私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

巨怪魚かあっ!? : イソゴカイでタナゴ釣り? partⅡ

2017-10-31 06:41:35 | 淡水釣り
2017年10月29日(日)の続き

最寄りの用水路。
私はイソゴカイ、かみさんはグルテンでチャレンジ中。

かみさんが、いつもと全然違う浅い止水域でギンブナを釣りあげた。


この後、立て続けにヤリタナゴ・ヤリタナゴ・オイカワ・ギンブナ・・・・・・・
「父さあ~ん、なんぼでも釣れるよ」
この人の勘は、天性なのか? 野生なのか?
ブログ2年目も「トホホホホ・・・・・・完敗じゃあ~!」になりそうだ。

「なんの! 2年目の私には『サカナ神の化身』ペンダントがあるっ!」 (昨日作ったもんじゃケド)

アタリがない今、とるべき方法は1つ。

「ちょっとええか?」
かみさんの横に割り込むのであった。

その数秒後、タナゴウキがスルスルと斜め下方へ沈んでいった。
竿を立てた。
根がかりじゃわ、えっ? 根がかりが動き出したわ?

「ワッ、おっきいどお~!」

かみさん、自分のシカケを上げてオマツリを避けてくれる。
「顔見せんかあ~っ! お前は誰だあ~!」
右へ、左へ、前へ、奥へと動き続けるダケ。

なんせコッチは、180cmタナゴ竿にタナゴスレ針、
下手にテンションを強くかけると一気に走られ切れてしまう。

「タモ網持ってこうか?」
「それより写真撮ってくれいっ! どうせ切られるけん」
「いやや、写真なんかよう撮らん! タモ網取ってくる」
「あんがと」

耐え忍ぶこと数分間、少しずつ弱ってきた。
やっと姿を現した。

「うわっ! ナマズやあ!」
「タモ網ですくうわ」
「コラッ! 網を近づけんな! ワシがナマズを網へ誘導するけ、待て、待ていっ!」


ワーワーはしゃぎながら、
無事、タモ網へ入ったのがコイツ。

傷一つないキレイな30cmオーバーのナマズ若魚だった。


さっぶい真冬に、冬眠中の50cmほどのナマズを釣った時より迫力満点じゃった。
手も足も緊張がほぐれた後、しばらくふるえとった。

サカナ神のご利益あったわ。
こんなオモロイ釣り、やめられまへんな。

イソゴカイでの川釣り釣果(前回の釣行も含め)
タモロコ・オイカワ・カワヒガイ・コウライニゴイ・コウライモロコ・ハス
ヤリタナゴ・ナマズ    計8種(なんでギンブナ・カネヒラ釣れんかったんやろ?)



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ヒメタニシ:イソゴカイでタナゴ釣り? partⅠ 釣査139種目

2017-10-30 07:07:37 | 他の無脊椎動物
2017年10月29日(日)

ヒメタニシである。


台風の影響で、雨があがったのが午後2時すぎ。
かみさんが2時間サスペンスドラマを見はじめたようだ。
「父さん、父さん、雨あがったよ。けど、わたしゃ行かんよ」
強い雨が降り続き、こりゃもう行けんわと、油断しまくっとった私はうたた寝。
2サスにはかなわない。仕方ない、1人でどっか行くか。
もう日暮れまであまり時間もない。

昨日すっかり余り、くたびれかけてるイソゴカイで、近くの用水路にでも行くべ。
なんせ、マハゼはエサをくわえた後かじることなく丸呑みする。
だから、イソゴカイ半分でくり返し何匹も釣れてしまうという省エネ型の釣りになる。

「イソゴカイでタナゴを釣りに行った人、そんなにおらんやろし」
グルテンだ、黄身ネリだ、赤虫だ、ホットケーキミックスだ、食パンだ、ミミズだ・・・・・・なんて
私もいろいろ試して、ようやく海魚のエサの王道イソゴカイにたどり着いたのだ。(たどり着かんでええわ)

マナーやルールは守りつつ、釣りはできるだけ気楽な方がいい。

今回は、タナゴ用秋田狐スレバリ2号を使うことに。
あまり絶滅危惧種のタナゴたちを傷つけるわけにはいかない。

用水路、ほどよく深くなり、すばらしく濁っとる。たぶん入れ食いや。


いきなりオイカワ


しばらくしてヤリタナゴ


ほれ見てみ、思うた通りイソゴカイでもタナゴは釣れるわ。

その後アタリが遠のいた。
ミミズの方がはるかに食いがいいのでは?と思いつつ、水路をウロウロ。

2サスを見終えたかみさんがやってきやがった。
「来ん言よったのに・・・・・・ちょうどええわ。グルテン練るけえ、やってみて。ゴカイと比べたいけえ」
「全然釣れとらんじゃん。わかった。ええよ。」

はたして、イソゴカイとグルテン、どちらに軍配が上がるのか!

と、底を流していた私に冒頭のヒメタニシが釣れた。
「父さん、何釣りょうるんな」
「たまたまひっかかっただけや。もうタニシなんぞ、かからんわいっ!」

と、立て続けに釣れたのが、下のヒメタニシ。


ここまできっちりかかったら139種目として記録するしかないわなあ。 
トホホホホ・・・・・・ 続く









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希少種メコンツマグロニゴイを釣っとった!:帰路再訪地にて・望外編  釣査138種目

2017-10-29 22:00:55 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その⑦

和名がないので勝手にメコンツマグロニゴイと名付けさせてもらった。
学名はディスケロドントス・スクロエデリ( Discherodontus schroederi )というらしい。

コイツの幼魚を釣ってたらしいのである。




てっきりポロプンティウスAくんと思い込んでいた。
ここで釣り上げた中に何匹も混じっていたらしいのである。

隊長のツイッター『Rhodeus(10月14日付)』を見ていたら
Discherodontus schroederi 
背鰭外縁に黒帯が走り、尾鰭は朱に染まる4本鬚の魚。鰓蓋外縁に沿って体側に暗横線が走るのも特徴。先輩は何匹も釣り上げていたが、図鑑によるとタイ北部チェンマイ周辺とタイ中西部の比較的狭い地域に生息するらしい。仮称を思いつかない。
なんてなことが書いてあるではないか! (このツイッター 水生生物とっても詳しくてオススメッ!)

えっ? 私、そんなの釣った?  (えっ? 私が先輩? 単に年だけですがな)
そういえば「背ビレの黒いヤツおるで」みたいなこと言っとったような気もしてきた。

なんと別種だったんかいっ!
あわてて調べ直してみる。
確かにそう言われればそうかもしれんぞっ。
メコン盆地の固有種で、幼魚は渓流の淵によく見られ、数は減ってきているらしい。

あわてて、この流域でポロプンティウスAくんを釣り上げた写真を探してみる。

あかんっ! 3枚しかないわっ!
あんなにたくさん釣ったのに・・・・・・、すっかり油断しとったわ。

といういきさつのもと、「希少種メコンツマグロニゴイ」と名付けたのであった。

ま、いい。
釣査記録が1種増えることになんら問題はないもん。

再度見比べてみる。
ポロプンAくん。 尾ビレのフチにある黒いスジが目立つかな?


私が無知なままに釣ったメコンツマグロニゴイの幼魚。確かに背ビレが黒く、尾ビレうっすら赤くなっとる。


次の日に隊長がガサで採ったメコンツマグロニゴイの幼魚。こうなるとハッキリ別種に見えるわ。


2年目に突入したこのブログ、こうしておマヌケな話からスタートするのであった。
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マハゼで祝杯を・・・雨天決行じゃ!の巻:

2017-10-29 06:50:19 | 汽水釣り
2017年10月28日(土) 

ブログを開設してちょうど1年。
そんなこたあ、読む側にはどうでもいいことなんだが、
ま、釣りブログの1年を釣りでしめくくりたいというのが、書く側の人情ってもんでいっ!

となれば、雨でも釣れるポイントへ行かねばならぬ。
今宵は、当然祝賀パーティを開くわけじゃから、ごちそうを用意せねばならぬ。
午前中はイベント参加などの所用があるため、午後から行ける近場でなければならぬ。

これらをすべて解決できる方法が1つだけあるのである。

近場の河口域にある橋の下でのマハゼ釣りなのだ。(途中で雨も上がり、右の場所へ移動)

どちらも久方ぶりなのである。

午前中のイベント、雨足が強くなって、客が来んぞ。
「サクラになってくださいよお~!」
あまりに退屈なので、勾玉作り体験100円の第1号になる。
「おっもろいなあ~! 勾玉きれいやあ!」 (硬度1の柔らかい滑石を削りつつ・・・・・・)
幼い女の子が3人も釣れたぞっ!

勾玉は、サカナの神となりて降臨した。

首にかけ、さあ、マハゼ釣りじゃあ~。

ドンドン釣れた。
1時間後には、ホレこの通り。


タナゴ竿だとビュンビュンしなる。
今にも折れそうだ。
だから余計おもしろい。

1周年を祝いに、ゲストたちも駆けつけてくれた。

まず、メナダくんが私にもかみさんにも。

どうせなら、ボラくんも連れてきてほしかった。
まだ、ボラくんはこの1年、一度もあいさつに来てくれてない。

続いて、ウロハゼくんが私に。


さらに、クロダイくんがかみさんに。


申し訳ないけれど、クサフグくんはハリをはずし、そっとお帰りいただいた。

ふと、干潟のアシ原にいるアシハラガニに目を向ける。
「釣れるかの?」
「やってみたら?」
目の前にゴカイを落とす。
「わっ! 飛びついてくるがっ!」
5cmくらいは平気で立ち幅跳びをするのである。
横歩き専門家としていかがなものか?

ただし、強く干潟にしがみつくので、簡単には釣れない。
うまくはがしてもハリを離してポトンと落ちてしまう。

しばらくヤリトリしてやっと釣れたのがコイツ。



「バンザーイ!」ちゅうて祝福してくれたんかの?

とはいえ、2年目のスタートとして「アシハラガニ 釣査138種目」はちょっとショボイかも?
ハリをはずして手に持った。
いずれちゃんと釣るから待っててね。

マハゼの天ぷら、最高のごちそうじゃったわ。
サカナの神ペンダント、効き目ありましたな。
このアイテムさえあれば、かみさんに勝てる気がしてきたぞお。







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マハシールを遂に釣る!:帰路再訪地にて・丸1年編  釣査137種目

2017-10-28 06:47:31 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その⑥

たぶん、ブルーマハシール( Neolissochilus stracheyi  )の幼魚である。


神の魚と呼ばれるゴールデンマハシールとか皇帝の魚エンペラーマハシールなんてのが、
今、巨大魚・怪魚として、結構多くの釣り人たちに人気らしい。
コイツたちを釣ったぞ! というブログが結構ある。
海外へ淡水巨大魚を釣りにドンドン出かけてんだなあ、と驚いたりもした。
が、私らに巨大魚は似合わんのである。
だから、もっとも一般的なブルーマハシールにしておくことにする。
幼魚じゃわからんしね。

しかもこの時は何も知らんもんで、勝手にアミメニセニゴイとでも呼ぼうと思ってたりした。

成魚は1mをはるかに越える体長なのである。
私が釣ったのは体長10cm程度の幼魚なのである。

(ホント苦労した1匹目)


往路の時に撮影した水中録画をベッドにねそべってダラダラ見てた隊長が言った。
「なあ、焼く前から焼き目がついたような魚がおるどっ! 他にもいろいろおるどっ!」
「そんなん見んでええ。釣れた魚がすべてじゃっ!」
「そんなこと言うて、帰りに寄らんでもええんな?」
「寄る!」
「もっぺんワシもちゃんと水中撮影したかったんじゃ」
「ええいっ! はじめっから何も言わんと好きに寄りゃええがな」
というイキサツがあったのである。

コイツを釣るために再びチェンマイ北部の渓流域に降り立った。


隊長、胴長・撮影道具の準備にかかる。
そんとき私は、すでに釣竿持って川原に立っとる。
「卑怯やでえ~!」と言われようが何だろうがグルテンを丸める。

ポロプンティウスくんとラスボラ・パビアナくんが「うわあっ! エサじゃあ!」と群がる。

釣れんでええ、ちゅうても食うてくる。
入れ食いも良し悪しなのだ。

「水中のぞくと結構ヤキアミメおるでっ! 早よ釣りや!」 隊長の緩めんお言葉。

こうなりゃトコトンじゃ。
宿も最初に泊まったトコじゃし、もう今日はココで終わりじゃろうし・・・・・・

と、数時間が過ぎていく。

1匹目がやっと釣れた時は震えるほど嬉しかったあ。
何度、岸辺にやってきたキレイなゼフィルス(シジミチョウ)と戯れようとしたことだろう。
何度、胴長はいてまだ見たことのない底魚を追おうと悩んだことだろう。
貫き通した自分をほめてやりたかったね。

不思議なもので、1匹釣れると2匹目はアッケなく釣れるもんである。

(お気楽に釣った2匹目)

しかも、コイツの方がキレイなのだ。
でも、感激は薄い。

初恋が美しく思える原理と一緒なのかもしれない。

まあいい。ココの目標は達成したぞお!

さておき、このブログを書いてる今日(10月28日・土)が丸1年。
365日目なのである。
このブログを含めて365回書いてきた。
1日1回の割合になるように最後は調整もした。
1人で手探りで始めたこのブログ。
やってくうちに魚や釣りや自然の好きな方々とドンドンつながるものと思ってた。
各地域のいろんなウオマニアと仲良くなると信じてた。
甘いよね。
未だにコメントもたまにポツリといただいて大喜びしてる有様。
それでも丸1年続けられたのだから、きっと選んだテーマが自分でも楽しかったんだろう。

なんせ、小さい頃から半世紀、日記は1週間も持たずに閉じてきたヤツなのだ。
「どうせ続かんよ。最初楽しくてドンドン書いててもすぐ閉じるヤツ多いで」とも言われた。

ともあれ、とりあえず1年間続いたからね。
本人が一番驚くわな。
ま、これからもボチボチと続けるので、おつきあいのほどよろしくお願いします、なのであった。

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