私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

ビンズイ Anthus hodgsoni :2年ぶりに

2023-03-31 08:05:35 | 鳥類
2023年3月31日(金)

ビンズイ Anthus hodgsoni

20230330  16cmほど

セキレイの仲間で、日本には漂鳥または夏鳥として山地で繁殖し、冬は暖かい平地へ移動すると書かれている。
けれど、広島県の温暖な瀬戸内の平地付近に暮らす私の立場から言えば、漂鳥または冬鳥のような気がする。
冬から春になら何度かあるけれど、夏に見かけたことはないしなあ・・・

2年前の2月、まだ10倍ズーム安物デジカメしか持ってなかった頃
まだ鳥の名前などほぼ興味がなかった頃
コイツに出会って


ビンズイという鳥だと調べるのにずいぶん時間をかけたことを思い出した。


この日、市内山沿いの県道散歩では、お花見の方々を一番見かけた。

ニホンザルとは一瞬のすれ違いだった。

この地域で初めて出会ったというのに・・・

アオゲラは遠くの木に見かけ()・・・


木を回りながら登る姿にタイミングが合わぬまま・・・
こうして書いておくと、またいつかきちんと会える日も来るだろうと信じて

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダンダラトラギス Parapercis cylindrica :地魚だとかん違い

2023-03-29 09:00:54 | 海水魚
2023年3月29日(水)

ダンダラトラギス Parapercis cylindrica

20230327 体長10cmほど

この日、福山大マリンバイオセンターで地元の生き物情報・記録をまとめようと小さな会合が開かれた。
その終わりに今回も施設を見学させてもらって・・・
とある水槽にはたぶん意識したことのないトラギスがいて・・・

これまでタナゴ竿・仕掛けで釣ったマトウトラギスや


クラカケトラギスを思い浮かべつつ


「瀬戸内海の深場には、このトラギスなど未知の魚がいるんだなあ」と勝手に想像して・・・

しかも、地元のキュウセンとともに飼われていたものだから

つい、このダンダラトラギスは地元の魚だと思いこんでしまった。 

帰宅後、いつものように調べる。

ダンダラトラギスは南方系のトラギスで、日本では沖縄などの海水浴場などの砂底で普通に見られ、よく釣られてもいるそうだ。
小さいために食用にもされないとのこと。

いやあ、知らないことばかりだ!

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワガラス Cinclus pallasii :給餌行動

2023-03-27 07:56:23 | 鳥類
2023年3月27日(月)

カワガラス Cinclus pallasii

20230325 20cm大

口に餌らしき何かをくわえている親。
コイツは羽色が黒っぽい方の親だ。

留鳥として、国内各地の山地の渓流や上流に生息している。
が、地味で見ようと意識しなければ見えない鳥でもある。
おもに水生昆虫を餌にしているためか繁殖期は他の鳥に比べはやいみたいだ。

昨年、私の町では4月には巣立ち後の幼鳥がいたから
今年は3月のうちに観察に行ってみることにした。

営巣場所の画像はこういう場にふさわしくない(と思う)ので割愛するとして
給餌しているようす

20230324

コイツはやや薄茶の羽色のもう片方の親みたいだ。
相変わらずへっぽこな画像で申し訳ないのだが・・・

よく見るとの親が岩壁にへばりつき
その上のに大きく開けたヒナの口が見える。
もうかなり成長しているから巣立ちは近い。

この撮影がいまいちだったことと友の案内もかねて2日間続けて出かけたのだが・・・
私ら2人はカワガラスの給餌行動の観察をしようと渓へ降りる径でそっと佇み
巣の近くでは2人のアマゴ釣り人が私たちに遠慮してなのかずっと談笑していて
カワガラスはカワガラスでこの釣り人たちを警戒してなかなか巣に近づこうとせず


3すくみ状態が10分ほど続いた。
やがて釣り人がはなれ、決して良い鳴き声とはいえないヒナたちの声が響き
この日も撮影はうまくいかず・・・

いいのだ!
自分の暮らす町にいろんな生き物たちの営みがあることを、気のおけぬ仲間と共有できれば十分だ。

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマゴ Oncorhynchus masou ishikawae :釣査268種目

2023-03-25 08:47:39 | 純淡水魚
2023年3月25日(土)

アマゴ Oncorhynchus masou ishikawae

20230324  体長18cm

タナゴ竿(10尺)&仕掛けで釣った268種目。
パーマークも朱点もひれも実に美しい個体だ。

静岡県以南の本州太平洋・瀬戸内海側に生息する渓流魚で
他の地域のヤマメと分布域を異にしていることは有名な話。

この日、久しぶりにカワガラスの観察をしに
市内の渓流沿いを散歩しようと、かみさんと出かけたら

渓流の浅場にカワムツより大きな魚が何匹もみえて


アマゴだっ!


そういえば、漁協再開に向けて試験放流をするらしいという話を思い出した!


そう、ここ数年この渓流にある漁協は休業状態、鑑札券も遊漁料もいらない。

もっとも遊漁対象のアユやアマゴなどにも長年お目にかかったこともない。

釣ってみたいという本能的な衝動が突き上げてくる。
ただ、タナゴ釣りの道具はいつも車にあるけれど、エサがない。

しかたなく散歩を続けていると、一人の爺さんが竿をたたんでいた。
もちろん挨拶をした。
たくさん釣れ、もう釣れなくなったから帰ると言う。

しばしの会話で
数日前にアマゴの試験放流が行われたこと
もちろん鑑札も遊漁券も今はいらないが、来年から必要になるだろうとのこと
そして、な、なんと観察しやすいカワガラスの営巣場所も詳しく教えてくださった挙句
な、な、なんと「余った餌(イクラ)をくれる」とおっしゃられた。

となれば、千載一遇の機会だもの、カワガラスは後回し。
車に戻って、いつもの釣り・撮影道具を手に、他の釣り人の邪魔にならない最下流付近へ。
なに、1匹でいいのだ。
撮影ケースに入る全長15cm以下の個体でいいのだ。

ただ、さすがに昼過ぎでいろんな釣り人が竿を出した後なんだろうね。
簡単に食ってはくれない。
砂底にイクラを落としたままの状態にし、しばらく様子をうかがったら・・・
小さいのがくわえてはしった! 釣れたっ!


サイズはちょうどいいっ!


観察ケースが15cmだから、全長12cmほどの個体だ。


時間と手間をかけ、弱らせないよう丁寧に撮影をした。
タナゴ竿・仕掛けで初めて釣ったアマゴだし、後で放流した方がいい小ささだしね。

惜しいのは朱点があまりはっきりしてないのだけれど、贅沢言っちゃいけない。
もらった餌だし、たまたまの試験放流だったわけだし・・・十分満足だ!

問題は、釣り名人のかみさんがまったく釣れぬまま粘っていること。

しかたなく竿を出し続けてたら、今度は明確なアタリとともに


冒頭の美しいアマゴが釣れ、サイズが大きいので、しかたなく大きな観察ケースを取りに戻り

これならば、アマゴらしさいっぱいで大満足!

コイツは晩のおかずにすると決め、かみさんが釣れるのを待った。
そして、タナゴ針を新しいのにつけかえた途端、かみさんの竿にもヒット!


朱点が大きく散りばめられているが、太く、パーマークは薄く、尾びれが小さく溶けかかっている。

典型的な養殖ものだけれど、私のより大きい。

かくして、ただちにカワガラスの観察へと向かい、有意義に過ごし

夜、大変美味しくいただきました。

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒクイナの水浴び&イタチの巣

2023-03-23 08:56:49 | 鳥類
2023年3月23日(木)

このところ2日に1度くらい、ヒクイナをみかけたドブ川周辺を散歩している。
クサシギやバンが当たり前のようにいたり、コチドリがやってきてたり・・・
タナゴ類など淡水魚類の壊滅的な水域でも鳥たちはかろうじて命をつないでいるのかなあと思ったり・・・

ヒクイナ Porzana fusca

20230315 20cm

のんびりと水浴びしていて


何度か通ううちに、ヒクイナは複数羽いることがわかってきた。
私が観察してたコイツは


若鳥なのではないか? と思い始めている。


というのも、尾羽辺りに白黒模様のある少し大型の個体をみかけたり
クイナかも? と思うような地味な個体もコソコソと移動していたりするからだ。

そして、同所的にイタチの仲間がいて、カメラが間に合わず
たぶんメスだと思われる小ささの個体が、この穴へと隠れていき

20230319

翌日、この穴から現れ

20230320

そうなると
・ヒクイナと体色や模様の違うヤツはクイナなのか?幼鳥なのか?
・イタチはニホンイタチなのか?チョウセンイタチなのか?

外来種ばかりやたらとみかけ一度は興味を失っていた我が家近くのドブ川も
なかなか捨てたもんじゃないなと思いなおすようになっている。

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする