私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

タイリクバラタナゴの稚魚ばかり・・・

2018-06-05 22:45:18 | 淡水釣り
2018年6月5日(火)

タイリクバラタナゴの稚魚ばかりになっていた。


タイリクバラタナゴは中国揚子江水系からから持ち込まれた外来種。
私の住む街ではおそらく食用や池の水草の処理のために移入されたソウギョなどの種苗に混入したと考えられる。


日本固有の亜種ニッポンバラタナゴと容易に交雑する。
交雑しながら次第に置き換わっていくために、私の街には純粋なニッポンバラタナゴはすでにいない。
きれいなので飼育する人もいるし、ペットショップでも安く売っている。
飼うのもいいケド、
環境省の生態系被害防止外来種リストのうちの
「重点対策外来種」であることや放流はいけないことくらいは知っておきたい。

今日は近くの用水路の観察に。
昨年まではヤリタナゴ・カネヒラなどのタナゴ類もたくさんいた水路へ。

確認のため、黄身ねり・ミミズをエサに竿を出す。

しばらくの後、ギンブナ(今はフナ類と呼ぶほうが正しいらしい)が1尾。


水路の端から端までずいぶん歩いた。
歩きながら稚魚を観察し、水槽用の小網ですくった。

ここも在来タナゴ類⇒タイリクバラタナゴばかり、そして魚がいなくなるパターンになるんだろうな。
30年間でいくつもの水路で、このパターンを見てきたもんなあ。

壁面にスクミリンゴガイの卵塊がそこらかしこに・・・


これまた、日本の侵略的外来種ワースト100、世界の侵略的外来種ワースト100の巻貝。


生き物に罪はない、人間の営みもやむを得ない大きな流れがある。
だからこそ、「自分が何を選び、どう生きるのか?」が問われてるような気がした。
コメント (2)
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