私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

9/28 釣果まとめ

2020-09-30 12:51:22 | 海釣り
2020年9月30日(水)

兄貴がニシキハゼを釣った日の釣果をまとめとく。

2人とも釣った魚は

カサゴ 10匹程度


クサフグ 2匹


兄貴だけが釣った魚が

ヒガンフグ 1匹


シロメバル 1匹


シロギス 1匹


マアジ 1匹


私だけが釣った魚は

ダイナンギンポ 1匹


コモンフグ 1匹


マダイ 1匹


と・・・な、なんと・・・

キリンアナハゼの若魚ではないかっ!


釣ったときはアサヒアナハゼとばかり思い込んでたけど
こうして釣果を整理してみるもんだねえ~!

側線部の白斑前後の黒点(赤線で囲んでる)や下あご裏側の模様が、キリンアナハゼに合致するもん!


ほぼ同じサイズのアサヒアナハゼ若魚と比べてみれば




ほらね!
アサヒアナハゼの黒点は黒線といっていいくらいに不規則なのに
キリンアナハゼの黒点は前後にきちんと並んでる。

アサヒアナハゼの下あご裏側はしっかり模様があるのに
キリンアナハゼの下あご裏側にはうっすらとしか模様が見えない。

キリンアナハゼは、大きい成魚サイズをかみさんが釣っただけ。
なので、今回あらためて撮影した記録を残しておこっと!

ワーイワーイ!

ちなみに、他の釣り人さんたちは、波止の先端近くで

エソや


マアジ・マサバ・サヨリ・マダイ・キュウセンなどを釣っておられた。

私らのタナゴ竿・ワカサギ仕掛けの釣果とは大違いなのであった。

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あらためてニシキハゼ(釣査257種目)

2020-09-29 18:03:12 | 海水魚
2020年9月29日(火)

あらためてニシキハゼである。


昨日のこと、こんな波止の足元で


180cmリール竿でワカサギ7本針仕掛けにエビやゴカイをチマチマつけ
広島西支部長である兄貴が釣った。


とはいえ、現場で確認した他者がいないことにはルール上正式に新たに釣った種類として簡単に増やすことはできんな。

『タナゴ竿・仕掛けに準じて釣る』というドン・キホーテの剣みたいな釣りは極めて厳しいルールで・・・・・・


「お前がおったやないかいっ!」

ワハハハハ・・・そうそう、私がいたのをすっかり忘れとった!
昨日、所用ついでに兄貴と釣りをして、帰った後書くのがめんどくさかったんである。

だって、あまりに「ひょい!」って釣るんだもん!
悔しいではないか!


口だけをもって、傷めぬように針をはずし、黒バケツに入れ、落ち着かせる。

が、撮影ケースに移すとあばれるあばれる。


何度も何度も飛び出すうちに、魚体が黒ずんでくる。


その度ごとに黒バケツへと戻すのだが・・・


何度ケースをきれいにふいても、塩水の跡が残ってしまう。
きれいに撮影してやりたいんだけどなあ。

それにしても、この水深の浅さで釣るかね~?

何せ、10代の頃一度キスねらいの投げ釣りで1匹釣って以来、半世紀ぶりのご対面なのだ。

「この体色変化や顔つき・体表面・・・チャガラ一派に似とるな」
ビンゴだった!

同じキヌバリ属の仲間だった。
日本近海に4種いて、いずれも広く分布してるのだが

やや南方よりのチャガラ

「最初に釣ったんは私じゃけえね」と、かみさんがうるさいうるさい。

同じく南方よりのキヌバリ


そして、これら2種よりも深場に生息するのが今回のニシキハゼ


兄貴によるスマホ撮影、尻ビレをきれいに広げてるね。

もう1種がリュウグウハゼなのだが、釣ったことも見たこともない。
ほぼ日本全国にいるはずなのだが、ネット上にアップされてる釣り情報はほぼ関東以北。
少し北方よりなのかもしれない。
四国で釣ったという画像もトラギスとの勘違いみたいだし。

一応、食べておいしい魚だそうだが・・・基本、元気な魚はそっと逃がすことにしてるからね。

話を戻そう。

釣り人たちが通りかかる。
「あ、きれいなギザミ(キュウセンの方言)ですね!」
「いえ、こいつニシキハゼというハゼの仲間なんです」
「へえ~っ!初めてみた~っ!きれいやね~っ!」

この波止で声かけられた常連さんたち、全員釣ったことのない魚とのこと、よかったね兄貴!

会話が進むうちに
「お兄さんが釣り担当で、おじさんは撮影記録係なんですか?」などと・・・

ちゃうわいっ!

兄貴と来るとこれだから困る。

前も、「しっかり見といて!」って言って準備してた間に、ターゲットのサビハゼを勝手に釣り


エサをつける準備してる間に、クツワハゼを釣り


今回は、ワカサギ仕掛けを落として上げるまでの数秒間、神業の一部始終を見届けさせてもらったよ!

ちっくしょ~っ!

あ、いかん! カープが始まる。
打倒菅野ぢゃっ!

この日釣れた他の魚たちは、また明日!
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ニシキハゼ(釣査257種目):広島西支部長緊急報告!

2020-09-28 18:26:15 | 海水魚
2020年9月28日(月)

ニシキハゼ


私魚人グループ広島西支部長(兄貴)からの緊急報告なのである。

ワカサギ7本バリ仕掛けを堤防の足元に沈めて釣ったという。
ならばタナゴ竿・仕掛けによる釣り方に準じてるから257種目だ。

うれしい報告なのだが、なぜかくやしい! 悔しいぞ!

ま、再確認してから、明日、あらためて書こう。

なぜなら広島カープの試合が始まってるからな!

コメント (2)
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「やまごん」探索隊?後編:岩屋権現&サカハチチョウ

2020-09-27 17:21:50 | 自然
2020年9月27日(日)

今日は「水辺の生き物調査」のボランティア。
採集した魚たちの同定(判別)の係。

一昨年は、西日本豪雨で中止となり・・・他のグループにもぐりこみ👇
水の生き物観察会と西日本豪雨の爪痕

去年は、のほほんと出かけたら、いきなり檀上へ👇
『水辺の生き物調査』ボランティア悲喜こもごも

なので、今年は裏方を強く強く嘆願して、お代官様に許してもろたからね~。

はよ帰れるし、むっちゃラッキーなこともあったし・・・

その話は、またいずれ書くとして・・・

さて、9月23日のこと、「やまごん」探索隊隊長の私は、即座に決断した!

「やまごんが類人猿や猿人であるならば、昼間の行動は避けるのではないか?」
「ねぐらにしてる場所があるのではないか?」
「ならば、近くの岩屋権現があやしい・・・」

さっそく車で5分、その後の急坂徒歩10分の岩屋権現へ向かった。

着いた!(はしょるぞ~)

権現さんの看板


要は、凝灰れき岩の上に巨大石灰岩があって、下部がもろいから穴が開き、鍾乳石もできちゃったってことだな?

と、隊員のかみさん、穴の奥へ奥へと探索に向かうではないか!
何と勇気のあるお方だ。
隊長の命令の間もあたえず、自己責任で「やまごん」に立ち向かうつもりだ。(まさかですケド、本気読んだらあきませんで!)


あわてて後を追う。

フローストーン(流華石)だ。



洞窟の壁に沿って流下し壁を覆うように沈着した石灰石だ。

小さな鍾乳石もぶらさがってる。


一般に、常に流下してる場合100年で1cmというから、雨の少ないこの地域では数百年はたっているなあ。

「やまごん」はいなかった。(当たり前じゃケド)

ただ、奥の奥までもぐりこんでいるのかもしれない。
他の地域へと移動したのかもしれない。

探索を断念し、帰路につく。
登ってきた道は急坂だと、反対の緩やかな道を選ぶ。

サカハチチョウ夏型だあ~っ!


いやあ、この道、大正解!


でもね、喜びもつかの間、車まで遠くて遠くて・・・
途中何度も下ったり登ったり・・・

サカハチチョウに出会ったから坂八町(さかはっちょう)なのに、坂八十町の倍は優に越えてたぞ!(オッサンこのシャレが言いたくて)
(1町≒109m)

さてさて、「やまごん」のこと、帰宅後調べてみた。

1970年、旧比婆郡西城町で目撃され、地方新聞ざたになり
以後、次々と目撃者が現れ、写真まで撮られ、全国紙にものり
まんじゅうその他さまざまなお土産も売られるようになったのが「ヒバゴン」

その後、1980年、福山市山野町に現れたのが「やまごん」


わずか2年後の1982年、三原市久井町に現れたのが「くいごん」

これらは、同一の未確認動物だというもっともらしい話もあるにはあるが・・・

ま、これらの話はね・・・

タンスに現れたら・・・「タンスにゴン」か?
権太坂に現れたら・・・「ゴンゴン」か?

町おこしにうまくつながったのは、西城町などの比婆連峰周辺の町々かな?
お、府中市上下町 のツチノコ発見「賞金300万円」もすてがたいな?

かくして、「やまごん」探索隊は隊長の心の中だけで結成され、静かに解散したのであった。

追記:かみさんが会でほめられた俳句を掲載許可の下
やまごんの出没の碑や木の実降る
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「やまごん」探索隊:前編

2020-09-26 09:52:57 | 自然
2020年9月26日(土)

まず、すっかり忘れてたこと。
昨日は、私の俳人(?)デビュー1周年記念日だった!

その時の記事👇
『句会ライブ』参戦記!:疲労困憊本番編

話は突然変わる。

『やまごん出没の地点』の碑


なんだ?なんだ? やまごんってなんだ?
突然私たちの前に現れたこの碑。
この町にすんで30余年、こんなもん知らんぞ?

話はさかのぼる。

9月22日、友と藻場の生き物調べに出かけた帰り道。
フジバカマにアサギマダラがやってきてはいないかと気になって立ち寄ったら・・・

白いヒガンバナ。ポツンと芝生に・・・


9月23日、その写真を見たかみさんが
「私もヒガンバナが見たい。俳句にしてみたい」と、間違いなく咲いてるだろう地域へ向かう。

ほら、ヒガンバナの花芽


ほら、ヒガンバナの花


花芽はたった1日で開花するみたい。

もう稲刈りが始まってたことや、畔のコンクリート化が進んだせいか
田んぼの畔に赤いヒガンバナの列、という私の心象風景はなくなってるんだなあ。
農家さんには、モグラ対策にと植えられた畔よりコンクリの方が便利だもんなあ。

今、私の町では河原の土手や休耕地や荒れ地に咲く花なのだと知る。

と、ついでに滝を見に行こうとして、滝への散策通行止め。

仕方なく戻ろうとして、この碑に出くわしたのであった。

思えば、不思議なことがいくつもあった。

下界ではすっかり見あたらなくなったヒメコブオトシブミがまだ生き残ってた。


それだけではない。

上翅後部に赤いまだら模様の出たヤツもいた。


やまごんがどんな生き物かは知らないが、何かしらのエネルギーをもつにちがいない!

足元に、つぶれたミンミンゼミ!
その時は、気にせず「可哀想に・・・」と木にひっかけて・・・


うわあっ!
人っ子一人いない山道ぞおっ!
あれは、きっとやまごんが踏みつぶしたのか、かみさんか私だ!

木の根の洞に、怪しい生き物の目が光った!


お前が・・・やまごん?
木の枝でほじくり出すことに・・・

どっひゃあ~っ!
おそろしく跳んだぞおっ!

なんだよ、カジカガエルではないか!

かくして、私はやまごんが何であるかも知らぬまま
急きょ「やまごん探索隊」を結成し、探索の継続を決意したのであった。

隊長は私、隊員はかみさん。
ただし、かみさんは隊員であることをまだ知らない。 続く
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