2022年12月18日(日)
クルメサヨリ Hyporhamphus intermedius
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/24/a1fa11457fbd3ef713860708fcaf5e22.jpg)
20221128 体長15cmほど
「クルメサヨリ、今来ていますよ」と、会合で親しい研究者さんから情報をいただいた。
そこで、潮を確かめ、この日いつものタナゴ竿・仕掛けで出かけた。
汽水域の水面に、確かに小さなサヨリたちが見えた。
基本、まき餌はしない。
海を汚すし、大量に釣る気もないから。
エサもスーパーのバナエイエビ1尾(単価20円ほど)を小さく小さく切って、タナゴ針につける。
2尾釣り落とした後(のませたくないので早合わせ)
1時間ほどかかって、ようやく釣り上げた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/31/cffcb76ecfdfc5736d4019b00d9ae129.jpg)
環境省レッドリストの準絶滅危惧種なのである。
もともと本州・九州・朝鮮半島・台湾・ベトナムなどの内湾や河川河口と下流域に広く分布する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3d/b8da2cd28e8e39297c2b7a7113b44a63.jpg)
けれども生息域の干拓、河口堰、護岸などなどですっかり数を減らしているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/4c/61a12a5f59c36b75375340c52137734d.jpg)
川を遡ることはあっても人為的影響を受けやすい汽水域で一生を過ごすからである。
タナゴ竿・仕掛けとバナエイエビの欠片で釣るのには、ちょっとしたコツがいる。
そのコツは小さなサヨリの群れで慣れていたから割と簡単だったけれど
初めて釣るわけだから、群れが散らないでくれと祈りながら・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/32/15c05705ab6710ee36afd75b9af771c5.jpg)
観察ケースでようやく落ち着いてくれたけれど
水の汚れと、やはり平常心じゃなかったんだろう、撮影がうまくできていない。
悔しい。
何せタナゴ竿・仕掛けで釣った267種目なのだから。
1尾釣って撮影を済ませ、そっと海へと放ったら、少し気楽になって
180cmタナゴ竿で、私が3尾・かみさんが2尾。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e4/d0f51c5674f6f0a9417225b20ea1b003.jpg)
まとめて撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/d4/4ef7fb7b68cd257af9215971efd5c4a2.jpg)
撮影ケースが20cmだから、成長しても20cmほどと、サヨリよりも小さいことが伝わるかな?
さて、サヨリと区別をつけてみる。
体の太さとか大きさとかは、栄養状態や成長度合いで変わるから、ポイントは長くのびた下吻。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/fc/818725cd0ffbeb865457348398ef2d21.jpg)
はっきりした画像でみてみると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/41/41069162f88c3e72f2ae4cda5cb5ffc3.jpg)
下吻の先端は〇のようにどの個体も黒い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/26/1003846cfc24c867f2d078715ee409a0.jpg)
a(上吻先端経~鰓蓋端)の長さが
b(下吻)よりも明確に短い。
サヨリだと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/7a/2383dbfafa0aae9fccae384fb8a0e7ed.jpg)
下吻先端付近は赤く、下吻も短いでしょ?
同じサヨリ属でよく似ているけれど、全然違う魚なのである。
おそらく数十年前は、私の町の河口域にも生息していたはず・・・
そう思うと、釣って紹介できる嬉しさと同時に、少し悲しくなってしまった。
クルメサヨリ Hyporhamphus intermedius
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/24/a1fa11457fbd3ef713860708fcaf5e22.jpg)
20221128 体長15cmほど
「クルメサヨリ、今来ていますよ」と、会合で親しい研究者さんから情報をいただいた。
そこで、潮を確かめ、この日いつものタナゴ竿・仕掛けで出かけた。
汽水域の水面に、確かに小さなサヨリたちが見えた。
基本、まき餌はしない。
海を汚すし、大量に釣る気もないから。
エサもスーパーのバナエイエビ1尾(単価20円ほど)を小さく小さく切って、タナゴ針につける。
2尾釣り落とした後(のませたくないので早合わせ)
1時間ほどかかって、ようやく釣り上げた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/31/cffcb76ecfdfc5736d4019b00d9ae129.jpg)
環境省レッドリストの準絶滅危惧種なのである。
もともと本州・九州・朝鮮半島・台湾・ベトナムなどの内湾や河川河口と下流域に広く分布する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3d/b8da2cd28e8e39297c2b7a7113b44a63.jpg)
けれども生息域の干拓、河口堰、護岸などなどですっかり数を減らしているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/4c/61a12a5f59c36b75375340c52137734d.jpg)
川を遡ることはあっても人為的影響を受けやすい汽水域で一生を過ごすからである。
タナゴ竿・仕掛けとバナエイエビの欠片で釣るのには、ちょっとしたコツがいる。
そのコツは小さなサヨリの群れで慣れていたから割と簡単だったけれど
初めて釣るわけだから、群れが散らないでくれと祈りながら・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/32/15c05705ab6710ee36afd75b9af771c5.jpg)
観察ケースでようやく落ち着いてくれたけれど
水の汚れと、やはり平常心じゃなかったんだろう、撮影がうまくできていない。
悔しい。
何せタナゴ竿・仕掛けで釣った267種目なのだから。
1尾釣って撮影を済ませ、そっと海へと放ったら、少し気楽になって
180cmタナゴ竿で、私が3尾・かみさんが2尾。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e4/d0f51c5674f6f0a9417225b20ea1b003.jpg)
まとめて撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/d4/4ef7fb7b68cd257af9215971efd5c4a2.jpg)
撮影ケースが20cmだから、成長しても20cmほどと、サヨリよりも小さいことが伝わるかな?
さて、サヨリと区別をつけてみる。
体の太さとか大きさとかは、栄養状態や成長度合いで変わるから、ポイントは長くのびた下吻。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/fc/818725cd0ffbeb865457348398ef2d21.jpg)
はっきりした画像でみてみると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/41/41069162f88c3e72f2ae4cda5cb5ffc3.jpg)
下吻の先端は〇のようにどの個体も黒い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/26/1003846cfc24c867f2d078715ee409a0.jpg)
a(上吻先端経~鰓蓋端)の長さが
b(下吻)よりも明確に短い。
サヨリだと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/7a/2383dbfafa0aae9fccae384fb8a0e7ed.jpg)
下吻先端付近は赤く、下吻も短いでしょ?
同じサヨリ属でよく似ているけれど、全然違う魚なのである。
おそらく数十年前は、私の町の河口域にも生息していたはず・・・
そう思うと、釣って紹介できる嬉しさと同時に、少し悲しくなってしまった。
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