私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヒメクロゴキブリ Sorineuchora nigra など:美しき翅の模様

2023-06-19 09:31:29 | その他 昆虫の話題
2023年6月19日(月)

ヒメクロゴキブリ Sorineuchora nigra

20230614  12mmほど

近くの山道を散歩中、ヒメジョオンの葉にじっとしてた。


「ゴキブリの仲間だよ」と、見つけたかみさんに伝えたら
「とらなくていい」と言う。
「とらなくて」というのは「採らなくて」なのか「撮らなくて」なのかわからないまま
撮影だけはしておいた。


翅脈の白い網目模様がとても美しい。
調べてみると、翅脈が白い型と黒一色の型がいるようで、和名は黒一色型からつけられているようだ。
前胸は透明で、中央に黒色の胸部が透けて見えている。
こんなデザインをぜひ日本の美として登録したいくらいだ。

3億年前に生まれたゴキブリの仲間は、姿かたちを大きく変えぬまま生き続けてる。
日本には約60種がいる。
そのうち家に現れ「キャー!」という悲鳴とともに哀しい運命を辿るのはほんの数種類。
「ゴキブリ 種類」でネット検索すると、その数種の少数派が席巻してる。

このヒメクロゴキブリは森林にすむ大多数派。
気持ち悪がられたり、不衛生と思われたりする謂れはない。

ゴミムシとかゴミムシダマシとかも似たような扱いになることが多い気がするのだけど
今、家の冷暗所につかまえたニジゴミムシダマシがいて

20230616  8mmほど

肉眼で見ると本当に美しくて、「なんでこんな名前つけたんだっ!」と腹が立つほどなんだけど
コイツを撮影すると、全体に広がるきめ細やかな虹模様がうまく出ない。
毎日あれやこれや工夫しながら、現状は上の画像が限界。
いつかコイツもキレイに撮って「幸せのレインボービートル」として、紹介してみたい。

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五十歩散歩だっ!

2021-09-27 17:58:38 | その他 昆虫の話題
2021年9月27日(月)

今日は家から五十歩で行ける範囲限定(つまりゴミ捨て後に直帰した)の生き物たちのこと

まず、アシナガバエ科の仲間 4mmほど

クズの葉にとまってて、前々から気になりつつほったらかしてたハエ。
えらく黄緑色の金属光沢がめだつけど、そうか~キミの名は脚の長さに由来する訳だな。

ミドリグンバイウンカ 6mmほど

同じくクズの葉にいて、そうか~キミもうちの近くにいた訳だな。

カネタタキのペア 10mmほど

何の木かわからんけど、葉の裏にいて
「チンチンチン・チンチンチン」と小さく鳴いてたのはキミたちなんだな。

ワルナスビイヌホオズキ
の花かな? 10mmほど

昨夏、「川の生き物観察会」のついでに気になって、記録したんだけどなあ。
クズの葉の近くにも生えてた訳だな。

ウラナミシジミ 10mmほど

ニラの放置畑にいて
キミも昨夏、市内の少し離れた植物公園で撮影して、満足してたのに・・・
何のことはない、家のすぐ近くにおるんやんっ!

ほんでもって・・・だんだん腹が立ってきたんじゃが

クロマダラソテツシジミ夏型 10mmほど

3軒となりの畑にいて・・・
「なんでキミがおるんだっ! ソテツもなかろうもんにっ!」
「ついこないだ『温暖化に伴う分布拡大と食草のソテツの関連』みたいなもっともらしい話を書いたばかりじゃんかっ!」
「うちの周り近所一体にソテツなんか見ちょらんわいっ!」
先日、大きなソテツが何本も生えてたお寺で初めて見つけてはしゃいだばかりだったからなあ。

たぶん可能性として数kmはなれたとこの小学校のソテツか、台風でとばされてきた名残りなんか?

かくして、散歩も遠くまで歩いても近くでやめても五十歩百歩と少し気づいた日。

なお、余計なお世話だが
「小さなシジミチョウなんてどれ見ても似たようなもんよな」というお方のために、並べといたからね。


かくいう私もついこないだまで、ほとんど区別がつかんかったからなあ・・・
コメント (4)
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虫調べ:果樹園から売店へ

2020-06-16 16:39:23 | その他 昆虫の話題
2020年6月16日(火)

昨日の話の続き。

果樹園に咲いてた花。


さて、2cmほどの愛らしい花を咲かせるこの木は何でしょうか?

わかる人には実に簡単な常識問題。

一応、わかんなくて知りたい人へ。
下のコメント欄、クリックすると答が書いてるぞっ!

続いて、ヤマモモの実。


放置されてるのか、たわわになった実がポロポロと落ちてる。
勝手に採って食べられないのが実に無念残念!

展望台で一休み。海が見える。


見えるけど、行っても釣れないことはわかってるもんなあ。

そこへやってきたのが、このカップル


ツヤゴモクムシの仲間? マルガタゴミムシの仲間?


さて、そろそろ歩くか。

マスカット畑を抜けながら、虫を探す。


いろんな果樹を見てまわっても、よく手入れをされてるみたい。
どうやら虫の入り込む余地はほぼないのだ。

階段を降りると、コイと金魚のおよぐ小さな池で


コシアキトンボのメスが産卵中。

あやうく本能で3尺タナゴ竿を出すとこやった。
金魚を釣っちゃろなんてね。
産卵の邪魔をしてはいかんもんな。(そもそも釣り禁止やで!)

コシアキトンボのオス、のんびりしとってじゃわ!


そもそもオスは人間も含め、役に立たん生き物だねえ。

さらに、降りる。
2段に広がるバラ園を素通り。


バラは飽きた。
虫も寄ってこない、人も食わない観賞用の花を眺めてても何かなあ・・・

売店の周りで、セマダラコガネ


んで、クモヘリカメムシ


さ、休憩したら、農場(畑)へと向かおう!
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テントウとハムシたち:桜と梅の木の下で

2020-06-15 14:46:19 | その他 昆虫の話題
2020年6月15日(月)

3日前、梅を買った園芸センターの果樹園。
本来の目的の虫探し。

展望台のさらに上まで登りつめた所にソメイヨシノ。

葉を見上げるようにして探す。

「おもろいもんめっけ!」


どうやらヒメアカホシテントウが蛹から羽化してる最中みたい。


同じような蛹にアカホシテントウがいる。
けどね、この日ヒメアカホシテントウの成虫もたくさん見たからね。

私、そのことを知らないもんだから
せっかく成虫を見つけてくれたかみさんに

「ああ、それナミテントウよな。模様いろいろやからな」と、撮影しないまま。

帰って調べ直して、驚くやら、哀しいやら・・・
知った気になってたのを反省。
謙虚に何でも撮影して調べないと・・・

続いて、キアシルリツツハムシアオガネヒメサルハムシ7/22訂正でいいのかな?


体長2mmほどのちっこいちっこいハムシ。
結構たくさんいたけど、すぐ葉の裏へ隠れるわ、ポロポロ落ちてわ、飛んでくわ。

さらに、体長5mmほどのハムシ発見!
翅のエメラルドグリーンが、シロヒレタビラみたいに美しい!


1枚だけ撮影して、逃げないうちにそっと捕まえ

展望台のベンチでパチリ!


バラルリツツハムシでいいのかな
※7/21追記:バラルリツツハムシはキアシルリツツハムシのシノニム(異名同種)とのこと。
ここでは、キアシルリツツハムシ青型?としておきます。



と、翅を広げはじめ


飛んだ!・・・・・・と見せかけて


そのまんま、翅をたたむ。


見事なノリツッコミするやないの、おら、慌てただ!


梅の木に移動!
たわわに実ってる。

ウロウロしながら見つけたのはコイツ。


シラホシテントウみたいだ。


コイツが、またじっとしない。

職員さんもやってきて摘果をはじめた。
(怪しまれないよう梅を買ったぞ!)

しかたない。
また、捕まえてベンチ、かみさんの吟行用手帳の上で背中を軽く叩いて驚かせてパチリ!

どうも私にはハムシやテントウムシ、淡水魚類のうちのタナゴ類と似てる気がして、親近感が湧くな。

コメント (2)
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本日虫調べ虫づくし

2020-06-04 16:59:38 | その他 昆虫の話題
2020年6月4日(木)

本日、不要不急の外出自粛のときに写してた虫たちの名前調べ。
門外漢ながら埋もらせておくのは忍びないもん。
丸一日かけて調べたけど、違ってたらご指摘のほど。

では、チョウ・ガの仲間(鱗翅目)から

アオスジアゲハの4コマ

足元の小さな花の蜜を吸うのにウロウロしてて


近づく気配に翅広げ


翅くねらせて飛び立って


方向転換。お見事!


マドガかな? 美しい黒地に白と黄をまとう。


ヒョウモンエダシャクかな? 前翅は白地に黒点、後翅に黄地。



ハエ・アブの仲間(双翅目)から

シオヤアブかな? クモかなんかを捕えて食べとる。


アメリカミズアブかな? 公園のベンチに。


名の通り北米原産。半世紀以上も前から日本にいるそうだ。

トラフムシフキかな?


山道のアチコチで見かけた。


ツマグロキンバエかな? コイツの眼は実にキレイだった。



甲虫の仲間(鞘翅目)から

ヒメガムシかな?


ため池での用事の時、友のタモに。


エンマコガネの仲間でいいのかどうか? いわゆるフンコロガシ。
※ 6/11訂正:コカブトのオスのまちがいでした。



ヨツボシテントウダマシの仲間かな? 体長4mmほど。


サメハダツブノミハムシの仲間かな? 体長2mmもない。


サクラサルハムシかなあ?フジハムシ黒茶型かな?(7/10訂正)


かみさんが見つけた小さなハムシで、プンプンと飛ぶ。


地面へおろし観察。翅の色がキャッツアイみたいな光沢で、実に美しい。


生きてる宝石やね。


カゲロウの仲間(脈翅目)から

アリジゴク(ウスバカゲロウ幼虫の棲み家)



セミ・カメムシの仲間(半翅目)から

ヨコヅナサシガメの亜成虫かな?(外来種)による葉渡り



バッタ・コオロギの仲間(直翅目)から

ヤブキリの幼虫かな? 間違えてそうだなあ。



トンボの仲間(蜻蛉目)から

アオイトトンボ? オオアオイトトンボ?


タベサナエ? ダビドサナエ?


基本、名前なんてどっちでもいいなんてのは、あくまで見てる側の主観・判断にすぎないもんな。
生物それぞれに違いがあって、その確認のために名付けられてることを尊重したいと思いつつ・・・

無理だ! 脳の限界だ!

最後に、おそらくシオヤトンボのヤゴ(ヒメガムシと同じため池にて)


シオカラトンボやオオシオカラトンボのヤゴによく似てる。


けど、周りにいたのがシオヤトンボ(♀)だったからね。



では、アンコールにこたえて(誰がぢゃ!)

落とさないオトシブミ


葉脈の一部を残し、見事なまでに巻いていた。


今日は6月4日、「むしの日」ということで・・・
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