。

ま、チョウチョウウオならば、誰もが知ってるから
他にも刺繍する人もおるかもしれんが・・・
この作品は3作目なのである。

1作目はオオスジイシモチ


この写真と比べてみても、ヒレの躍動感がすごいことがわかる。


初めての作品で、オオスジイシモチを作ろうとは・・・
驚き以外の何物でない。
さすがに少しびびって、糸を数色にしたそうだが、それでもすごい。

2作目がタナバタウオ


もとの写真がコレ


ここまでマニアックな魚となると
もはや国内、いや世界で唯一無二の刺繍作家であろうなあ!

いやあ、実にいいものを見せていただいた。

この作家は誰かって?
簡単に教えたくはないが・・・・・・
長年このブログを読んでくださってる方々へのお礼を込めて書いとくと

1000種を超える創作パスタで知る人ぞ知る私の兄貴なのである。
念のためパスタも単に趣味、料理人ではないぞ。

私もチャレンジしたものの、2ラウンド2分48秒でノックアウト!
コメント (2)
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今年(2019年)初めて釣った生き物たち

2019-12-25 17:53:42 | 自然
2019年12月25日(水)

東海地方へ淡水魚保護の現況を学びに行った話も
私魚人新グループとして東海支部が産声をあげた話も
四国西部の愛媛県八幡浜市へ出かけた話も

いずれ書くこととして・・・

(※文字と表ばかりじゃ読む気も起きんでしょうから11月10日の釣果画像とともに)


2019年もあとわずか。

とりあえず、今年タナゴ竿・仕掛けで初めて釣った生き物たちをまとめてみたら・・・



なんとっ!
29種類しか釣っとらんではないかっ!
ビックリ!
3年ちょっとで245種類釣ってきた中の29種類やもんっ!

シロメバル(体色の濃いタイプ)


カサゴ(体色の濃いタイプ)


カサゴ(体色の明るいタイプ)


確かになあ。
初物に出会う機会が年々減ってくのは当然のことやケド・・・
今年、海外にも甲斐甲斐しく出かけることもなく
東海地方での思惑も見事なまでに倒壊し
八幡浜ではグレ(メジナ)ばかり釣れグレそうになったりしたもんなあ。

アカオビシマハゼ(釣った直後の暗色)


アカオビシマハゼ(同個体:明所で放置)


ま、1年間の総まとめとして
例年のようにMVF(Most Variable Fish)選考委員会だけは開くとするか!
いや、今年はMVC(Most Variable Creature)にしとかんとあまりに数少ないもんなあ。

アカブチムラソイ(成長とともに一部黄変しオウゴンムラソイに)


魚の体色は一様ではなく環境や成長によって変化するという話も同時進行にて。


オッサン、ややこしいことするわなあ。
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