私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヒラタハナムグリなどの花潜たち:海辺の二次林にて

2021-08-07 16:37:54 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2021年8月7日(土)

ブログに書かないままの生き物たちがどんどんたまって・・・
未整理のまま収集がつかなくなっちゃってる。

今日は、ハナムグリ(花潜)の仲間を2日分まとめて掲載。

ヒラタハナムグリ 5mmほど

20210504

かみさんの吟行につきあって、海を見下ろせる小高い丘を散策してるとき出会った。
あまりの小ささに「初見のハムシだ!」とぬか喜び。


私は小さな昆虫、特にハムシ(葉虫)やゾウムシが好きなんである。
コイツら、一般の方々には『あまり関心がない』だけでなく
農業を営む方々にとっては『やっかいな不要の虫』として扱われてるし
何より種類ごとにお食べになる植物が様々で、多様な分化をとげているからだ。


ただ、コイツはたぶん日本で一二を争う小ささのハナムグリ。

なかなかお顔を見せていただけない。

やっと出した顔っ面



カタモンコガネ 8mmほど


本当はハナムグリの仲間ではなくコガネムシの仲間だけどね。
花にとまられてたことだし、この際、ま、いいか。



クロハナムグリ 10mmほど


よく出会うコアオハナムグリと一緒に花々をつつきまわしてた。


昨年かな?
死体を拾って名前調べをしたけど、生きてるのは初めて見たわ。



コアオハナムグリ黒化型 10mmほど


びっくりした!
コアオハナムグリにそっくりなのに、体色が黒いんだもんな。


「知らないハナムグリだぞお~っ!」というのが虫シロウトの浅はかさ。
コアオハナムグリの体色変異型にすぎないみたい。


おまけにアオハナムグリ 15mmほど

20210625

コイツは、里山でみかけたんだけどね。


今、かみさんの句会関連も中止や延期・縮小の知らせが次々と
私の自然保護・環境関連もオンラインや中止が続いてるしね。
広島県でも不要な外出の半減要請が出ているし、日中は暑いし・・・
もちろん私の場合、魚釣りは趣味・遊びだから、不要の外出。
政府の対策にはもどかしさや腹立ちもあるけど、人流を減らすという本意には賛成だから。
住んでる市内での散歩や散策も減らすことにしようかね。

私はとりあえず世界の科学的知見の趨勢に基づいて、従うことは従う。
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ヒメトラハナムグリ:花潜る・・・

2021-06-14 10:32:36 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2021年6月14日(月)

ヒメトラハナムグリ 10mmほど

20210531

いつもの散歩中、葉の上にいた。

よく知られてるハナムグリの一種なんだけど・・・
あまりに緑がかってて・・・
「ちょい変わったトラハナムグリの仲間とちゃうか?」と、ドキドキしながらもう一枚。


ん?
花粉を全身浴びてるだけとちゃうか~?
ハナムグリは『花潜』と書くからなあ・・・
どこの花に潜っとったんかいな?

「ごめんねごめんね」とつかまえて、しっかり花粉を落として・・・
黒いビニル袋に入れて落ち着かせつつ散歩を続け
帰り道、木の枝にそっととまらせてパチリ!


な、やっぱりな。
大きな目とその体色。
いつものヒメトラハナムグリだ。

だまされないようにしなくちゃ。

私は、ずっと自然保護を唱え仲間と取り組んできた立場だもん。
環境破壊だけを矢面にたて、世の流れのせいにしたままなら何も変わらん。
外来魚は厳しくても、捕集圧の大きさなら少なくとも変えられる。
みんなでより良い解決方針を模索しようとするなら、そこが一歩目だと思う。
だから命に関わる節度を私は守る。
自然保護に本気関わる仲間たちは、それぞれにみんな我慢強く忍耐強く続けてんだよな。
笑顔でできることを要請や節度の範囲内でね。
なので、私の不要不急の散歩や趣味はええとこ自治体の範囲内まで。
必要火急な用事については、この場では今はすべて書かない。
その理由も書かない。

それくらいやっかいな状況になってきてると私は思ってる。

もし、いろんな不安や焦りを抱えつつよく分からないという人がいたら
要らんお世話だけど、あくまで入門編として
「山中伸弥さんの関連ホームページ」を時間をかけてしっかり読んでみることから始めたらいいと思うよ。
私の中では一番わかりやすく広範な視野でまとめられてて、最新の知見も逐次更新されてるし。
ネットですぐ出てくるからね。

ま、そんなこと、みんな知ってるかもしれないし、反対意見を読むことも大切。
諸外国についても一国一国調べてみてもいい、ほぼどの国も厳しい規制か、混乱の狭間にあるみたいだから。
もちろん、専門外の私が正しいのどうの言える立場にはないけどね。
あくまで参考としての紹介にすぎないよ!
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オオトラフハナムグリ:広島なのか紀伊なのか?

2021-06-13 10:15:37 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2021年6月13日(日)

オオトラフハナムグリの仲間 15mmほど

20210611 ♂

日課にしてる散歩コースを変えてみたら・・・

葉の上にちょこんと


なんともまあ、艶やかなハナムグリではないか!

近付いても逃げようともしない。

なので、ななめ前から


真正面から


後脚を徐々に持ち上げるのが、コイツの唯一の抵抗なのかなあ?

楽な撮影を終え、山道を進む。
日かげにもう1匹いた。


コイツは上翅の表面が一部はがれてるのかな、白帯上部の黒が少しおかしい。

散歩後は、もちろん寄り道をせず帰宅。
この日は、まったくすれ違う人もないまま・・・

何冊かの図鑑とネットを検索したら・・・
オオトラフハナムグリの仲間は、各地方でさまざまに種分化してるらしく
シロウトの推察にすぎないけど、どうやら飛ぶことが苦手なんだろう。

東日本にいるのはオオトラフハナムグリ
近畿・中国地方にいるのは、キイオオトラフハナムグリとヒロシマオオトラフハナムグリらしい。
困るのは、私の地域ではこの2種の分布域が重なっていること
判別がオスの交接器の形によるらしいこと
そんなん無理じゃわ~っ!

ただし、広島か紀伊かのどちらかなのは、ひとまず確かめられたよ。
それは、後脚の赤丸()の部分


ここが、釣り針のように丸くなってるよね?
東日本のオオトラフハナムグリなら、ここがよりまっすぐな形になってるみたい。

ま、体験とは違い、調べたことなんて「だろう」「かな?」「みたい」って、書くしかないよなあ?
それが良識と思うんだよね~。

書籍によっては『一度は出会いたい美麗種』と書いてたりしてた。
確かに美しいけど、私には派手すぎてちょっとそぐわないような気もしたな。
たった数十分の散歩で、二度も出会ったのだから、もう出会わなくてもいいかもしれん。
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ヒラタアオコガネ・アシナガコガネなど~花に来るコガネ持ち

2021-04-25 11:32:30 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2021年4月25日(日)

県選挙区参院議員再選挙の投票をすませた。
そのアオリを受け、散歩の時間も短縮、ブログを書くのも遅れちゃったので・・・

今日は、これまで集めてきた「花に集まるコガネムシ」から一部を紹介。

アシナガコガネ (20210420)


大きさ10mmもない小さなコガネ

コデマリの花にもぐりこんでたのをつかまえて、草にのせてパチリ!


ヒラタアオコガネ (20210423)


大きさ12mmほどの小さなコガネ


アシナガコガネもだが、コイツも撮影の角度で体色の金属光沢がずいぶん変化する。


ウスチャコガネのメス? (20210421)


大きさ10mmもない小さなコガネ 

コイツを見つけたとき、最初「大きなハムシだ!」と舞い上がっちまった!
何のことはない。コガネの仲間だった。


ついでに、よく似たセマダラコガネ

(20200610)

(20200827)

体色変異のはげしさにあらためて気付くのであった。

さらに、追加で
カタモンコガネ


マメコガネ


ハナムグリや大きなコガネムシのことは、またの機会にして・・・

なに、私だって生活していける程度の「コガネ持ち」にはなりたいのだ。
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憧れのオオセンチコガネだったのに・・・

2021-03-31 17:57:17 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2021年3月31日(水)

オオセンチコガネ


金属光沢の緑地に赤みがかって、見る角度によっては黄金に輝いている。
憧れていた甲虫に会えたのだ!

先日、所用を済ませ、兄貴と森林の山道散策へ。
ヒーヒーハーハー登ってたら、足元におるではないかっ!


「どっひゃあ~っ!」と雄たけびをあげ、撮影開始。

何せ、コイツと兄貴には腹立たしい曰く因縁があるのだ。

あれは忘れもしない昨年の春のこと。(珍しく覚えちょる!)
「うちの窓にこんな虫が飛んできてたよ~!」と、兄貴から画像のライン。
「うわっ! オオセンチコガネぢゃんか! ちゃんと写真撮りなおして送って!」
「もう、逃がした・・・」
やさしい兄貴、逃がした辺りを捜索に行ってくれたものの見つからず・・・

私、昨年の春はひと気も人気もない山道散策を習慣にしてたのである。
んでもって、地味で黒一色のセンチコガネとしか出会えなくて👇
フンコロガシなどシコウチュウ:巣ごもり散策中の生き物⑦

センチコガネはこんなやつ


ね? 宝石と石炭くらい輝きが違うでしょ?
オオセンチコガネは、地方によって、るり色・緑色・赤色・黄金色など、色彩変化も豊か。
『生きた宝石』とかいって国内を駆けずり回って集め、標本にしてにやける人もいるくらいなのである。

私は、もちろん標本などという趣味はない。
わざわざ『生きた宝石』を殺してどうするのだ?と思ってしまう。

手にとって撮影


「よく見つけたね!」と兄貴からおほめの言葉をいただいた直後・・・

兄貴が2匹目を簡単に見つけやがった!


そして、3匹目を不可抗力とはいえ、歩行中に枯れ葉とともに舞い上げて見つけた。
幸い傷一つ負ってはいなかったけど。

「なんぼでも見つかるなあ!」と兄貴。

憧れの甲虫だったはずなのに・・・

なお、オオセンチコガネとセンチコガネの見分け方を素人なりに表しとくね。

オオセンチコガネ


センチコガネ


まず、金属光沢なのだけど、センチコガネにも変異があって金属光沢をもつのもおるからね。
これは、参考程度にしておくといいかも?

もっともわかりやすいのは、口の上にある板の形(
台形  → オオセンチコガネ
半円形 → センチコガネ

次に、胸部中央を走る直線のへこみ(
はっきりしている → オオセンチコガネ
はっきりしてない → センチコガネ

ま、1匹目を見つけて震えた感動は、兄貴によってわずか10分後にはずぶずぶに薄れたけどね。
兄貴は、いつもこうして私をやさしくいたぶるのであった。
が、初めて出会えて、うれしいもんはうれしい。

これも、コロナ禍のもたらした副産物なんだよなあ~!
虫とか鳥とか、大気中で目に見える生き物を追うようになるとはね。

何も魚だけが生き物でもあるまい、と感覚が変わったなあ。
何でも手を出す中途半端者と呼ばれてもいい。
いろんな生き物に出会え、そのようすを少しばかりでも知ることはそこそこ楽しい!
コメント (3)
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