私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

キンオビハナノミ Variimorda flavimana:生活史を知らない

2024-07-16 07:48:01 | テントウムシ・キノコムシ・ケシキスイの仲間
2024年7月16日(火)

キンオビハナノミ Variimorda flavimana

20240713  6mmほど

山道散歩中、イラクサ科の葉にちょこんといた。


腹部後端のとがった形からすぐハナノミ科の虫だとわかり・・・
帰宅後、図鑑やネットで調べてみたものの・・・


「キンオビハナノミ・葉の上でみられる」程度のことしかわからない。

そもそも『ハナノミ』というのは、日本に150種以上いるそうで
「花によく集まり、ノミのようにピンッとはねる」ことから
室町時代にはすでに文献に「ハナノミ」という名が記されているらしいのだが
ハナノミ科の昆虫たちは、花に集まるものだけでなく
枯れ木に集まり、菌を食べるものや肉食性のものもいるらしい。

コイツがどんな一生を過ごすのか、専門家の人くらいしか知られてないのかも?
まさか「ずっと葉の上で生活している」わけじゃないだろうしね?
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アオオビナガクチキムシ Osphya orientalis:2型のうちの地味な方

2024-07-09 08:16:23 | テントウムシ・キノコムシ・ケシキスイの仲間
2024年7月9日(火)

アオオビナガクチキムシ Osphya orientalis

20240620  6mmほど

散歩中、ヒメジョオンの花にいた。
てっきりハナノミの仲間だと思い、撮影しておくことにした。


ん?ハナノミじゃないぞ?
初見の甲虫に間違いはないから、横からもパチリ!

なるほど、脚は黄色いんだね。

帰宅後、いつものように調べるけど、なかなかピッタリ当てはまる甲虫がいない。
それもそのはず、このナガクチキムシ科の連中は
カミキリモドキとかコメツキとかゴミムシダマシとかハナノミとか・・・
いろんな体形の連中を寄せ集めたように感じるほど多様なのだった。

だから、いろんな科を一つずつつぶしていくように調べるしかなかった。
スマホに送ってグーグルアイを使えば楽勝なんだろうけどね、年寄りは意地っぱりだ。

んで、なんとかそれらしいと感じたのがアオオビナガクチキムシ。


ただ、ネット上に出てくるのは
上翅の模様がはっきりした白と濃紺の横帯・脚が黒色のものばかり・・・
その中に、たまにポツンと地味な画像も出てきていて・・・
2型の色彩をもつアオオビナガクチキムシの地味な方だと知ったのだった。
できれば派手な方も見てみたいもんだね。
低地から山地の花に良く集まるらしいから。
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モンクチビルテントウ Platynaspidius maculosus

2024-01-07 17:44:59 | テントウムシ・キノコムシ・ケシキスイの仲間
2024年1月7日(日)

モンクチビルテントウ Platynaspidius maculosus

20240103     4mm弱

この日、近くの小さな神社に初詣。
誰もいない静かな境内のアカマツの樹皮にいた!


越冬中のヨツボシテントウと思い込み、1枚だけさっと記録して・・・
山道散策の休憩中に画像を確かめたら・・・なんか違うぞ?

てなわけで、帰り道コイツを松の枯れ枝でホジホジして・・・クヌギの葉にのせた。


やっぱり、黒紋の大きさや形が違うじゃんっ!
コイツ、台湾あたりの南方から徐々に侵入しつつあるモンクチビルテントウとちゃうか?
ビンゴだった。

念のため、よく似たヨツボシテントウやベダリアテントウと比べてみる。


ね? 違うでしょ?
この違いに気づかないままだったら、在来種のヨツボシテントウがいつ入れ代わったとしてもわからなかっただろうなあ。

となれば、記録も明るいとこでもう1枚、撮っとくか!
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クロスジヒメテントウ Scymnus nigrosuturalis かな?:アカメガシワの若葉に

2023-07-16 13:09:11 | テントウムシ・キノコムシ・ケシキスイの仲間
2023年7月16日(日)

クロスジヒメテントウ Scymnus nigrosuturalis かなあ?



20230713  1mmほど

ごみ捨て散歩の帰り道、わが家の前の空き地のアカメガシワの若葉にいた。
茶色地に黒いスジが入ってて、なかなかかっこいいのだが・・・
とっても小さくて、いつもポケットにある生ごみ水切りネットも通用しない。
ちょこまか動いたあげく、プ~ンと飛んで行かれた。

帰宅したけど気になって、再度のぞきに玄関を出たら・・・また、いたっ!


レジ袋を使って確保!


肉眼で見たときよりはるかに毛深い。


調べて、ヒメテントウ亜科の仲間とまでは何となく合ってる気がするのだけど
クロヘリヒメテントウ Scymnus hoffmanni とか
カグヤヒメテントウ Scymnus kaguyahimeとか
見た目がよく似たヒメテントウの仲間も多いことに驚いた!

しかも、カグヤヒメテントウなんてな名前をつけられたヒメテントウなら嬉しくなるではないかっ!

ま、クロヘリテントウは水辺のイネ科植物でよくみられるらしいし
カグヤヒメテントウはかなりレアっぽい。
なので、もっとも普通にみられるクロスジヒメテントウということに。

昨日、図書館で借りた『テントウムシの島めぐり』(著:盛口満、地人書館)には

テントウムシをめぐる興味関心・好奇心が次々と展開されていて、一気に読み切ってしまった。

日本にいるテントウムシはおよそ180種。
その過半数をヒメテントウなどの小さなテントウムシが占めていて、まだ知られてないことも多いみたいだった。

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フタホシテントウ Hyperaspis sinensis :2つの星を比べる

2023-07-08 09:09:36 | テントウムシ・キノコムシ・ケシキスイの仲間
2023年7月8日(土)

フタホシテントウ Hyperaspis sinensis

20230704  3mm弱

いつものごみ捨て散歩中、アカメガシワの葉にいた。
ツヤヒメテントウ族の仲間だから、小さくて光沢(ツヤ)がある。
初めて見るテントウだと直感が走った。

前日のごみ捨て中に見たフタモンクロテントウとは斑紋や大きさは似てても、光沢が全然違うから。

20230703  3mm弱

フタモンクロテントウは白い毛におおわれ光沢がない。


フタホシテントウは初物、記録しておきたい。
が、逃げ回るから、仕方なくいつもポケットにある生ごみ水切りネットでつかまえてわが家へ。
曇天の中、蚊に刺されながら玄関で撮影。

小さな橙色の2紋は上翅中央よりも後方にある。


何となくフタモンクロテントウより細長い気がする。


これらの画像をもとに調べてって「フタホシテントウ」とわかった。

ほぼ日本全土に分布し、カイガラムシ類の幼虫を食べているそうだ。

で、調べていくとおもしろいことに気づいた。

ネットで「フタホシテントウ」と検索すると、かなりな確率で
ナミテントウ2紋型が載っていて

「大きさも星の位置も全然違うのにな」と思ったり・・・

ヒメアカホシテントウもそこそこ出てきて
「無理もないよな」と思ったり・・・

さすがにアカホシテントウはほぼ出てこなかったけど・・・


それらは、たしかに勘違いした記録なんだろう。
ただ、全部『2つの星をもつテントウムシ』なのだから、通称として『フタホシテントウ』と呼ぶのも間違いとは言えない気もする。
むしろ、和名にあっさり『フタホシテントウ』とつけたことが混乱を生んだのかもしれない。
もし、『フタホシツヤヒメテントウ』にしていたら・・・

なお、最初の画像は、翌日以後の晴れ間をねらって撮影したもの。

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